てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

まともな分析

民主主義国家における言論の自由、表現の自由について

過去記事の再掲です。元は10/12に書いたものです。 東京都の非実在青少年規制、青少年健全育成条例について、言論の自由とは何かを整理してまとめておきましょう。多分しっかり理解している人はそんなにいないでしょうからね。 【民主主義の前提、リベラリズ…

孔子平和賞について

過去記事の再掲です。元は10/12に書いたものです。 さて、孔子平和賞について。 目次 【孔子平和賞=愚か?】 【東アジア=儒教圏という設定】 【孔子・儒教戦略を採る中共】 【馬上で天下は取れても、馬上で天下を治めることは出来ない】 【孔子・儒教=統…

政治資金問題の本質

過去記事の再掲です。元は10/12に書いたものです 政治資金を巡る報道 政治資金を巡る報道って、羊を巡る冒険みたいですね。何?巡るしかあってないって?(^ ^;) 小沢がやることなすことなんでも悪いと報道したいようで、党の資金を不正流用した!と新聞は報…

日米同盟は不平等条約 『China Rising』の感想として

過去記事の再掲です。元は10/12に書いたものです。 公開するの忘れてました。【洋書】 China Rising: 著David C. Kangの感想ですね。*1 【基本的に日米同盟は不要、必要最小限に縮小すべし】 はっきりいって朝鮮戦争以来、日本の安全保障には直接的な危機が…

半島情勢について(2010/11)

過去記事の再掲です。元は10/11に書いたものです。 別に取り立てて書くこともないんですけど、なんか盛り上がってる人が多かったので、ちょっと論点をいくつか書いておこうかと。六カ国協議をまたやるとかなんとか言われていますしね。実際に六カ国協議をや…

ロシアは中東になった。

過去記事の再掲です。元は10/11に書いたものです。 ロシアシリーズラスト。 ゴルバチョフは実は90年1月、バクー出兵をしています。アルメニア人保護を名目にアゼルバイジャンの首都バクーに侵攻。市民約200人が殺されたと。惨劇は「黒い1月事件」と呼…

ロシア・ソ連分析⑤ スターリンモデル・粛清

【ロシアの過剰安全保障主義は消えるか?】 日本が外へ出て行って戦争をした―日本の神風史観と対照的に(前回参照)、ロシアでは大きな被害をこうむった戦争は、全て相手の意思で起こっている*1。であるから、ソ連は過剰安全保障主義になっているのである。現…

ロシア・ソ連分析④ 日本=独占資本主義 念力主義、難解主義

過去記事の再掲です。元は10/11に書いたものです。 ―続きです。 【日本の社会は独占資本主義社会である】 独占資本主義社会の論理は、典型的な予定調和説である。その論理のエッセンスはこうである。独占段階の資本制社会においては、何もかも独占資本、なか…

ロシア・ソ連分析③ 大韓航空機事件 露の欧・日への劣等感 ソ連≠共産主義モデル…

過去記事の再掲、元は10/11に書いたものです。 ―の続きです。 【大韓航空機事件は組織の機能不全】 中曽根首相の一朝有事の際は、三海峡を封鎖する、日本を不沈空母にする発言。こうなるとソ連の世界戦略は根本的に狂ってくる。ソ連の太平洋艦隊は太平洋に出…

小室博士のロシア・ソ連分析② ソ連は独に敗れていた 弱いソ連こそ暴発のリスク

カテゴリーミスで新規作成していますが、元は10/11に書いたものです。 続きです。 【社会主義ではシェアが重視される】 ソ連では貨幣は交換出来ないから。社会主義の場合利潤ではなく、企業の占有率にこそ目的がある。従業員・企業トップの生きがい―としか理…

ソ連・ロシア分析から ノブレスオブリージュ

過去記事の再掲です。元は10/11に書いたものです。 ―続きです。 博士の書いてあったことの中から、気になったことをかいつまんでいくだけです。 【ノブレスオブリージュnoblesse oblige(仏)】 資本主義社会のエリート層、特権階級は社会によって容認されてい…

ソ連崩壊のロジックが中国にあてはまるか比較分析

過去記事の再掲です。元は10/11に書いたものです。 前にも書いたように中国分析をする前に、当時のソ連崩壊現象から分析するのがよろしかろうということで、博士のソ連・ロシアの著作5冊(ソビエト帝国の崩壊―瀕死のクマが世界であがく 、ソビエト帝国の最期―…

ソ連崩壊と比較して中国経済分析続き

続きです。言うまでもなく過去記事の再掲です。 【固定された人民元の行方―万能の通過策などありえない】 そしてこの方針が続くということは*1、中国に対するアメリカの抑圧・外圧が強まりこそすれ、弱まることは決してないということである。特に通貨問題に…

小室直樹の中国分析、ソ連分析を応用して考える―中国経済は深刻な危機にある

元は10/10に書いたものです。今から見るとおもいっきりではないですが、ちょっと予想を外していますね。まああたっていると強弁することも出来ますが、思っていた方向性と少し違いますね。G2構造なんかすぐ崩壊するとは思っていましたが、その後アメリカはバ…

【自殺論とアノミー】 人類が直面する諸問題はすべてアノミーである!

