てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

書評― 英語は逆から学べ!&洗脳支配 苫米地英人

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は09/12に書いたものです。

もう一人書いていなかった苫米地さんについて書きます。

  氏の英語教材ですが、これはひどい。筆者はどうやら脳科学の専門家であり、自身はオウムの洗脳について警察の捜査にかかわったことがあるほどの人物らしい。でもこの本の内容については疑問符がつく内容ばかり。こんなものが本当に30万部も売れたのか?と首を傾げざるを得ない。というよりかは、何万部売れるかというより、その後この本が役に立ったという人数が大事であるから、その人数を知りたいものである。視聴率とか発行部数という数字は、総理大臣の支持率もそうであるが、イヤというほど巷に氾濫するのに、本当に大事な満足度・貢献度といったような有効な指標は確立されない

で英語というか、語学学習に大事なことは書いたので、興味ある方はそちらを是非参考にしてください。そういえばこの本には英文法という文法の違いについては言及されていないな…。

 では詳しい内容を。CD教材には脳を日本語に適した脳の使い方から英語にふさわしい脳に作り変える効果があるという。確かに早くなったり、遅くなったり、遠くから聞こえたり、近づいたりするというCDは、他のCD付き教材にはない新しいもので、結構面白いものだと思った。しかし、この肝心のCD内容が3つしかない。いくらなんでも20~30はこの方式の文章・会話の朗読されたものがなければ、効果的なトレーニングにならないだろう。量が少なすぎるという問題がある。

 他にもう一つある方式の英語の会話内容は教材として?と思うもの。聞き取れるまで日本語を見ないとか、ずいぶん前からある手法だし…。というか、問題は耳と文字のズレだから、実際はこう言っているのに、聞き取れていないのはリスニングの説明のしかたがおかしいのです。日本語と英語はそもそも発声のキーポイントが違うのですから。もっと細かく言うと口の使い方が根本的に異なります。これでちゃんとリスニング出来るのかな?と個人的には思いました。 

洗脳支配

洗脳支配

 

 で、こっちの本なんですけどまぁヒドイ(^ ^;)読んでてなんだこりゃ?としかい思えませんでしたね。一昔前のマルクス主義そのまんま(ここで言うマルクス主義はしっかりと資本論というものを理解している人間ではなく、革命だといってわめき騒ぎ立て破壊活動をした人たちね)。本来何の価値もないものを、ブランドだ何だといってラベルをつけて高くしているだけで、本来何の価値もないという。イヤ、経済ってそういうものですからね…。だからこそ、市場があって、取引をしあうんでしょうに。自分にとっては本来価値がなくても、そこに将来性を見出せれば有効な投資になる。だから取引で高く売れる。モノの本来価値なんてないに決まってる。経済ちゃんと勉強したことないのかな?さらに、東大紛争で一人死んだに過ぎない学生運動をあそこまで弾圧することない!とか…うーんでした。学生運動出身なんですかね?この人?時の政府・政権を武力で動かそうとしたのなら?それなら弾圧されて当然。偉大な宗教家も革命家も、歴史上で言ったら竜馬も信長もそれを乗り越えたからこそ偉人になっている。何を言ってるんだろうか?まあ読んでいて、読む価値はないかなという感想でした*1

 たまに下の広告に苫米地式!とか言って英語の教材出てきますけど、この記事に出てきたら大爆笑ですね(^ ^;)。

*1:学生運動の対策としては、おかしいところがあるという話を聞いたことがあるので、もしかしたらそういう意味で書いたのかもしれませんね。という意味で以前書いていた厳しい否定的な評価、バカバカ!!メイのバカ!もう知らない!は削除しました