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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

続、『ヤマトンチュの大罪―日米安保の死角を撃つ!!』

 前回の小川和久著 『ヤマトンチュの大罪―日米安保の死角を撃つ!!』―の続きになります。

 韓国・比などの基地は脅威対処型の基地にすぎない。日本は戦略的根拠地で次元が違う。脅威がなくなれば実際そうなった比のように、朝鮮の米軍もなくなる。しかし日本のような戦略的重要地はむしろ増強される。今後もなくなることはない。燃料・補給などロジスティクスの観点からその重要性は言うまでもない。湾岸戦争ロジスティクスを担った戦略的根拠地だった日本の重要性は、約7万人送り込んだ英と比べて、どう低く見積もっても英の3~5倍に相当する。それくらい後方支援という任務は重要。無知だからこそ日本は貢献していないという声を真に受けてしまう。数々の文献に日本の貢献が記されていないのは、国防総省の公式記録に記されていないが故とも言える。「日本外し」で意図的に書かなかったのか、日本の軍事的貢献を取り上げないでほしいという日本政府との談合の結果なのか記されていない。議会が税金の使い道をきっちり調査するという感覚から突っ込んで調べていれば、こんなことにはならなかっただろう。これも民主主義機能不全の結果。湾岸戦争は第二の敗戦である。

 米のチャーマーズ・ジョンソンなどリビジョニストは日本の安保タダ乗りを主張する。これは自衛隊が米を守っているということを理解していないが故*1。米を敵に回すのは日本も敵に回すこと、抑止のハードルを上げることを理解していないが故。
 自衛隊の空軍は世界第15位程度だが、そのアンバランスな戦力で米軍基地を攻撃するリスクを高めている。空軍力を図るものとして敵国を爆撃する能力、制空権を取る能力と並んで敵を自国に侵入させない要撃戦闘能力・要撃密度がある。日本のその能力はイスラエル・米に並んで三位。海軍も対潜水艦戦(ASW)に特化している。掃海能力が世界一で肝心の攻撃的戦力が抜け落ちている。これもシーレーン・米の戦略ルートを守ることを念頭に置いているため。

 防衛予算と基地予算、あわせて約5兆で米の戦略的根拠地を支えている日本が最も双務性が高い国であることは論をまたない。西太平洋からインド洋の戦略分担比率は米6:日4になる。外務省北米局の高官が「でたらめ言ったら困る。横須賀はスービックの50分の1程度の役割でしかない。日本から撤退することはあっても比から撤退することはない」と言った。根拠を尋ねたら米がそう説明しているからとのこと、現地に足を運んでいなければ国防総省の公式資料に基づいたものでもなかったという…。米の政府の当局者と安保の確認作業をする機会があったのでそのことを尋ねた。やはり予算は二次的なもので戦略上の重要性が第一だと認識していたとのこと。

 このような戦略的重要な要衝から撤退はありえない。セキュリティー・バキューム(力の真空)はありえない。ビンのキャップ論・日本の軍国主義が復活するというのも歪な軍隊の戦力を見ればありえないことは一目瞭然。むしろそのように撤退をちらつかせて米の駐留を望む声を上げさせるのが目的。ベトナム戦争後のカーター政権の撤退論で韓国のみならずアジア諸国から駐留維持を望む声を引き出したのがいい例。むしろこのような論にデータなど示してきっちり反論できない日本の問題。

 95年、仏・中が核武装に踏み切ったのは核=政治力の裏付けがあるから。88年、印は核武装を関係国に通達した。翌年中国は印のラジブ・ガンジー首相を招待し歴史的和解に踏み切った。政治的価値・効力がある以上核武装の誘惑は常に付きまとう。その国が米にとって核を持って良いか悪いかで「良い核」か「悪い核」か判定される。米にとってインド・パキスタンイスラエルは「良い核」イラク北朝鮮リビアは「悪い核」。ソ連にとってはこの良し悪しが逆になり、ソ連にとっての「悪い核」の国々をなんとかして味方に引き込みたい。「良い核」にしたいという外交が行われた。

 平和主義・非核政策を外交に掲げる日本は一時的でも国交を断絶して強い抗議をするべきであった(それ自体に疑問はないが、断絶後どういう風に国交回復をするのか、振り上げた拳をきちんと降ろさせる、着地させる方法はいかようなものなのだろうか?)。豪・NZと核実験を非難してきたのにもかかわらず、仏に常任理事国入りを求めて特使を送った。外交的誤りである。

