てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

11代目市川海老蔵暴行事件の話

 昔書いたあまり内容のないものですが、芸能カテゴリを作ったことと、いずれ関東連合みたいな半グレの話を書くかもしれないので、こっちに持ってきました。元は10/12に書いたものです。

 この海老蔵事件を見ると、テレビの無能さが全開で笑えますね。この問題の本質はヤクザというか、下っ端の組織かなんか、いわゆるチーマーかな?暴走族かも知れませんが、その不良グループとの係わり合いでしょう(※この頃はまだ「半グレ」という言葉は一般化していませんでした)。この事件は朝青龍の時と殆どおんなじでしょう。歌舞伎に相撲に、伝統芸能に闇勢力の侵食が進んでいるかも知れない、背景はどうなっているのか、そういうことを報ずるべきでしょう。海老蔵が暴行を受けたというセンセーショナルな事実だけ報道してどうするんですか。そこから先、どうしてそういうことが起こったのかという背景・原因を知りたいんでしょうに。

 そういうことを一切報道しないからマスゴミと言われるんでしょう。海老報道を見ると、別に海老蔵が正しいとか、非がないとは思いませんけど、その話ばかりで彼個人のスキャンダルということになってますよ。彼が才能あるかどうかも知らないんですけど、もし彼が偉大な役者なら、これで有能な人間が社会から二人抹殺されたことになりますよ*1。盗撮に近い彼の映像を垂れ流してましたけど、そのような映像・画を流すことが報道ではない。それでは海老蔵を馬鹿にする・貶めるだけになってしまう、自分たちがどんなに醜いことやっているか、自覚があるんでしょうか?

 結局報道目的でなく、山から降りてきた迷惑サルを追い掛け回す、他人の失墜する姿を面白おかしく映すことが目的になってしまっている。魔女狩り・血祭りですね。何なんでしょうね、成功者・達成者を褒め称えるのではなく、失敗する姿を異常に追い回すのは。見ていて腹が立つんですよね。いじめでしょう、やってることは。そんなことに正義・大道はないに決まっている。士道に劣る畜生道の所業ですよ。まさに下種の極み(―っていっている漫才コンビがありましたね(笑) )。

 これは本当に報道でなくて、イエロージャーナリズムですね。もしくは幕府のころのメディア。醜聞を面白おかしくただ垂れ流すだけ。そこに社会を良くしようという意図はどこにもない。自分の問題として捉えなおして、同じ社会に所属するものとしての感覚がない。これでもメディアと呼べるのか?本当に早く潰れないかな。

 山口組のナンバースリーくらいまでがごっそり捕まった事件がありましたが、そういう事件が今回の事件に何か影響しているんでしょうか?日本はなんか闇社会を追求しないですよね。メディアの人間が闇社会と対峙しないってありえるのか…?政治家を叩いてるだけで、一流企業の問題もぜんぜん聞かないしな。銀行とか商社とかどうみても叩いたらごっそり構造的汚職がいくらでもあるだろうに。過去からずっとトップであり続ける企業がかくも多く、これを追求しないというのは間違いなく身分制社会ですね(―と昔に書きましたが、企業不祥事については取り上げていないわけではないですね。構造的問題に突っ込まないというのはあるでしょうけど)。

 海老蔵の人格が叩かれていますが、別に酒飲んで俺は国宝だ!なんてことは冗談で誰でも言うと思うんですよね。プライベートな席なら普段は言えないバカなことをなんとでも言うでしょう。海老が良い人間か悪い人間かなんてどうでもいい話で。多様な報道・視点がないわが国では、メディアは完全に「自主的に」統制されていて、そこで出てくる一方通行の話なんてまず信用できない。むしろその逆、それ以外が真であることが多い。事件で最も得をしたものが犯人くらいのテーゼ・黄金律ですね。一方的な報道を見ると、その逆に真実があると思えますね(まあ、そういう見方ばっかりしていると逆張りばかりして、それで偉大な評論家である!みたいなどこかの誰かさんになってしまうのであまりよくないのですが)。

 なんか川合俊一さんによると人を怒らせる天才らしいですね。エビさんは。まぁ人格はどうでもいいんですけどね。役者的にどうなんでしょう?高く評価されているんでしょうか?いちばん大事なのは肝心な芸能での才能なのですが、それすらよくわからない、女性関係くらいしか世の中には認知されていない。見事なマスゴミ現象ですね。そういう下世話な話を止めろとは言わないけれども、今のテレビは100%それになっていて、ひどいと言わざるをえない。

 華やかな世界にクスリは、まあわかりますが。そこに闇社会の人間が公然と、しかもここまで来てしまうと、もういつか大変なことが起こるだろうという気がしますね。ここでこのギャング集団を叩かなかったら、第二第三の朝青龍、エビ事件が起こるでしょうし、ノリピー・お塩のクスリのようなケースもでてくるでしょう。わしを倒しても第二、第三の魔王が!ぐふっ、になること間違い無しですね。

 今回の事件は、クスリが異常に芸能界に蔓延しやすくなっている問題と間違いなくこの件は関係・リンクしているでしょうね。黒木さんの本でヤクザを暴対法で取り締まった結果、シノギができなくなって弱まった反面、姿が捉えにくくなってより性質が悪化したと指摘していました。そして不良少年・グループのような存在に犯罪を委託するようになったと。準構成員ですか、そういう下請けが容易に暴走すると。昔は闇社会はきっちり堅気と分かれていて、想定内の犯罪しかなかった。しかしいまやマフィア・スラムのように大変な状況になっている。

