てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

書評― 米日韓 反目を超えた提携 ヴィクター・D. チャ

米日韓 反目を超えた提携/ヴィクター・D. チャ

¥4,725Amazon.co.jp以前日本の構造 附―米日韓 反目を超えた提携/ヴィクター・D. チャ触れたこともありますが、引用するのに便利なため、あえて、別枠で紹介用に設けます。

 

んで、わかりにくいとか言われたら困るので、今回はものすごい近所のおっさん風に紹介しようと思います。↑で簡単に触れましたしね。

 

まず、同盟っていうものを考えて見ましょう。同盟ってなんですか?顔文字君に聞きましょう。

( ・ω・)∩ハイ「仲良くすることです、ダチっつーか、ツレっつーかーブラザー、ソウルメイト、ソウルフルみたいな?」

きのこる:すごいザックリですね(笑)

( ・ω・)「あれっすよ、ジャンプ三原則ですよ、友情・努力・勝利?助け合って、最終的に勝つみたいな、グランドラインで海賊王みたいな。俺は海賊王になるから、お前は世界一の剣豪になれ!的な!!」

きのこる:まぁ…、そんな感じで捉えてもらってもかまいません。感覚的にはお友達でも海賊王のクルーでも何でもよろしいです。同盟を結ぶことを一緒の船に乗る=目的を共有することでいいでしょう。一つの目的に対して協力すれば、その分楽になりますね。敵が来たら一緒に戦う。そうすることでリスクを最小限に減らせますね。

( ・ω・)「てことはヤクザみたいなもんですね。その組に入ってれば、守ってもらえる。んで組を最大化するためにシノギを行うように」

きのこる:なんで、急にヤクザが出てくるんですか?(笑)でも、ヤクザの例えはいいですね。一つの目的にのっとった集団で、実際戦いもありますし、わかりやすいですね。国家なんて合法的なヤクザみたいなもんですから。

( ・ω・)「そうなんスか!?」

きのこる:「ヤクザは自分たちの利益ですが、国家は国民、特に弱者の利益を守るという点で違うだけです。後は似たようなもんです。国家が法を作ってシノギをやる、それをやりやすいショバにして、みかじめ料を得る。ヤクザはそれに逆らうって違いくらいですね」

( ・ω・)「俺のトーちゃんは国家公務員だからヤクザだな」

きのこる:ハハハ、まあ、そういうことです。ただ同盟というのはいいことばかりではないですね。一緒にいることで得をしますが、損をする可能性があるのです。お互いの目的にかなう一つの出来事なら苦労しませんが、AB二人のうち、Aだけが危険な場合、Bは一方的に手助けをしないといけないですよね?

( ・ω・)「何いってんスか!ダチ公のピンチっスよ。シャバいこと言ってる場合じゃ、ねぇ~っすよぉ~。承太郎さん」

きのこる:何で、丈助?ま、いいや。個人や友達なら、そういうことでもいいでしょう。ただ国家間、組織規模になると感情でなく、社会機構・システムですから、そういうわけには行かないんですよね。ハートや気持ちより利益が何より重要になってきますね。同盟を発動させる=今回の件が同盟に値するかしないかの判断を下すことは、その国の内部の生活全体に影響を与えますから感情だけではどうこう出来ません。それに同盟は感情的に良い関係を持つから結ばれるものでもありませんしね。

( ・ω・)「そうなんですか?」

きのこる:そうでしょ?反米運動、安保闘争って言って、物凄かったんですよ。アメリカふざけるな!って声がすごかったでしょ?昔。学生紛争自体が、内容あるもの良いものだったかどうかはおいといて、当時はすごい拒否反応が強かったんですよ。

( ・ω・)「なるほど」

きのこる:ザ・ワールド!時よ!止まれぃ!

( ・ω・)「何言ってるんですか?ちゃんとやって下さいよ」

きのこる:えええ、自分からJOJOネタ振ったのに・・・。話の続きです(涙)。感情が政治に大きく影響を与えるとは言っても利益が何より重視されると捉えてください。国の組織の上層部、会社の役員みたいな頭のいい人は何を考えると思いますか?ちくしょう、くそう!といった感情よりあるいはおれはやるぜ!おれはやるぜ!といった感情より、必ず利益を優先するのです。自分がその利益に大きくかかわっているというだけでなく、組織のトップは利益を出さなければ、必ず責任を問われるからですね。

( ・ω・)「じゃあ、菅さんが船長解放しちゃったのも、感情より利益を優先させたということですか?」

きのこる:お、良いこと言いましたね。少なくとも彼は利益を優先させて判断した結果それがいいと思ったんでしょうね。ま、大失敗でしたけど。かといって中国が得をしたわけでもないです。痛みわけですね。で、同盟の話ですが、同盟の場合は最低でも三ヶ国が必要ですね。同盟を結ぶAとBに、敵対するC。このときにAはやられてしまうけど、Bは別にやられる環境にない。このときAを守る必要が果たしてあるのか?ということが問題になってきますね。

( ・ω・)「フムフム。でもそれは理屈の上であって、実際一方だけが一方的に守る、負担になるってことはないんじゃないですか?」

きのこる:そのとおりですね。これは最小限の単位に区切った話です。実際は200以上の国があるんですから、複雑なゲームになることがわかりますよね。実際は脅威・危険性を共有してるから同盟を結ぶんですから一方だけがリスクにさらされることはありません。両方大国のCに狙われているか、もう一つお互いの力が均衡して、つりあってC・Dという敵の方にも同盟、同盟国があることがほとんどです。