 仏国民に訴えかけるのに仏製品不買運動のようなものはあまり効果的ではない。それで倒産企業でも出そうものなら逆効果、相互の友好を損なうだけに終わる。新進党の意見広告「核実験が最初に破壊するのは仏への信頼である」という大国のプライドをくすぐるのはセンス抜群。中国に対しても友人としての相手を思った忠告でない限り、このような抗議は効果を発揮しない。危機管理の基本は人を見て法を説く事、国際関係でも同じ。

 日米安保の根本的認識を誤っている指導層。朝鮮国連軍という認識の欠如。核開発疑惑についての安保理での経済制裁。中露は積極的ではない。韓日米で安保理を回避して独自制裁は可能。効果を発揮しなければ、次の段階として軍事制裁の性格を含む海上封鎖になる。そうなるとPNR(引き返し不可能地点)になる危険性をはらむ。海上封鎖からそれをかいくぐろうとする北の艦艇との小競り合いが実戦にエスカレートする可能性がある。軍事制裁となると安保理決議が必要になるため、強力な経済制裁は出来ない。

 半島での有事には国連安保理決議がいる。日米安保条約と米韓相互防衛条約には国連安保理の決議が必要という歯止めがかけられている。在日・在韓米軍は「国連軍基地」として位置づけられており、8カ国からなる朝鮮国連軍の合同会議は形骸化したとは言え現在でも存在している。国連地位協定5条2項には、日本国内の基地を朝鮮国連軍が使用することが明記されている。そして24条・25条には国連軍が撤退しない限り、在日米軍基地の朝鮮国連軍としての基地という性格は消えないことになっている。安保条約6条で米軍の基地の使用を認めているものの、1条で国連憲章に定めるところという国連の歯止めがかかっていることがわかる。国連憲章のほうが日米安保よりも優先する構造になっている。だから沖縄のホワイトビーチには日章旗星条旗と並んで国連旗がある。米韓相互防衛条約があろうと、国連軍の性格を持つ在日米軍基地を(注:安保理決議抜きで)半島有事に使用することは不可能。

 社会の官僚化による民主主義の不在。米では一人平均40人いる政策秘書。議員に年40万ドルの手当がある。だから優秀なブレーンに支えられた有力な議員は政策を立案でき、一人で政府の方針をひっくり返すことも可能。また会計検査院のようなチェック機能、ジャーナリスト・シンクタンク・アカデミズムなどの問題の指摘。軍事問題に精通した人物が足りない。

 最後に氏による「平和国家モデル」の提唱がある。歴史認識に基づく戦後処理、南京のような賠償に踏み込むことで信頼醸成をするというプランがあるが、それ自体は賛成するものの、しっかり賠償しても信頼醸成・日本の不信感といったものが解決されるとは思わない。中韓のそれは日本の対応のまずさというより、彼らの自身に内在する問題だから。また相互原則、日本が賠償するのは同じように自国の罪・戦争犯罪に向き合う国に限定するという歯止めが必要だろう。

 凶状持ちであるから信頼回復は難しいとあるが、他国の実利などを無視した視点のような気がする。勿論この時点ではこの見方で対して問題はないのだろうけど。中国の台頭で日本のプレゼンスが求められるようになったように、彼ら自身の国益によって日本への見方は変わるに決まっている。ものの見方が日本中心主義的にすぎるのではないか?まあ本のテーマからそうなるのも致し方ないのだろうけど、もっと「平和国家」がいかに日本の戦略としてふさわしいのか、実利をあげられるのかという話が欲しかったかも。
 1996年という時代的制約があれど、今に通じる論理があるので非常に興味深い本でしたな。続き読もうと思って12月くらいから続き全然読んでないなぁ…。そういえば(^ ^;)。

*1:流石、小川氏自衛隊は本質的には「米」衛隊であるということをよくご存知ですね

小川和久著 『ヤマトンチュの大罪―日米安保の死角を撃つ!!』

 そういえば、読んでつぶやこうと思っていてつぶやいていなかった小川和久さんの本を読んだ話を。最近つぶやいても別に反応ないし、めんどくさいからまあいいかなとツイッターで感想をつぶやくこともなくなりましたね。

 あと、芸能ネタ幸福の科学清水富美加さんの話や、金正男暗殺の話やら、「親共左翼」「反共右翼」の話を書かないとね。漫画ネタも書いてないし、ポイントサイトの話もまだ。自作PCのラスト編はいつになることやら(笑)。野球の話も開幕までに終わるか怪しいし大変だこりゃ。

ヤマトンチュの大罪―日米安保の死角を撃つ!!/小学館

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 昔の本で今と事情が異なるところもありますが、昔の本であっても読む価値がありますね。小川さんはツイッターで知って以前から読んでみたいと思ってたので、図書館にあったのを借りてきました。古いものから順に読みつくそうと思ってます。

