てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

内閣不信任案提出 明日午後採決

さて件の不信任案が提出され、明日採択となりました。以前小沢が代表戦で勝つと見ておきながら、結果は菅選出という意味不明な状況になって大外しをしました。ですから、予想ではなく、まあ前回も予想というより希望でしたけど、動向を語ってみたいと思います。

【必要な造反ラインは80近辺】

 民主党から80人近く造反しないと、可決しません。これまでは否決の方向性と報道されてきましたけど、己はまあ否決だろうなでも、実際土壇場になるまでわからないだろうと思っていました。んで今日小沢G会合で70人近い議員が集まったとのこと。鳩山さんの衆議員が20人?かそこらでそこらへんあわせても、まあ可決する可能性も大きいんじゃないかと急に報道していました。まあ鳩山さんがいまいちわからないからなぁ、真紀子とか退陣は求めるが造反はしないといっているし。


【鳩山決断=ポスト&権力譲渡せず】

 で、自分の作った民主党を壊したくないという鳩山さんが決断したのはあれですね。今まで何度も党内融和を図ってきた彼の意見が騎切れられなかったので堪忍袋の緒が切れたんでしょう。ここまでやってだめなら離党・新党になってもやむなしと決断させたんですね。小沢さんには首相にしてもらった恩があるだけではありません。その真因は一貫して党のため、というより政治家としての道義を重視するということですね。

 鳩山さんは会談で融和を図ったように、最終的には折り合いをつけることが最終目的だったんですね。小沢・鳩山コンビで辞任して次の選挙のために身を引いたように党内融和という大義のために菅さんあんたも首相を辞任しなさいと、小沢一派が造反して民主党が割れることになる。失政・選挙大敗のけじめをつけてくれと。具体的にはせめて首相を続けるにしても、幹事長・官房長官・諸重要大臣そのポストを小沢・鳩山系に渡す。渡して小沢・鳩山=民主党マニフェスト路線に戻れということでしょう。これまで何度も会談があった。そこで何回もこれをいってきたはずですね。これが聞き入られなかったことから結果は明らかでも最後の最後、交渉をしたわけです。まあ菅はどうせポストも渡さずに協力してほしいとか言ったんでしょうね。


【社民・共産は欠席・棄権】

 とりあえず目先の選挙が怖いこの二政党はひよっています。たち日に連立工作を打診したのはこの日のためなんでしょうね。ちょっとでも衆議員増やしといて造反、衆議員での内閣不信任可決を防止するという。欠席や棄権による全体数の違いによって必要な票数が多少前後しますからね。与謝野一票がこんな形で生きてくるかもしれません。そういう意味で石原さんがまず比例なんだから辞任してから大臣になるのが筋でしょうといってましたが、まことに正論ですね。少なくとも自民党の票で議員になった与謝野さんは辞任に投票しないといけません。実際85くらい造反しないとダメなんじゃないでしょうか?


【造反に大義はあるか?】

 憲政の常道から言って与党議員が造反することなど許されません。しかし、かの谷垣さんが党首討論でまたしてもこう言って菅さんを追い詰めました。民主党の言ってきたマニフェストと違う。公約と違うことをやるなら解散総選挙が筋ではないか!野党になるとどうしてこうもいいことを言うのか?野党自民党は立派ですね。確かな野党ですね(笑)。まあだからといって与党になって安心できる体制には程遠いんですけどね。

 政党政治、憲政に重要なのはただひとつ国民に公約したことを守ること。かのディズレイリが、ピール内閣を自分たちの公約穀物法廃止を飢饉だからといって、野党の公約を奪って、それを実行したとき、こう追い詰めた。あなたは穀物法を守るといって国民に約束をして総理になったではないか。あなたは女王陛下に信任を受けたといっている。しかし穀物法を守るといったあなたを女王陛下・イギリス国民は本当に信任したでしょうか?この名演説を聴いて、与党の議員はその理の正しさから一人、また一人と去っていった。

 今の菅内閣はまさしくこの誇示と同じ。公約を破っている!このような政権・内閣に対して不信任を突きつけることはなんらおかしいことではない。離党が筋というのは一見理にかなっているが、離党すべきというなら公約を破ったのは現内閣のほうで、現内閣が現民主党の公約と異なるのだから集団離党するのが本来の道筋なのである。


【野党・与党内対策すべてに稚拙】

 この言葉にすべて説明されると思う。国会対策以下に法案を成立させるかということから、与党内最大派閥への対処を含めすべてにおいてあまりにもへたくそすぎた。そして度重なる選挙の敗戦にも責任を取らなかった。それがすべてだろう。

【小沢の計算】

 今回勝っても、負けても小沢にはどちらでもいいという節があると思われる。というのは勝てば、まあ前原総理とかになって現官僚内閣陣の発言力は大幅に消える。マニフェストに小沢・鳩山時代のそれから、遠くても確実に回帰する。今より数倍ましな政治になる。

 負けて党を追放されても衆・参あわせて150近い第二・第三政党になるのは確実で、イギリスの三大政党制のようになってキャスティングボードを握るもよし。政界再編もよし。特に民主は割れる!といってきた渡辺さんは待ってましたといわんばかりに小沢と政策すり合わせを行うだろう。

 民主党党員資格停止のような処分を受けているから、ここで小沢総理に一定のハードルがある。それを新党からなら、可能になる。だったら新党結成でかまわないだろう。

 造反が70人出るという時点で勝っても、負けても小沢影響力は確保され、現政権の求心力はいっそう弱まるのだから、造反しない手はないのだ。

 WSJインタヴューで明らかなように、一刻も早く原発放射能の問題を何とかしなければいけない。ところが2ヶ月近くも何もできていない。こういうときに黙っていては国民に申し訳が立たない。この理は完璧だろう。これを聞いて反対する論理はないだろう。

【谷垣の計算】

 とまあ、以上の小沢の計算に合わせて谷垣の計算は仮に失敗しても民主党が割れるんだから、それでいい。これで自民の発言力はぐっと強まる。何より注目すべきは彼が過去森政権の時代に同じく加藤の乱で造反に組して失敗したということです。その後加藤さんはいずこへ?執行部の切り崩しにあい、党内有力者で次の総理候補とみなされていた彼は見る影もなくなりました。小沢氏が同じ目にあえばいいとどこかで思っているのではないでしょうか?

 彼の言動で注目すべきは、菅さん以外なら協力のしようはいくらでもあるということ。首相辞任の代償にいったい何を可決させるつもりなんでしょうか?震災復興の枠組みとして?大連立をやるのか?仮に造反が失敗しても、求心力低下した菅政権が早晩行き詰るのは必至でしょう。政界再編にしろ、大連立にしろ、まあ都合のいい事実であることは変わりないですね。

しかし万一政界再編ということにでもなれば、自民が分裂する可能性もあるんですけどね。増税派・減税派の再編になれば自民も割れるんですけどね。まあ、維新・減税派の再編に期待するしかないんですが、どこまでそのムーブメントが続くかということしだいでしょうね。

とりあえず、あしたの採決をwktkして見守ることにしましょうかね。

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