てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

【2011/11】 最近読んでいる本の話

死にたい老人 (幻冬舎新書)/木谷 恭介

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なる本が目についてつい借りてきました。もう断食して死ぬか、っていう人の本です。これもある意味で自殺の一形態ですが、デュルケムだって老人の自殺は社会的に是とされる。介護・扶養で社会の負担になりますからね。その一形態として読んでみようと。チラ見して、ちょっと面白そうだから、借りてきた。今のいじめがひどいというが、昔からひどかったわしの学校では無目的に一人をターゲットにして集団で全裸にさせるいじめがあったと。なるほど、いじめについて無目的になっていたのは戦前からすでにあったのかと、ちょっと面白いなぁ~と惹かれました。読んで面白かったら、感想書きます。

しかし、生きたからもういいや、死のうっていう気持ちに共感してしまうのはどうなんでしょうね…。まだ30にもなってないのにね。まあ30なんかもうすぐだけど。ブログ見ると、話が合う人殆ど60近い人達ばっかなんですよね(笑)。介護の話や親が死んだ話、糖尿病って失明するんだ~とか、親が年取って徘徊するとか、普通にカルチャーショックですね。ブログなんかやってないでもっとなんか有意義なことに時間を使いますかね?まあ、ひきこもり体質ですることなんかないんですけどね。

暮らし視点の経済学―経済、財政、生活の再建のために/山家 悠紀夫

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図書館でたまたま目についた物続き。↓なんかタイトル通り、構造改革に反対な人。

「構造改革」という幻想―経済危機からどう脱出するか/山家 悠紀夫

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 ぺらぺら~と本読んでも、あんまり共感することはない。政策が構造改革じゃなくて、もっと下層のためになる生活保護やら最低賃金引き上げやら、そういうことやれっていう経済政策を唱えていますけど、それで契機が良くなったり、問題が解決するなら苦労しないわけで。やっぱ経済学だけやってる人は政治的要因とか国際関係のダイナミズムとか頭に入れないでしょうからだめですね。

 麻生政権の経済政策は最低。定額給付とか、補正予算の官庁丸投げなんでもオッケーで認めたように、公共投資で経済成長をブーストするんじゃなく腐朽官僚に金やるだけ、泥棒に追い銭ふざけるな!は共感しました。当たり前に金持ち・大企業から取るんじゃなくて、そんなくだらないバラマキで庶民の将来の財布から奪おうなんて馬鹿丸出。選挙で負けるのは当たり前と言ってますね。その点は同意です。民主に投票した奴は土下座しるとかいうアホは自民のほうがよっぽど悪質な点をスルーですかね?それはとりあえず置いといて、言ってるんでしょうか?まあ、自民・民主も目くそ鼻くそですけども。
 
 構造改革はやったから失敗じゃなくて、重要なところは骨抜きにされた。既得権に斬り込めないから失敗なわけで、その点わかってるんですかね?唯一まともだったのは郵政民営化くらいでしょう?あと基本的にアメリカに資金が流れこむというフレーズで、アメリカに日本の資産が盗られる!みたいな分けわかんないこと言っている人いますけど、大丈夫ですかね?日本の市場に投資されるべき金が、アメリカの市場にマネーが流れるということで、別に大したことじゃないよ。大体ン百兆円もある日本のマネーが全部流れるわけ無いでしょうに。

 いずれにせよ今の経済の停滞って、単純な経済政策~例えばマネーをするだとか、どこに予算をつけるだとか、そういう小手先の政策を間違えているから失敗しているんじゃなくて、根本的に制度が時代に適合しなくなっている。社会制度を抜本的に変えなくてはならない。高度経済成長のような単純な都市化=キャピタリズム化政策、バカヅキに任せるだけの社会制度では不可能。そうなってきたわけですから。根本的から社会制度を変えなくちゃいけない。

 それをやってないからこうなるわけで、持ち家ン千万つぎ込んで数十年経ったら、資産価値ゼロになるとか、そんな国で建築ラッシュが起こるはずがない。人が生まれなかったら、経済力の基本が目減りするんだからシュリンクするに決まっている。子供を生みやすいようにあらゆる制度を変えなくてはいけないのに、何もしていない。アホすぎます。

 一言で言ったら生きづらい社会。何をやるにも上からの命令で自由にできない。生きていて楽しくない。生きていて楽しくない要因を減らして、楽しくなるような要因を増やせばいい。本当に単純なことなのに、なぜそれをやろうとしないのか?馬鹿丸出しですね。

高岡さんの新刊が出ていました。しかも二冊今読んでます。秘伝で連載したものの加筆ですね~。ヒトは原始人時代無茶苦茶な範囲をテリトリーにしていた。人類はブタ並みのスピードでしかないが、本来もっと早いという話。神足歩行術とかね。食べることにも身体意識に影響を与えるというのは面白いですね~。食べることで特定の身体意識が刺激されるか~なるほど~。読んだらちょろっとコメント付けたいと思います。
ヒトは地上最速の動物だった 高岡英夫の「神速」走行理論/高岡 英夫

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「ゆる」身体論と最高の自分になる食事/高岡 英夫

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