 ヤマトンチュの大罪。沖縄に日米安保のツケを押し付けてきた罪、日本の国際的評価を下げた罪、平和主義を貫けなかった罪の3つの罪があるという。

 沖縄少女暴行事件で17条C項が不平等条約だという声が上がった。しかし当然米にも主権国家(国民国家)として自国民保護の義務がある。よほど確実にならない限り引き渡せない、その調査に時間をかけるのは当然。仮に条文が日本に引き渡すというものに文面が変わっても大きく変わることは考えられない。対等に近い条約にして日本の警察が友好的な通報によって基地内でも自由に取り調べが出来るというふうに変えるのが筋。
 そもそも安保とは主体的な選択によってなされるものなのだから、不断に自分たちに有利なように交渉すべき。それを怠ってきたツケが今回の事件。米政府には沖縄と日本が区別されている。そういう不平等を是正してこなかったからこそこういうことになった。

 英では、一歩基地の外を出た米兵の犯罪は英の法律が適用される。独の場合は、ボン協定で好意的な配慮を払うと明記されている。韓国の場合は日本よりもひどく、米が裁判を行い、場合によっては強制終了もあるとなっている。

 日米安保で基地を駐留させている以上ある程度特別な配慮がされるのは当たり前。なんでもかんでも不平等条約というふうに被害者心理で捉えるべきではない。なにが占領状態を引きずったものなのか、きちんと区別して論じるべき。例えば基地の取材で米だけでなく日本の許可が必要とされなくてはならない。韓国はそうなっているが沖縄ではそうなっていない。韓国の基地は反米感情を煽らないようにペイントなども控えめだが、沖縄は米と同じ華やかさがある。韓国も比もその軍隊が基地を警備して、内部は米の憲兵がという形になっているが、日本は一切米がやっている。これでは米本土と同じ。西独国営放送のクルーが、当時の独の規模のほうが基地の規模が大きかったのにも関わらず取材をして、これでは占領状態ではないかと言ったのも宜なるかな。

 日米安保の交渉の欠如として事前協議を要請してこなかったことがある。配置・装備の重要な変更、戦闘作戦行動において日本の基地を使用する場合事前協議が必要となるとある。日米間の事前協議に関する交換公文には米から出来るとあるだけで、日本から事前協議を求められるとは書いていない。事前協議ができるように交渉すべきなのに、こんな重要な問題をこれまで提起してこなかった。イランの大使館人質事件で日本の基地からヘリを使用したのが明らかだったのにも関わらず、外務省は抗議しなかった。湾岸戦争で空母ミッドウェーが投入された時も、途中寄港地を目的地と好意的に解釈して事前協議の対象とはならないと好意的に解釈する有様…。

 3つの選択肢、日米安保破棄、沖縄の分離独立、そして有事駐留という負担軽減策があるという。嘉手納基地の民間航空化でアジアのハブとして経済を活性化させる。関連して那覇空港自衛隊と米軍で共用する。空港を拡張してこれで普天間も解決と。那覇基地へ一部移して、大部分は千歳基地に移すべきと。

 個人的にはODAなど援助とセットで海外基地移転を図ってもいいと思うが、他国への押しつけはイメージダウンに繋がるので、米領域内への移転でとおすべきと。軍事的知識を無視したような馬鹿な反論が多々あるが、本当にバカなのか、米流の交渉上のテクニックなのか、利権を守ろうとする一派によるものなのか、どれだろうか?その全てかも知れないが。

 有事駐留で抑止力の低下というのは当たらない。台湾の防衛能力から現中国軍が上陸制圧することは不可能。有事駐留で米が介入する可能性だけで十分抑止力は機能する。半島・北に対しても同じ。古い兵器で性能的に劣るし、岩国基地の部隊がもともと半島情勢から作られたように約40分で38度線まで到達できることは変わらない。米韓と北の戦力差は10対1とも15対1とも言われている。これで北が開戦することはありえない。湾岸戦争でその効果を発揮したトマホーク型巡航ミサイル在日米軍基地に配備されており抑止力が低下するわけがない。朝鮮戦争は38度線の防衛が殆どなされていなかったので起こったこと、現在の防衛体制では北が正面突破することは難しい。ありうるのは10万人の特殊部隊による後方撹乱。米韓日の基地を急襲して、航空戦力を機能不全に陥れること。また同じ民族の韓国軍になりすますこと。これをやられると基地の家族や韓国民衆を人質に取られるリスクがある。ただこれは抑止云々とは別の話で、韓国が民政の安定に力を入れることで防止すべき次元の話で関係がない。故に北朝鮮の脅威があると言ったナイ国防次官補の反論は全くのナンセンス。*1
 韓国において民政の不安が最大の軍事リスクということを考えると、昨今の国内情勢は北に付け入る隙を与えているということですね。軍事費じゃなく福祉や教育に回せという当たり前のこと、本来我々が北に言うべきことが日米韓に跳ね返ってくるとはね…。

