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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

書評―『日本警察の正体』『「正義」を叫ぶ者こそ疑え』

過去記事の再掲です。元は10/10に書いたものです。

 久しぶりに本でも借りてこようと、ガッツリ借りてきてちょこちょこ、感想書きますかね。あんまりまともな感想ではないですが。天木さんもブログ読んでから、面白いと三冊ばかり借りてきました。あとで、別に天木さんを書きます*1

 正直?と思う箇所がいくつかあった。やはり筆者とのスタンスがちょっと合わないなと感じた。警察の本読もうと思ったのは、今の警察の問題も腐朽組織・構造腐蝕の一環だろうから、警察の場合はそれがどうなってるのかなぁ?と思ったので。

 神奈川県警の話。一時期不祥事祭りで、神奈川県警の話題にコト欠かなかったときがありました。ま、またマスコミの生贄騒ぎ、血祭りなんですけどね。ネットの祭りと一緒なんですよ。メシのためと力の誇示のために特定の組織・人物を叩くのわね。
 基本的に不祥事は内部リーク。神奈川県警は派閥争いがひどかった。そのリークのしあいがあのザマ。つまりは内ゲバだったんですね。記者クラブでコネを形成して、リーク便りという筆者のスタンスはかなり?と思いました。もちろん個人的なコネの形成、ある情報は取引して潰して、その代わりに情報を引き出すというやり方が悪いとは言いませんが。記者クラブというルール化については非常に強い違和感を覚えますね。
 警察が賭博・売春の許認可権を持つこと、こんなバカな話はない。腐敗するのが当たり前。売春・賭博は合法化して、きっちり管理する官庁を他に設けるべき!こんなのいうまでもない話。目の前に欲望があって、堕落・腐敗しない方がおかしい。署長が定年する際、ソープの人間からお疲れ様でしたと付け届けが届く有様。こんなバカなことが許されていいのか、いやよくない(反語)。
 セクハラ問題が相当ひどい。新潟県内ではセクハラを告発したところ、Nシステムという自動車ナンバー自動読取装置を使って、告発した署員を飛ばしたという。まぁ、腐朽組織もここにきわまれりというか、なんというか…。そして女性署長は未だに誕生していない。今でもそうなのだろうか?少なくとも、いても多くはないだろう。
 大卒が警官になるにつれて、ゆがんだ感覚から、いじめが増えている。27万人になる組織をたった、500人のキャリアがコントロールするというゆがんだシステム。

 ハイ、でましたキャリア!構造的腐蝕は実力ではなく、事前にペーパーテストでその後の人事を決定してしまうことにある。とうぜん、信賞必罰も吹っ飛んで、どれだけ結果を残しても、組織の頂点に立てないに決まっている。そんなシステム・仕組みでいったい誰が、てっぺんを目指して目先の職務を遂行すると思うのか!将来の組織のために、ありとあらゆる将来動向を研究して、自己の才を生かそうと思うのか!腐らない方がおかしい

 カジノの上がりをめぐって警官同士が争って、挙句発砲(゚Д゚ )。まぁ、天下り先がひどいわな。警官が民間に天下って、そこでトラブル起こすとは…。いわずもがな。年金整備しろよ、本当にもう…。
 バスジャックを逮捕したのは大阪府警のSAT、所轄の広島に花を持たせるために広島が捕まえたことにした。
 警官の名前を隠して旅行するというのはこち亀であったけど、羽目をはずして迷惑をかけて嫌われるからという理由もあるという。へ~。
 桶川ストーカー事件で、容疑者が風俗店の経営者。その警察とのつながりが追及されていない。上尾署が告訴を取り下げさせたのは、なんとか強化月間で無理やり数値のノルマを課して、それに違反したくないから起こったもの。上のノルマのために下でごまかすのは日常茶飯事。
 警視庁と大阪府警という巨大組織から不祥事がもれてこないのは、隠蔽の可能性もあるが、徹底した監査を行っているため。警視庁でオウム銃撃のときも内部の人間が上がった。身内追求を徹底している証拠。
 公安は25人に1人の割合で左翼にスパイを置いている。
 歴代交通課長に違反もみ消し帳簿が作られている。つまりイザと言うときのゆすりのため。こういうのは、明確に法制化して、権力を持つものがそういう裏取引でゆすりに来たときに告発すれば、もちかけられた側は無罪にするというルールを設けた方がいいですね
 警察だけ、外部監察機関がない。
 
 んで、警官がソープに行ったところを目撃してとか、賭けマージャンとか出てきますけど、そんなこと犯罪じゃないのに取引材料のように持ち出してくるところに筆者の感覚に疑問をおぼえますね。自動車事故の報道をするかしないかで、担当署長ともめたとか。う~んそういうあり方がいいのだろうか?ナベツナに食ってかかったH警部だとか、本当にどうでもいいんだが…。
 京都の小児殺害事件で、(てるくはのるだっけ?)容疑者を自殺させてしまったこと。容疑者が場所を変えたいと言い出して、公園で説得に当たったところを逃げられて自殺。公園には子連れのママがよくいる。もし人質にされていたら…。およそ移動したいというのは、逃げるか、証拠を隠すか、自殺するかの三つしかない。確実にミス。
 少年犯罪にある人を殺してみたいということ、確実にアノミーが裏にある。何の問題もなかった子がいきなり犯罪を犯す事実。
 今の少年法は誰も責任を取らないようになっている。刑事事件としてもそう、加害者としても、親も、社会も。こんなことで問題の根本解決が出来るはずがない。このところは同意。そもそも刑務所に時間を奪うことでいったい何になるのだろうか?十年で罪を償うというが、償ったら何か変わるか?抜本的に懲役というシステムを問い直す時期に入っていると思う。
 少年犯罪が勃発しているときに、宗教家は何をやっているのか!!完全に同意。宗教家は最早自分達が何のために存在しているのかわかっていない気さえする。
 女性が殺害されると、男と違い日常の記録が残されないことが多いので、非常に難しい事件になる。
 グリコ森永事件で警察はだめになった。警察は失敗から学ばずに同じ間違いを繰り返すさぁ、でた!まさに腐朽官僚制、腐蝕構造制そのものではないか
 オウム事件が長引いたのは所轄が複数で、系統がハッキリしてないから。
 河野さんが疑われたときに述べた言葉、何故疑うときも謝罪するときもマスコミは横並びなのか!全く学ばないマスコミである。
 和歌山毒カレー事件のように、毒物は解決が非常に難しい。アリバイ立証など時間差があるので。毒物に対するマニュアルを徹底して、食中毒でも必ず一部を残しておくようにしておけば、証拠にこれほど困ることはなかった。学ばない警察がここにも出た