( ・ω・)「光栄のSLGみたいに、信長の野望三国志みたいに同盟たちのアレ、アラレ状態ですか?」

きのこる:ゲームだと敵コンピューターがプレイヤー絞って傘になって同盟君で責めてくるなんてことがないですからね。あまり同盟を学ぶのに有意義なものではないですが、感覚は学べるでしょう。同盟は複雑な国際関係上のゲームとなっています。そして、この本で上げられている最も古い事例、国際間のゲームはペロポネソス戦争なんですね。

( ・ω・)「世界史でやったギリシアのやつですか?あとゲームって、普通の遊びのゲームでいいの?」

きのこる:ああ、ゲームって言うのは戦争のやり取り、その場その場で局面が将棋とか、チェスとかパって変わるでしょう。ああいう雰囲気を想像してください。そうですね。ギリシアのアテネとかスパルタの話です。ここで重要なのは彼らはポリスという政治単位で行動をしていてギリシア人という観念はあっても、決してそれで一つの国家を形成しようなどと思わなかったことです。

( ・ω・)「ギリシア人で組んだら、あんな小さな都市でも強いのに、合体すれば、ナメック星人全部吸収したピッコロみたいになって、最強になりそうなのにね。ヤムチャだって10万人くらい融合すればスーパーサイヤ人に勝てそうだし」

きのこるドラゴンボールはともかく、ギリシアは都市だから強いのであって、合体すればそこまで強くなれないでしょうね。強み、個性を消してしまって。というかそもそも内部にそうできない要因があるからできなかったわけでね。だから必然的にアレクサンダーとか帝国に飲み込まれるようになったんですね。

( ・ω・)「そうか、有吉に戦場ジャーナリストの渡辺さんがフュージョンしても毒が中和されて普通にしゃべるだけになりそうですものね。」

きのこる:なんで、そう変な例えばっかり思いつくんですか?あなたは(笑)。話・テーマは同盟なんですから、変な方向に持っていかないで下さい。このギリシアの同盟を研究すると二つの力学が働いているのだと気づいたんですね。ツキディディスさんは。

( ・ω・)「ツキディデスさんって有名な歴史家ですよね?何に気づいたんでしょうか?」

きのこる「見捨てられ」「巻き込まれ」です。

( ・ω・)「田中巻き込まれ?波戸場で働いていたら小麦粉の積荷に巻き込まれたの巻き込まれですか?」

きのこる:いちいち、ボケなアカンルールでもあるのか?人間関係と一緒ですよ。今日は家でゆっくり過ごしたいけど一緒にツルんでおかないと、話題についていけない、付き合いが悪いといわれてしまうから、大して楽しくないのに無駄な時間を付き合ってあげることがあるでしょう。友人だけでなく、恋人に嫌われなたくないから無理して相手にあわせる、そういう感じです。

( ・ω・)「ピンと来ませんが」

きのこる:友人付き合いが悪いと友人と付き合ってもらえなくなるでしょう、恋人もちゃんと付き合わないと捨てられちゃうでしょう。「見捨てられ」るのは怖い。だけど、自分の時間を無駄にしたくない、この場合リスクが時間ですね。他のケースで友達づきあいのためにお金を使わざるを得ないなんてケースでもいいでしょう。時間と金をリスクにかけざるをえないでしょう。だから相手のリスクに「巻き込まれ」るというわけです。

( ・ω・)「なるほど、でもそんな感じで人と付き合ってるんですか?友達関係うまくいけてますか?ましてや恋人…」

きのこる:いいんです!リア充死ね!って、別に私個人の話じゃありませんよ。例えですよ。同盟というものは陰と陽・光と闇・プラスマイナス両方あるってことです。そのことを念頭にどの国も駆け引きを行う、それを考慮に入れて外交が決まる。よーく念頭に入れておいてください。両義性・二重性・二面性なんていう表現をします。これが出てきたら、大事なことが説明されるということを抑えておいてください。

( ・ω・)「どうして必ず大事なんですか?」

きのこる:物事はイエス・ノーで単純で決まることはないでしょう?おんなじことなのに、状況によって正解、条件が変わったら一転して、間違いになる。そういう判断が難しいものは大事でしょ?逆に言えばその両義性を研究して、状況・条件がどういうときに○×が変化するかを知っていれば、怖いものなしじゃないですか?というかいつも正解を選べるじゃないですか。だからです。そしてこの両義性を持つものが複雑で難しいからこそ多くの人は失敗してきたわけです。それを教訓にして生かすために重要なんです。

( ・ω・)「ていうか、そういう難しいことをわかる人間が稼げるからでしょ?」

きのこる:なにぶっちゃけてるんですか?つうかわかってるじゃないですか(笑)?多くの人間が引っかかるところで引っかからなければ=特殊技能。特殊技能を持つ人間=レア、希少価値ですからね。金を作る仕組み、仕掛けは法則がありますからね。知ってるか知らないかでは全然違います。

( ・ω・)「同盟にはメリット・デメリットがあるわけですね。理解しました。同盟国との戦争に「巻き込まれ」るリスクがあり、かといって同盟国に協力しないと今度は自分たちの戦争のときに「見捨てられ」てしまうリスクがある。実際の外交判断においてはそのリスクを天秤にかけてどちらが自分たちの利益になるかを考えて判断するってことですよね?」

きのこる:めっちゃわかってるじゃないですか!締めるところは締めるんですね。アナタw。

 

 

ためしにこんな感じで書いて見ました。評判はどうでしょうか?