 外務省に存在する安全保障課は米の言うことを聞くだけになっており、高度な専門知識を持っている人物がいるほうが珍しい。防衛庁自衛隊でも同じ、陸上幕僚監部調査第2課にソ連を研究するセクションはあっても米を研究する班はなかった。同じく日米共同訓練を担当するセクションがあっても、米の戦略戦術面の研究をするものはない。こういうお寒い状況だからこそ片務性という安保感の錯覚が起こる。

 そもそも超大国米と対等な同盟を結べる国などありはしない。どの国だって片務的にならざるをえない。そのなかでどうやって双務性を高めるかという問題になる。
 米は世界中で同盟を結んでいる。その米と同盟を結ぶ以上集団的自衛権の行使は避けられない。憲法を変えるか日米安保を止めるかのどちらかしかない。同じく非核三原則も米が核を持ち込んでいる以上成立しないはず。米が親告しない以上持ち込んでいないとみなすという例の事前協議の発想で解釈している。
 陸海空軍・海兵隊4軍を横並びと理解するのは誤り。国家によって軍隊の重要性は変わる。共産党が巨大な陸軍を持っているのは「党を守るための暴力装置」だから。インドネシアも本来なら島嶼国家として海軍に力を入れるはずだが、国の防衛よりも治安維持のために陸軍に力を入れている。海洋国家の米は海軍・海兵隊に最も力を入れている。任務担当区域も広い。それについで、空軍が「戦域空軍」を担当して陸軍は最も狭い「地域陸軍」という性格を持つ。
 
 「極東」という地域に限ろうとしているから、第7艦隊など地球の半分を担当しているものを無理やり在日米軍ではないという解釈をして整合性をつけている。沖縄と山口にいる海兵隊も同じ、ハワイに一部常駐させているだけで、結局日本の海軍・海兵隊が世界戦略の重要な役割を果たしていることに変わりはない。専守防衛という思想も誤りがある。本来防衛は相手に攻撃の意図があると察知した瞬間にこちらが先制するものだから。
 専守防衛、対日不信感をかわそうとする不純な動機という話がありまして、それゆえに信頼回復できていないという話がありますが、この時期だけなんでしょうかね?関係ないと思いますけどね。軍事と対日不信云々、アジア諸国中韓を含んでいるが故なのかな?まあ冷戦直後で、いよいよ日本が東ア一帯に進出する・米に変わって力の真空を埋めるのでは?という背景がありましたので、そういう時代特有の論理だと思うのですけどね。小川さんは平和ボケ・米依存論理に厳しいので日本の論理をまるまる一括して批判する傾向があるということかもしれませんね。対日不信云々は日本側にのみ問題がある話ではないので、これはちょっとピントがズレた指摘に思えますね。まあ、だからといって間違いだというわけでもないですが。
 
  微妙に長いので分割します。更新もろくに出来ないので少しでも更新日数を稼ぐために今後はどんどん分割していきましょう。分割アクセス稼ぎ詐欺ですね(笑)。せっかくなので、引きとしての煽り文句を書いておきましょうか。日本の基地は根本的に他の基地とは異なる。米は日本の基地からだけは撤退をするということは出来ない。つまりトランプの撤退論というのは根本的に戦略を理解していない虚妄に基づく発言である。では、なぜ日本の基地は他と異なる重要な戦略的価値を持つのか!知りたい方は続きをご覧あれ!
 続き→
続、『ヤマトンチュの大罪―日米安保の死角を撃つ!!』

*1:以前から気になってましたが、小川さんはナイ発言・論理をよく否定していますね。ナイがそういう無知な人間ということか、交渉上平気で嘘をつくいつもの米タイプのやり方をするという人間なのか。どちらでしょうか?

続々Tポイントの話④ ポイントサービスから派生した動画配信サイトの話

 

 もとは二本の記事でしたが分割して計4本になりました。②なんか完全に年寄りの小言ですけどね(笑)。ニュースチェックしてたら、ああこういう話もあるのか書いておこうとか、ああ、この話忘れてたと追記しまくってたらどこが最初に書いてあったものかわからなくなるくらい追記しましたね。これくらい追記したのは多分初めてかも?読む人がいるとは思えない雑感をこんなに書いてどうするのか?そんな暇あるなら溜まってるストックを消化しろよという話ですね。