 麻薬と暴行程度だからいいですけど。殺人事件に発展する日もそう遠くないと思いますね*2。ここでこの集団を根こそぎ一掃しないと。必ず調子に乗ってきます。「まだまだやってもパクラれない。なら、どんどんやろう」となってより一層エスカレートします。実行犯の出頭、一人に刑が負わされるだけでは、彼らは必ず同じことを平気でやります。今が分岐点です。ここで叩いておかないとよりひどいケースになって、しかも手に負えない凶悪化する悲惨な事件が必ずおきます。これはもはや単なるスキャンダルでは済まされない日本の社会構造の問題に昇華しました。

 安全保障とおんなじ、危機管理は最少の危機の内に叩いておく・芽を摘んでおく。これじゃ北のようにどんどん軍拡・核開発と手に負えなくなってしまうでしょうね。

 法務大臣官房長官・総理大臣辺りがはトップダウンで動かないといけない。管轄下にある都知事でも良い。とにかく動くべし!特に石原さん。言葉を明確にしておくだけで、社会的な影響力がある。警察も本腰を入れる。あなたは安保でリーダーシップを示したいんでしょう。唯一安保・危機管理くらいはやれるんだから、頼むからやってくれ。サヨク内閣のときにこそ、あなたの価値がある。児ポ法なんていう天下の悪法やっている場合じゃないでしょ。朝青龍がお前を殺してやると叩きのめしたように、かなりエビにも無茶なことを言った→エビが手を出す→犯行を下す実行部隊の登場―なんていう流れもありえそうな気もしますけどね。*3

 そういえば現自民党長老の森さんのジュニアの事件って関係あるんですかね?薬物でラリって車で突っ込んで事故死したと言われていましたが、政界・政治家にもやはりこの問題は及んでいるということでしょうか?*4。黒木さんによると栃木のリンチのように本来ヤクザは堅気に手を出すことはなかった。ところが暴対法以後、どんどんシノギが難しくなって、簡単に一般人に手を出すようになったとか。己は伊丹監督の『ミンボーの女』でヤクザは民間人には手を出さないという観念しかなかったので、ちょっと驚きました。そして一般人を殺したヤクザが一人も死刑になっていない恐ろしい刑法の軽さにも…。この事件も警察がヤクザと結託して、本来の警察・治安機構を果たせなかったゆえに起こった問題ですね…。

 とにかく、予言をしておきます。メディア・警察がこの問題を追求する気が今あまりにも薄い。というかもう手がつけられないようになっている。警察&ヤクザの癒着、藤原構造(藤原氏の摂関体制の構造、為政者・権力者が自他の境界をなくして、自分は絶対に責任をとらなくなる、鵺になるモンスター化すること)のように、テレビに出ているタレントと裏社会の人間が癒着・不可分になる。

 自殺などまがまがしいケースも多発しているだろう。それで済んでいるうちは良いですか、そこには暴発する、社会がひっくり返ってしまうようなリスクがある。もう最少の危機・リスクではないですね。今必ず叩かないと未曾有の事件に拡大すると警鐘を鳴らしておきます。マスメディアがエビの醜聞を笑っているが、するべきことを怠っているお前たちにはエビさんも言われたくないだろう。エビが仮に人間のクズなら、やることをやっていないマスコミは社会のクズだから。エビより悪質、エビ以下だということを理解していないのだからたちが悪い(エビなのに、エビイカとはこれいかに)。自分が悪だということに気づいていない、最悪の悪です。プッチ神父ですね。

 ※追記、そうそう、清原だったりASKAだったり最近薬物での摘発が続いて話題になったわけですが、こういうことに力と時間をかける暇があるなら、他にやることがあるだろうと何回か言ってきました。基本的にはこの見方で変わらないのですが、芸能界の薬物摘発に熱心という流れは、半グレ・裏社会の芸能界との関わり・ビジネスを断つためという背景があるかもしれませんね。六本木などを支配する、そこに出入りする芸能人と繋がって芸能界を利用してビジネスをするという流れがあったようですからね。昔はヤクザと芸能界が当然のように繋がっていましたが、その排除が進んでも、芸能界に食い込みたい裏社会がいるというのは当然の話しですからね。

栃木リンチ殺人事件―警察はなぜ動かなかったのか/草思社


いきなり誰かが襲ってきたら?―突然の暴力犯罪から身を守る方法/草思社

*1:まあ、稽古をせずに飲んで歩いていること・遊び歩いていること、歌舞伎役者なのに酒を飲んでいたとは言えチンピラにケンカで負けることなどを見ると大した役者ではないのでしょうけどね

*2:今更振り返って思いましたが、やはり六本木クラブ襲撃事件という形となって現実化しましたね。予言的中!「どやぁ」としたいところですが、まあ暴力団関係に詳しい人なら言うまでもない当たり前のこと・想定の範囲内でしょうね。特筆するほどのことでもないですかね

*3:恐喝・ゆすりを目的とする団体でないので、この線はまあ考える必要ないでしょうね

*4:中央政界ではありませんでしたが、以後地方自治体・市議会レベルで薬物事件が多発しましたね。当然関東連合関係ではないものの、地方の半グレと関係がある話かもしれません