てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

鳩山由紀夫の政治を科学する 高橋 洋一

 

ブログ引越し&見直しの再掲です。元は10/01に書いたものです。

新刊レヴューっても、この本近所の本屋においてなくてだいぶ遅くなっちゃった。あとようやく、アイケンベリー終わったズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!まだ、英文は読んでないけど、この本も誤訳多すぎ(^ ^;)。読みづらいことこの上なし。最近記事ずいぶん書いてなかったから、書きまくる。まぁ、まだまだジンメルとかデュルケイムとか読んでないからやっぱ無理かも。今ちょっと勢いで言ってみました。高橋洋一さんのコレ

鳩山由紀夫の政治を科学する (帰ってきたバカヤロー経済学)

鳩山由紀夫の政治を科学する (帰ってきたバカヤロー経済学)

 

  高橋さんはさらば財務省から注目していました。いろいろ書きたいので、別にもう一本分けて書きます。捕まった話とかは後ほど別枠で。

 この本では数学的手法、ORというロジックを用いて、鳩山政権がどんな理屈に基づいて政策を決定しているかというのを読み解くことになっています。OR=オペレーションズリサーチという論理はよく己にはわかりませんが、このロジックにより第一次大戦の独だったかな?とにかく潜水艦を迎撃する確立が、1%でしかなかったのを7%も撃沈させることが出来るようになったという理論です。まぁつまり鳩山さんがこれを用いて、これを使って政策を決めているよという話。後は民主党の支持母体、団体(自治労日教組)に見返りを果す政策を採るというところから読み解くというもの。

 己は知らなかったんですが、鳩山さんは坊ちゃんって言うだけでなく、超エリートだったんですね(^ ^;)。スタンフォードのドクターってすげぇなオイ。東大卒じゃなくてむしろもう東大生に教える側ですからね。これまでの首相が低学歴であったのと比べると(ここで言う低学歴は最低東大のこと、米の大学出でかつ博士号持ちが高学歴)、まったく違う。珍しく鳩山内閣は理系が多い、といっても鳩山氏を含め4人だが。学歴差別する趣味はないが、はっきり言ってこれまでの首相経験者は素養としては甘かったといえます。少なくとも自民は角栄以外低学歴でも、能力によってのし上がってきたという人は皆無といってもいいですし。高学歴のメリットは官僚がビビること。官僚はいくら政治家が力を持っているといっても、高学歴で自己のプライドを保っているから、何だこの三流人間はと、学歴で見下す。しかし鳩山氏にはそれが出来ません。意外とこれは大きいです。学歴というレッテルで自己の地位を高めようという人間たちだから、同じ学歴を持つ鳩山を軽んじれば自分たちの地位を揺るがしますからね。

 内容へ。やっぱり小沢さんが動かしているということを主張していますね。「陰関数」なんて言葉で表現していますけど。政権は殆ど親小沢で固められている。財務は藤井さんで(今はもう違うけど)、官房長官の平野さんに、内閣府副大臣古川さん=旧財務官僚で固めている。松井孝治さんが、
元通産でなんかあったら過去官僚が菅さんを押さえ込む役目。
 ○農林水産大臣赤松広隆防衛大臣北澤俊美文部科学大臣川端達夫、拉致担当相中井洽年功序列
 ○消費者委員会で、有名な住田弁護士が辞任している。サラ金関係で、被害者側でなく、サラ金側の弁護をしていたから。
 ○外務大臣は忙しいから、
岡田を権内部に口を出せなくさせるために、外務大臣に。直嶋正行さんは野党時代から官僚と会食を重ね、情報を引き出そうとしていたから、官僚を使うことが出来る人。前原の腹心の細川豪志を小沢が抜擢し、副幹事長に就け、掌握した。これまで重要なポストについたことがないから小沢よりに。
 ○
閣僚の中で、官僚を操れるのは菅・仙石行政大臣・亀井くらい。
 ○長妻さんは今後、インフルと後期高齢者で官僚に頼らざるを得ないから、改革が進むか疑問。そもそもデータ自体が帳簿の時代で存在していないから年金完全照合は無理。
 ○事務次官の会見廃止で、事務次官は担当大臣に聞いてくださいと逃げられるようになり、記者との接触を禁じていないから、官僚はマスコミをよりコントロールしやすくなってしまった。記者との接触を禁じないとダメ。