 ③のところで書いてあった動画配信サービスに関するところを抜き取って分割単独化して編集しました。文量ちょうど半分にしたかったのですが、そうすると所々追記したせいで整合性が取れないので、動画配信に関する話だけこちらに移しました。ちょっとキリが悪いけどまあ仕方ない。一度書いた文章に思いつきで文章挿入していくと前後のつながり、全体のバランス・整合性取るのが大変ですね。いや~疲れた。読む人がいるかどうかわからないけどとりあえず再編集して公開です。前回の【ゲオとauは手を組まないのか?】という所から分割しています。

 auはビデオパス*1という動画配信サービスをやっているんですね。ドコモが手がけているdtvもそうですけど、全く聞かないですね。まあ利用する気がないだけなので、個人的に知らないだけかもしれませんが*2ソフトバンクは最近ネットフィリックスの買収が話題になったので、知っていましたが、日本だけが対象ではない会社ですよね。世界でも日本でも収益を挙げられれば良いですけど、ちゃんと上手いこといっているのでしょうか?

■有料動画配信の話
 動画配信を行っているところはあとはHuluやU-NEXT、アマゾンプライムにTSUTAYA楽天ショウタイムといったところでしょうか?LINEも動画配信を行っているようですね。有料で一番収益を上げているのはどこなのでしょうか?疎くていまいちよく分かりませんね。ああ、そうそう前回Tポイントくじがめっちゃ当たったよという話をしたGyaoは昔から有名だと個人的には思ってますが、実際のところはどうなんでしょうか?何かのアンケートで動画配信サービスを有料利用したことのある比率は15%程度という数字を見たことがあります。有料動画に金を払って視聴するというスタイルが一般化するにはまだまだ時間がかかりそう。というか、あまり一般的にならないかもしれませんね。

 Amebaアベマtvという動画サービスを最近はじめましたが、動画配信が今後重要になるという認識が多くの企業に共有されているということですね。アベマの場合は独自コンテンツ・キャスターやタレントを輩出するというビジョンもあるのでしょうか。地上波テレビよりも力を持つようになるとかなり面白いんですけどね。ソフトバンク楽天なんかが、同じくソフトバンクTVとか新聞とかやりだしたら面白いですけどね。特にソフトバンクは大学もやってますし、ソフトバンクなら何やってもおかしくないですよね。

 ニコニコも最近プレミアム会員が減少などというニュースが話題になりました。そのため昔ドットマネーのサービスであったプレミアム会員登録で1080円還元、登録するだけでタダどころかお金を払うということまでやってますね(ちなみにニコニコの有料会員は一ヶ月540円(税込)ですね。さっきみたらアプリからの登録だと1440円還元みたいですね)。

著作権物ではないアマチュアによるオリジナルコンテンツという強み
 有料で動画を見るというスタイルが根付くのか?というのは違法視聴サイトの蔓延、見ようと思えばいくらでもタダで見ることが出来るものがあるという話だけでなく、ニコニコ動画にあるようなMADだったり、ネタ動画・ゲーム実況という素人動画の需要があること。Youtuberなんていう言葉があるように、プロが作るドラマ・アニメなどのコンテンツ以外にもアマチュアコンテンツを視聴したいというニーズが有ること*3

 ニコニコやYoutubeはそういうオリジナルコンテンツを確保している。それを目当てに入ってきたユーザーがそのまま課金コンテンツを利用するという傾向はあるでしょうね。たくさんある動画サイトから一度選んだら、料金に差がある=ソッチのほうが安いとか、そこでしか見られないアニメやドラマがあるとかでもない限り、わざわざめんどくさいアカウント登録・支払手続きなどしないでしょうからね。Youtubeは課金コンテンツあったかな?と思って今チェックしたら、一応課金コンテンツあるようです。しかし、課金コンテンツが充実している感じはないですね。海外コンテンツはどうなのか知りませんけど。

■無料動画配信サイトの広告問題
 そうそうYoutubeといえば、最近KKKとかレイシスト、過激思想の動画の広告に世界的大企業のCMが流れてしまっている≒事実上のスポンサーになってしまっている!と話題になりましたね(参照―*4https://www.nna.jp/news/show/1586059)。たしか日本でもトヨタかなんかのCMが流れて、ほっとくと下手したら反ユダヤ主義団体を支援した!なんて叩かれて大変なことになるという話、ネット広告のリスクが高まっているという話を聞いたことがありますが、きちんと対応できているのでしょうか?エロサイトで大企業の広告が出ているなんてことは珍しくない話ですが、そういうのもそろそろ見かけなくなるということでしょうかね?(もちろん、人づてに聞いた話で体験談ではございませぬ。一応念のために言い訳を(笑) )。Googleもこの件では広告主を怒らせて大変だと、てんやわんやになっているようで、大手広告主にはいつでもこの動画から広告を出さないように出来る権利を与えるという方向に話は進んでいるようですが、それを企業サイドが受け入れてくれるのか?めんどくさいことこの上ないので広告主は、一律怪しいのを禁止してくれと言いかねないですよね。そしてGoogle先生による検閲からの大粛清という話にも繋がりかねない、ちょっと危険な話になりそうな気がしますね。

