てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

ブラジル白人人口5割を切る

 ブラジルの人口比の話です。全人口の白人の比率が5割を切ったそうで。これまでの調査だと53%ぐらいだったみたいですね。社会実情データ図録さんのページを見ると(このページね)、なるほどね~と思いますね。中南米の民族構成なんか見ると面白いですね。

 面白いのが国によって白人主導、メスティソ(白人とインディオの混血)主導、黒人主導、ってのが分かれていることですよね。日本人は人種/民族構成っていう世界の常識に鈍感ですので、支配階層と非支配階層には絶望的な差があるという当たり前の話がわかりません。

 台湾だって外省人内省人という身分があるように、どこだって人種や宗教・言語などの民族構成・階層によってもう運命が殆ど決まるようなものだということがわからないですよね。キリスト教は狩猟・牧畜文明、世界中に家畜を育てるように、現地人を支配しコントロールしてきた発想が今でもしっかり根付いているわけです。

 ちょうどアメリカではスペイン語イスラムの台頭なんかあってあともうしばらくしたら支配階層はそのままではいられない。消えてしまうから、一個下の階層と融合して新階層を形成せざるを得ない。そうじゃなきゃ政治動かせませんからね。ファンダメンタリストが動かすのは頭打ちになるでしょうし(それともファンダメンタリストで多数派は固定されて、ファンダメンタリスト固執したままアメリカは衰退していくんでしょうかね?)。

 ブラジルの白人が50%以下にあるように、その傾向は変わらないでしょうね~。BRICsのBの字のブラジルが白人国家から、ムラート国家になっていくというのは非常に重要な事実かと思います。ムラートが主導している・多数派の国ってドミニカだけですからね。つうか白人ってポルトガルやスペインだけじゃないだろうし、白人ってだけでまとまれるものなんかね?ムラートメスティソはまあ、まとまりあるんだろうけど。主流派じゃない分団結しそうだし。ムラートが増えているってことは、混血が進んでいるってことかね?ブラジルの人種対立なんてしらんけど、そうならブラジルは良い方に向かっていることだわね。どっかのアメリカのように融合が進まないのと真逆の事例になるかもしれんね。こりゃ将来が楽しみだわね。

 トリニダード・トバゴガイアナスリナムって国はインド系の人間が多いのね。凄い面白い。なんでインド人が?って思ったら、インド人は黒人奴隷がアフリカから連れてこられたように、大英帝国時代インドから連れてきて働かせてたのね~。いやーこりゃ面白い。しかもってことはアフリカに進出する中国人なんて目じゃないくらいインドはココらへんにパイプがあるってことよね。中南米にパイプがあるのは面白い。日本はブラジルに移民・日系が100万くらいいるけども、それがどの程度の力になるか。もうちょっと移民政策、入れるほうじゃない移民政策というものを真剣に考えるべきじゃないかえ?

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ラテン音楽紀行 - ブラジル・サンバ編