 今の警察官の数は最大動因規模を想定している数字で無駄。さっさとリストラ&早期退職制度を作るべしと。

意外に長かったな。もっと短く終わると思ったけどな~。あ、チャイルドシートがまた利権の産物っての忘れてた。

 

「正義」を叫ぶ者こそ疑え

「正義」を叫ぶ者こそ疑え

 

 特に理由はなかったんですけど、宮崎さんはよく名前を聞いて、読んだことがなかったので、たまたま図書館にあったので選びました。また気になったところを書いておきます。

p24 アメリカの「パールハーバー」は卑怯者の攻撃の意味、しかしアジアやその他では「パールハーバー」は知っててあえてやらせた、追い詰めたという意味になる。所詮アメリカは英の弟、英が世界から撤退して空いた空白のイラクを埋めるだけ、その証拠に英がついていってる。
p27 テロ被害者は当初六千人。今は三千人になっている。宣伝のため盛った。p28イスラエルパレスチナの民を殺しているのに、ベトナムで100万人殺しているのに6000人で被害者面できると考えているところがもうおかしい。
p33 イギリスはアフガン利権とIRA資金がアメリカ在住のアイルランド人から出てるから、その取締りをバーターに協力する。
p36 大衆支持の勢いを読みきれず野中は小泉に敗れた。靖国参拝をとりなしたのは最大派閥橋本派の野中。クリントンとつながっていた橋本派に対して、ブッシュとつながった中曽根&小泉。補正予算は野中・橋本へのお礼。
p41 アフガンはカンボジアになる。カンボジアでは選挙は行われても結局勝ったのは軍隊だった。PKOによってエイズが広まり、他国の通貨ドルかバーツが使われ、ODA共産党系のフン・センのみが肥え太る。
p45 高層ビルにせよ、原発にせよ、メリットを考えてはいるが、いつか老朽化で壊さなくてはならなくなる。そのときのコストをどう考えているのか?よっぽどコストの方が大きいのではないか?

p82 単一の価値観しか認めなくなった学校。以前はどんなオチこぼれでも行く場所があった。ムラがウチの職場に来いと雇ってくれた。今の学校はさまざまな才能を追求することをやらせない、単一価値観一色。さらに排除する。均質性を望むからすみにくくなった。清潔・正義は人間の本能、汚い部分を排除して済みにくくする。

p84 強い組織は権力的。権力なき、強い組織はない。つまり反権力組織などありえない。組織に入ったとたん人は自由ではなくなる。
p98 ここは非常に面白いところだった。池田大作創価学会の幹部に向かってこいつらは私の裏切り者ですと学会の挨拶の席上で言った。800万世帯加入というこの組織にしてこう。信仰の論理より組織の論理、自己拡大…肥大の論理が働いて、本質から外れていくというのだ。
p104 つまらないやつほど出世して、組織を動かす面白さは人を狂わせる。

p119 盗聴法の真の目的はその利権。NTTに警察が費用100億円を要求した。フーバー元FBI長官に、後藤田正晴のように情報を握るものは影の権力者になる。何でも知っていれば、いくらでも脅せるから。情報は金・利権そのものである。この盗聴はひょっとして警察がやっているのか?己だったら、真っ先にここを独立させて内閣直属にして情報を一手に掌握するんだけどなぁ。ま、今の内閣の顔ぶれ見ればそういう妙手を思いつきもしないんだろうな
p131 投票率が高い国は異常。これは己も同意見。
p136 そごう破綻をやると非難を食らうから官僚は亀井さんを呼び出してやってもらった。見返りにイトマン関連事件を見逃した。
p138 政治家が案を出して、官僚が法を作るのが本来の筋だが、官僚が作って議員詣でをする。いわゆる「廊下とんび」である。それを見ると誰が権力を持っているかわかる。野中の下に官僚が行く。外交機密費官房長官機密費、そして情報の独占とコントロールに権力の秘密がある。
p142 もともと創価学会は病人と弱者のための組織だった。彼らにそれは池田大作の理念と違うよというと本当に困るだろう。

p181 北方領土はいくらと聞け。金で解決した方が早い。一部同感。
p182 軍隊が守るのは国民ではない、自分達軍隊そのもの。注意を要する。国民を守らないというより、それは守れないときだ。意図して守らないわけがない
p192 野中はキングメーカーとして小泉でも小沢でも自分を裏切ったアメリカとでも組む。つまり、今の成れの果て、機密費についてのあがきは権力闘争に負けた姿か

 共感できるとこも多いが、ピンとこない点も多かった。まぁ、最初に読む本としてはふさわしくないのだろう。((8つくらい誤変換ありましたね…。まあイチイチ再掲する必要なかったなぁと今更思いました(^ ^;)))

*1:最近、天木さんの名前全然聞かないですね。古賀さんもそうですけど