■動画配信サービスはコンテンツのあり方を配信前提に変えていく
 違法視聴サイトに触れたので、その話題に触れたいと思います。それらをなんとか規制して有料サイトに誘導したいという話になってくるでしょうが、まあ無理ですよね。一度Nosubのような大手サイトが潰れてもまた次の違法視聴サイトが出てくるだけなので。違法視聴サイト以上の価値を動画配信サイトが備えないといけないですよね。

 またコンテンツの著作権関係も今後より一層配信を含めた利用を念頭に置いたものに変わっていくと思います。権利関係が複雑でリメイクできないとか放映できないとか正直もったいない以外の何物でもないですからね。そこら辺法整備して、出演している俳優やら監督やら、権利を持っている人間にいくら配分するとか公正なルールを導入してすぐに権利問題処理できるようにしたほうが良いと思いますね。誰もが満足する基準は作れないでしょうけど、その基準によって業界が長期的に繁栄するということになれば、関係者の誰かが損することになっても最終的には受け入れられる流れになると思います。

 犯罪者になったから出演作が流せないとかそういう変なのもコンテンツ的にはマズイので、そういうのはやめるべきでしょうね。スポンサーが嫌がると言うのなら、アベマのように特定のスポンサーが特定の番組を支持していないという形で無差別に広告流す方式にすれば、あまり問題にはならないと思います。あまり料金・有料に拘らずに半分広告で無料動画をおいて、少しづつ有料会員を獲得していくというやり方のほうが良いかもしれませんね。アベマはまだまだ赤字でしょうけど、他の配信サイトよりも知名度で一歩リードしているのは間違いないでしょうし。

セイの法則が崩壊したコンテンツの氾濫

 また、著作権を守るというのは大事なことですし、異論はないのですが、今は動画を手軽に見れる時代になって本当に漫画やら音楽やら、ドラマ・バラエティやアニメやらいくらでも見るものがあるわけですよね。セイの法則、つまり物を作れば売れるという「需要>供給」の法則がありましたが、今ではコンテンツの供給のほうが上回っている。過去の特撮だったり怪獣モノですら、今の消費者は選択して見ることが出来る。その無限のコンテンツの中からいかに消費者に買ってもらうかというのはかなり重要な視点になると思いますね。まず知られなかったら、それこそ違法視聴・DLすらされないわけですからね。

 Amebaではマンガの一巻目がタダで読めるわけですけど、それもまず最初の一巻を読んでもらって、続きを読みたいという形にしないと売上チャンスを逃してしまうからですね。今の若い漫画家には一巻目はもうタダ・撒き餌として無料で提供するモノ・提供して当たり前という価値観が根付いているのではないでしょうか?

 今ちょっと大きな本屋行くと、マンガの数無茶苦茶ありますからね。一昔前には考えられないくらいのマンガがある。そしてこれはマンガに限った話じゃありませんからね。

 良いとか悪いとか置いといてもうそういう方向に進んでいるわけですね。著作権といえばJASRACの使用料巻き上げ騒動を思い出すわけですけど、変化しつつある社会・著作権の概念の中で、目先の金を取ることしか考えていないというのはかなり恐ろしい話だと思います。まあ、そんな団体に任せておいたらそうなるのは自然の話で、政治家が著作権について立法して変えていかないといけないだけの話なんですけどね。

■動画配信サービスに大事なのは動画+α
 アベマtvの話をしたので思ったことをついでに、最近アベマtvとdtvを利用して思いましたけど、やっぱりコメントが大事なんですよね。動画視聴って、ただ見るだけならテレビでもDVDでも良いわけです。同じ動画を見た他の人がどんなことを感じたかとか、ボケたり内容にツッコミ入れたり、時事ネタ入れたり、一昔前のことをテーマにした作品ならその時代の解説とか、作品の背景の説明とか色々コメントされているのを読むのが楽しいわけですね*5。いくら安かろうとただ、動画を配信しているだけではニコニコ動画のコメントに慣れた世代にはまずウケないだろうと思いましたね。

 アベマtvはアカウントを導入していないのでNG機能がない。本当コメント荒したい放題でひどいですからね。せっかくアニメをネットで共有して見ているのにアラシがいることで台無しになる。コメントを閉じたら価値は半減。自分一人で動画見たって面白くないですし、暇な時にDVDなりストリーミングで見ればいいわけですからね。