過去記事の再掲です。元は10/10に書いたものです。 アノミーの話。 自殺問題について、その理由をアノミーです!と説明しといて、そのあと何も説明しないのもあれなんで、詳しく説明をしとこうかなと思います。長いこと書く書くって言って全然終わらなかった…

竹島放棄より、日韓同盟が外交戦略上・国益上有益になる

続きです。これもカテゴリーに入ってなかったんですね。続きなので言うまでもなく、元ネタは10/10に書いたものです。 【領土を取引するという発想自体はあり】 日韓関係上、尖閣の領有権を放棄することが良いだろうか?という話。まず領土の重要性を認めた上…

対中脅威から、韓国に竹島を譲歩して関係改善を図ることは有益なのか?

過去記事の見直し&再掲です元は10/09に書いたものです。 「国益」のために、あえて竹島を韓国に「譲渡」してでも、日米韓の3国間の同盟関係の緊密化をはかれという主張について、この是非を論じてみたい。 対中国の観点から、日米韓の三国同盟を強化の障害にな…

【アノミー】 エヴァンゲリオンと村上春樹、あとよつばと!

過去記事の再掲です。元は10/10に書いたものです。 尖閣外交の話で「喪失感」と、村上春樹、『エヴァンゲリオン』に触れたので、まとめ直しを。結構食いつきがよさそうなのでね。今後は何でもかんでもアノミーに結び付けて分析していくことになるでしょう。も…

【読後感想】 中国の資本主義について

小室直樹著 『これでも国家と呼べるのか : 万死に値する大蔵・外務官僚の罪』&続きで小室直樹著の話を書き、 ―で韓国併合条約について書きました、そこで中国の資本主義の話を別で書くとしましたが、その話についてです。カテゴリーがアレでブログ移転の際…

天才社会学者デュルケム +日本社会の病理分析

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/02に書いたものです。 とうとうアレをやれる日が来ました!そうアレと言えばキラークイーンがストレイキャットの空気弾を血管爆破して摘出したのでも、チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベ…

第四回北朝鮮分析 (おまけ的な話)

前々々回→金正日死亡(短期的な見通し) 前々回→続・金正日総書記急死 (日本の取るべき外交政策について) 前回→第三回北朝鮮分析 (現実的な予測) さて、前回は南北統一と両半島国の考えを書きました。韓国は小国ですから、何も出来ない。取るべく選択肢が…

第三回北朝鮮分析 (現実的な予測)

前々回→金正日死亡(短期的な見通し) 前回→続・金正日総書記急死 (日本の取るべき外交政策について) とりあえず、まあそんなに急転直下には動かないわねということを前々回書いて、前回は日本がどうすべきかということを書きました。あくまで日本視点のこ…

続・金正日総書記急死 (日本の取るべき外交政策について)

前回→金正日死亡(短期的な見通し) の続編になります。 まともなものはなるべくどんなに長くなっても一本にまとめたいという己の独自哲学がありましたが、辞めました。アクセス稼ぎみたいなのと、いちいちクリックして次を探すという手間を読む人にかけさせ…

金正日死亡(短期的な見通し)

昨日の記事に続いて、まあ外交が一気に動く事態が起こったものだ。→従軍慰安婦問題についてで書いたが、韓国はこういう事態になったとき、日本との協力関係を考えなくてはいけないが、果たしてどうするのだろうか?日本との関係を悪化させたまま首脳会談は終…

従軍慰安婦問題について

韓国外交について国際政治的な情報分析をします。久々に真面目な話を。 従軍慰安婦問題というのは随分昔に話題になったものですが、今頃また出てきました。それは千回目の会合か集会かなんかを記念して日本大使館前に少女の像というものを建設したことによる…

<携帯版> ロンドン暴動から考える暴動とは、そして日本の病理

『<携帯版> ロンドン暴動 解説(のはずが終わらず…)』 通常版「ロンドン暴動 解説(のはずが終わらず…)」 が無駄にならないように前回の続きから。 【前回の続き、デモとは手段】 デモとは秩序ある政治行動、ルールに組み込まれたものだと述べました。このデ…

代表選の結果でも 野田新代表の理由

別に書くほどのことでも最近政治について書いてなかったんで、読みたい人でもいるかな?と思ったんで書いてみましょうかね? 【海江田個人の資質からくる理由】 今回は前回の予測失敗を踏まえて、まあ小沢支持の海江田はまぁ負けるだろうと思っていました。…

菅直人退陣劇を振り返る

昨日はなぜか、ツイートに熱中してしまいorzになっていました。さて、じゃあ、やっぱり例のことを振り返ってみますか。しかし珍事でしたね~。代議士会で鳩山さんが菅さんと合意に達していて、目処がついたら辞めると発言して、内閣不信任が逆転否決にいたっ…

小沢離党後?

【産経の小沢バッシング】 松本浩史の政界走り書き http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/rikuzankai/ だって、これ、かなり読んでて笑えた。起訴に追い込まれることで、切り抜けるウルトラCもなく、小沢神通力が消えたと、小沢=古い政治の象徴だと。…

小沢一郎を国会で証人喚問せよ!

なんだと!貴様!小沢一郎先生になんてことを言うんだ!鉄拳制裁してやる!貴様それでも軍人か!となった人。見事につられましたね。そう、釣りです(^ ^;) 【裁判でなく国会で論争を!議員の論戦こそ民主主義の命である】 なぜ、こういう主張をするのか?そ…