 ○補正予算から三兆削減を訴えたのは、四兆が特会のものだから四兆は確実に減らせることがわかっていたから。
 ○天下りの抜け穴、退職金をもらって退任した後が定義になっているから、退職金をもらわないで現役出向で天下っている。また嘱託職員という抜け穴もある。
 ○亀井・福島は特別担当大臣=いつでも連立解散で外せるようになっている。国民=郵政票田だから、参議選が終わったらポイ。社民は普天間でこじれてポイ。
 ○亀井さんは黒い噂が多々あり、いずれその問題で追い込まれて連立をはずされる可能性も大きい。よってそのために新党日本や平沼さんと今のうちから連合しようとしている。
 ○そうそうこの前書き忘れていたやつ、厚生・国土交通・農水・文科の四つを叩いて、財務・経産と結託する。前四つは天下り量(人数)が異常に多いから、文科はそうでもないが天下り先(法人数)が多い。しかも支持母体の日教組と敵対しているから叩く。財務省もこれまで自民の族議員によって切り込めなかったから、予算削減に協力する。
 ○医師会が自民支持から民主よりへ。これまで自民の支持母体だったから、やっぱり利権付け。開業医優位で、バカみたいに医者&病院はあるのに看護婦が足りないという現象。
 ○JAL再建は、財務省天下り先だから。そもそも空港はオープンスカイ原則、日本は世界原則を採用していないから、度々空港の経営問題が起こる。ハブ化が進まないのもそのため。
 ○さらにそれに金を流している政投銀が、財務省天下り先。金融危機を理由に完全民営化を撤回させた。郵貯にしろ、今民営化なのか、そうなのか中途半端な状況にある。つまり今後の政局次第で変わる

 ○八ッ場ダムは経費で考えると完成させたほうが便益が上がってよかった(便益なんかあるのか?ダムって建てたら建てっぱなしじゃないのか?どこから利益が上がる?)。それを認めなかったのは地盤が自民党だから。つまり次の選挙で民主に転がれば、作るかもしれない。
 ○地方参政権はパチンコ団体=在日系からの支持があるから、そのまんま票田に結びつく。
 
○比例定数80削減=少数政党は生き残れなくなる。企業献金禁止など、自民に不利で、民主の支持母体なら個人献金としての処理が可能だからそう主張している。
 ○民営化は基本的に相手の支持母体叩き、選挙基盤の拡大のためという要素がある。国鉄民営化で対労組。

 ○総務省で「地域主権」を進めようというのはやらないのと同じ。マニフェストでもやります!ではなく進めていくと言葉が弱まっている。やるなら地域分権や地域主権型・地方自治・独立という言葉にするはず。結局権限分与なき、ひも付きになる。国土交通省から総務省に変わっただけで、ぼったくりバー状態ではなくなっても、結局地方は陳情しなくてはお金をもらえないだろう。
 ○農家個別保障は農協排除。農家を個別に政府が掌握するため。同じく子供手当ても予算を文科につけると、ろくなことに使わずに肥大化するから、直接普及する。官僚・官庁頭越しという現象。
 ○かんぽの宿は利益を上げている。2003年の問題をいまさら取り上げる意味はない。完全に報道をコントロールして誘導した。
 ○公務員2割削減は地方公務員に転化させるだけ。地方公務員=自治労が増える。自分たちの票田を増やす。
 ○地方自治について、三層制ではなく、二層制なのも、その方が支持基盤を壊さないから。民主は道州制地方主権を進めない。そうすると票田消えるから。中央集権志向が強い。現に税源・権限委譲なし。
 ○ETCを活用したほうが、高速道路無料化や込んでいるところに課金するのは上手くいく。混雑緩和のため、あるいは環境のため一部は課金せざるを得ない。そもそも世界ではETCはタダ同然。天下り機関が絡んでいるからバカみたいに高い。
 ○教育を良くするには、自由競争に決まっている。生徒に学校を選ばせればいい。私立でもその学校に行ったら、その金額を普及してやればいい(やっぱりここでも頭越し)。日教組は教師のレベルがばれてしまうから全国テストを廃止に追い込む。優劣がわかれば、当然クビになるから反対。
 ○日本は先進国中異常に教育費にかける金額が低い。GDP比3.4%で下から二番目。これまで家計が負担していた。
 ○44兆円国債のからくり、毎年10兆程度買い戻している。数字を大きく見せるためのトリック。
 ○800~900兆近い借金のうちの300兆は独立行政法人などが抱える資産で、200兆は道路などのインフラに使ったお金(コレが資産として成立しうるかは著書から不明。実質借金と同じでは?)。実質上の借金は3分の1の300兆ほどに過ぎない。