■動画配信サイトはコメント機能・倍速機能を導入すべし
 また、Youtubeが動画の再生速度を変えられる倍速機能を導入していて、やるなあと思いましたが、本当この機能は動画サイトにとって命になるでしょうね。ゲームをやらなくなってだいぶ経ちますけど、ゲームは無駄な時間で拘束されてしまうと、もう駄目なんですよね。時間がある子供ならともかく、年取ったらまず時間が取れない。そういう人間が最もポイントになるのは自分が無駄だと思うところをスキップ出来ること。ゲームでも動画でも早送りが出来ないと困る。今なら理解できますが、当時ビデオというものが出てきて爆発的に広まっていったのも社会人の大人がいち早く内容を消化できるからだったんでしょうね。コンテンツを楽しみたいという人が大多数だったのでしょうけど、中には興味がないしたいしてみたいとも思わない。だけど普段一緒に行動している人がそういうものを見ている、あるいはそのグループで流行っていて話題になっている。その話題についていくために見ないといけないという人にとってはビデオで暇な時に見る。ところどころ飛ばしてみるというニーズがあったでしょうからね(普及の要因に天皇陛下崩御でテレビがストップしたことやアダルトビデオ云々がよく言われていますが、こういう要素を無視したらいけないでしょうね)。

■ライトユーザーへの対策は念頭にあるのか?
 dtvを今見ていますけど、倍速再生機能がない・コメント機能がない。これではリピーターになることはないでしょうね。他の動画配信サービスをチェックしたわけではないですが、概ね他のサイトも似た形式になっているのではないでしょうか?これだとなかなか成功する・根付くのは難しいでしょうね。

 (※追記―dtvの無料利用の意味のわかってなさについて、無料期間だけ動画を見るつもりで、無料期間が終わったので解約しようとしたら、火曜はメンテナンス期間で解約できないとか言ってくれちゃいました。問い合わせたら、もしメンテナンス期間中で解約できなかったら料金払えとのこと。期限が火曜じゃなかったのでよかったですけど、もし、登録が一日遅れていて火曜の23:55くらいギリギリまで動画を見て解約しようとしている人がいたら、間違いなく解約できずに追加料金払わされていたでしょうね…。バカだなぁドコモはと思いました。そんなことになったらリピーターが減る。「今月は見るけど、来月はちょっと忙しいから解約して、また再来月から見よう」という人だっているでしょうし、そういう目にあったらまず間違いなくその人はもう二度と利用しなくなっちゃいますよ。何考えてるんですかね。メンテナンス期間で解約できないならアカウント削除しかないんですか?と問い合わせたら「そうだ」とのこと。なんのための無料登録なのかわかってないですね。仗助が「コイツわかってねぇ~」とクラっとくるところですね。)

 あとは動画を見ること自体が好きなコアな層以外の多くのライトユーザー用のサービスですね。彼らはそこまで好きじゃないけど、話のネタとして見ておくという要素がありますから、そういう目的の人にいち早く話題になったものだったり、好きなジャンルを提供できるとか、そういうサービスを充実させることですね。そういったニーズをどこまで把握できているのかなという気はしますね。未だにニコニコなんか倍速機能ないですし、あんまりわかってないんじゃないか?という気がしています。

■視聴端末に配慮した対策を考えるべし
 あとPCで見ているので気にはならないですが、スマホのような小さい画面で見るのって大変ですよね。拙ブログのような無駄な駄文はまずスマホなどでは読まれないでしょう(笑)。スマホとかPSPみたいなサイズで動画を見るのって、オージービーフ・牛肉くらいのサイズの画面でみるわけですよね、電車の中とかでたまに動画見ている人いますけど、傍目で見ていてそこまでして外で見づらい小さな画面から動画見る必要あるのかなぁという気はしますね。コメントが流れる動画ならかなり見づらいはずですよね。

 まあ、若い子は問題ないでしょうが、視力が落ちる世代とかシニアが老眼とかで悩む話を聞くと、そういう層をターゲットにするのはまず無理だろうなという気がします。何時でもどこでも持ち歩いて楽しめるというのが今の動画配信・動画コンテンツのポイントなんでしょうけど、そういう地味な要素を軽視しているといずれ廃れる気がしますね。

 そういえばテレビを見なくなった理由に画面がでかくなりすぎたからという話が最近ありましたね。画面がでかすぎて目が疲れる。デカければ迫力があって集中するかもしれないけど、その分疲れたら見る気がなくなるという視点は確かに一理あって面白いと思いました。見る側にやさしい画面サイズというのは通常のテレビでもスマホでも、もっと重視していいポイントじゃないかと思いますね。長時間見るのに疲れない画面サイズは一体どれくらいが適切なのかという研究をしておいたほうが良いかと思います。

