てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

自民党について(1)

とりあえず、記事百本くらい書いて一人でも読者がつけばいいかな~と思っているので結構前のことから振り返る感じになりますが、ちょこちょこ書いていきます。国内政治にはあんまり興味がないので、そんなに詳しいことは書けませんが、システム的・大枠から考えると自分にはどう見えるのかということを分析していきたいと思います。

 小泉以後の「コロコロ総理大臣現象」について書きます。自民党が選挙で大敗して政権を失ったのは、まぁ間違いなく自民党内のごたごたが原因でしょう。安部、福田、麻生とコレまで小泉が五年という異例の長期政権を築いた結果を台無しにしたことが一番大きな原因でしょう。

 そもそも世界中どこを見ても日本ほど権力継承、内閣・政権が脆い先進国はないのではないでしょうか?異例の長期政権と書きましたが、大体どこでも大統領制をとって最低四・五年、長くて二期で八年やるのが世界の常識です。そこで政治の基本―どうしてリーダーがコロコロ変わったらいけないの?という疑問を抱くでしょう。日本の教育は根本・基本をまったく教えないので、こんな簡単な基本すら知らない人が多いのではないでしょうか?

 リーダーがコロコロ変わる=政策が継続するかしないか非常に不安定になる。話題の政権交代だけではなく、同じ党内のリーダー・内閣が変わるだけでもこれは言えます。政策は大きなものから小さなものまで多種多様あり、それがまったく引き継がれるということなどありえないのですから。

 それでも、大きな政策はそれほど変わらないから別にいいんじゃね?といったような突込みを入れる人がいると思うので、根本的な理由をあげます。それは日本は内閣・リーダーの権限が強くないということ内閣単独で立法が殆ど出来ないため、国会に法案を諮るしかありません。内閣が潰れる・総理が辞任するということは国会運営が止まるということなのです。国会が止まれば当然法を作ることが出来なくなります。

 中学のときに三権分立だ何だと政治の授業をやった記憶がある人もいられるでしょうが、根本的なことは何も教わってません。テスト前に通常国会が何だ、臨時国会が何だ~と丸暗記したことがないでしょうか?あれの会期150日、延長が1回とか覚えさせられた記憶があると思います。まぁ、覚えてもらえないと困ることは困るんでしょうが、そんなことより一番大事なことは会期を過ぎると審議中、今作っている法案が未成立で廃案になってしまうということなのです。国会議員国会議員たるゆえんは法を作ることです。民主主義は議員が法を作る=ルールを決めることで機能するシステムです。一つの法案を作るにも最低何日というあるいは審議何回という形でプロセスを経ないと成立しません。その大事なプロセスが総理辞任でパーになるのです。一からやり直しになる。つまりその分無駄になり、余計な時間を食う。その分他の法案を審議する時間が削られる。立法のスピード=政治の効率、高ければ高いほど政治のレベルが高いことを意味します。日本の首相任期の短さは政治のレベルの低さに直結するのです(もちろんこれ以外にも日本の政治のレベルが低い理由は多々ありますが)。

 民主主義というシステムの原則上、法を作らなければ、非常事態以外大権を振るう事が出来ません(日本では平時でも立法による大権が振るわれることがありませんが)。小泉政権であったことといえばアフガン・イラクの軍事・安保面での出来事を除いて、不良債権処理と郵政民営化ということがもっとも大きなものでした。小泉改革構造改革(それが本当の構造改革といえるかどうかを除いて)という一連の政策が出来たのも安定した政権があったからこそ出来たといえます。小泉以後、自民三首相は何をしたのか?と言われてこれをやった、ここが変わったと言える人は少ないでしょう。政治家の能力・資質はもちろん重要でも、とにもかくにも政権を安定させること、長期にやらなければ歴史に名を残すことは出来ないと言うことなのです。

 立法、法を作ると言うことは国会議員が出来る唯一無二・神聖不可侵な出来事なのです。法治国家である以上、何か新しいことが起こって、それに対処をするとき立法、その法律がなければ何も出来ないのです。その立法行為をたびたび中断させた事実、罪は自民党の大敗という罰の形で回りまわってきたとさ。めでたし、めでたし。

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