 (※追記2―見やすいサイズの大型スマホについて、もう「超大画面スマホ」が手放せないワケ カーナビやパソコンのサブモニターに使える (日経トレンディネット) - Yahoo!ニュースという記事を読んで、ちょうどここに書いていたことがまさに載っていたので、ああやっぱりこういう商品あるんだなぁと思ったので追記をば。しかし6万5千円ですか。今だと6万切ってますけどね。うーん、どうでしょうね。外出先で持ち歩く、することが多い人にはまあいいのかな。特に電車通学・通勤で一日片道一時間以上はかかる人は、これくらい払っても電車内の時間を有効利用したいと思いそうですしね。

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 確かにデザインカッコイイし、こういうの持ち歩いてたらハイカラですな。25センチ以下が持ち運びできて見やすいという限界のサイズなんでしょうか?また記事内にカーナビはもう必要がない。スマホで事足りると書いてあって、ああそうか。もうカーナビというものだけを買う人も少なくなるのか、と関心したので一応メモ。自動車におまけ的に乗っけておいて買わせるので需要に困らなかったでしょうけど、これからはスマホあるからいらない。その分値引きしてor他のサービス付けてということになるんでしょうかね。)

 スマホなんか契約させれば通信料とれるから、高い端末も安くサービスするなんて言う話を聞きますから、動画を見やすいタブレットとか作ってそれを契約してくれたら格安サービスとかタダとかやっても良いのではないでしょうか?さすがにスマホと違って二年経ったらまず解約されてしまって厳しいかな?動画配信単独でやるのは無理ですかね。ドコモやソフトバンクがパックサービスの一つとしてやるとかかな、あるとしたら。まあスマホの方がおいしいのでわざわざそんなサービスをやることもないのかな。そもそもタブレットスマホの機能が今どれくらいちがうのかもよくわからないからそんなことあれこれ言ってもしょうがないか。スマホユーザーは大画面で見たい時タブレットのようなものに繋いで投影するとかそういうのがあるのかな?テレビとかPCには簡単に繋げられるでしょうけどね。まあタブレット・液晶持ってるならそれで契約するかな、普通は。

 野球ファンは応援するチームの試合を見たいですから、その試合だけでも見たいというニーズがあるので、契約してくれたら二年間試合タダで見れますよとかどうでしょうかね?ソフトバンクだとホークスの試合が見れますけど、そういうサービスは他ではないんでしょうか?

 ミクシィが気がついたらあっという間に坂を転がり落ちるようになって廃れていってしまったという話があったように、ネットサービスは廃れる時はあっという間。ネットサービスというものを手がけている経営者というのは大抵、自分が生まれた頃にはネットが存在しなかった人達ですよね。dtvはドコモ系ということくらいで特に調べてないからアレですけど、ああいう大企業が動画配信サービスという一分野にすぎないものでも、若手を抜擢してユーザーのニーズに敏感な体制を築くというのは考えにくいですよね。己も最近の若者のニーズがわかるかと言われると微妙で、それを上の世代の人がちゃんと追えているのかと言われるとかなり難しいのでは?と思いますね。

 まあ、そんな動画配信について思ったことをダラダラ書いてみました。またダラダラ追記してたら、文量がいつもと同じくらいになりましたな。アホですな。

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YouTuberTV 日本のYouTuberTOP40 +α

*1:ビデオパス|au公式|映画・ドラマ・アニメが見放題!月額562円(税抜)動画配信サービス

*2:つい最近、ゲオに行く機会がありましたが、ゲオも定額料金で動画配信サービスやってるみたいですね。となると完全に被りますね。まあ動画配信なんてデータだけですから吸収合併してもちょいちょいと整理して簡単に事業統合できそうな気もしますが

*3:今年のYoutuberの最高は17億円稼いだらしいですね。世界で最も稼ぐユーチューバー、2連覇の首位は年収17億円 | Forbes JAPANヒカキンさんなんかが日本だと有名ですけど、1億円くらい稼いでいるのでしょうか?マックスむらいさんは年収2.5億あるらしいですね。Youtube単独ではなくもう会社経営で個人的にスポンサーをつけているそうですけど

*4:リンク先のタイトルで貼っていたのが、<span>をHTML編集から削除しようとすると100%失敗しますね。なんで選択範囲を適切に削除できないのかなぁ…。はてブロは…。

*5:ニコニコが出来て10年でしたっけ?10年前のコメントとか見るのも、昔はこういう感想を抱く人が多かったのか~なんて感じることが出来るのも大きいでしょうね