てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

【魁!!男塾】 なぜ雷電は知っているのか?

を、見て久しぶりに男塾見たくなって、見返したから、男塾でもいっちょ書いてみようかしらん?ということで書いてみます。

 豆知識ですが、北斗の拳ジョジョ魁!!男塾には共通するモブが使われてますね。モブじゃなかったかもしれないですけど?男塾で狼使うゴバルスキーだかなんかは普通に北斗の拳でも出てきてましたしね。名前違うだけで。友情出演が凄い多いんですよ。きっとアシかなんかで繋がってて、遊び心でこいつ使ってよ~とかなってたんでしょうね。
 ※知らない人にはさっぱりわからないでしょうが、読んでいる人向けに書いてますので、そこのところご了承ください。あとタイトルと内容は関係ありません。男塾のおかしな所を淡々と書くだけです。

 

初期の男塾はバトル漫画ではなく日本刀帯刀と抗争が常識の「学園コメディ(?)」

 初期の男塾の作画は顔がモアイなんですよね(笑)。頭に男っていう文字を書く時の説明で、その修行法を初めた達人の名前が周民明。この頭墨印が男塾の捏造エピソードの始まりなんですね~。民明書房*1もこの周民明という人物名からだったのかな?って、そんなことを思っていたら、そういう名前の人・キャラが続編から出てくるとか。荒木大輔松坂大輔みたいなノリでしょうか?元ネタ1000年位昔の話だったですよね、確か。

 初期は学園コメディで、ジャンプ特有のバトル路線化でバトルモノ化していきます。高校生設定だから、あとから年齢とか色々矛盾しまくりで、こいつら一体何年学生やってるんだ?というイミフになっていきますね(^ ^;)。
 赤石が三年前に一号生を血祭りにあげて、それで無期限停学になったと。三年間も二号生やるってのはなんなんでしょう?上が死ななきゃ昇格出来ないんですかね?男塾は。実はこの三年前ってのは伊達が男塾にいた年なんですよね。見直して気づきましたが、裏設定として伊達がいなくなって戦力が落ちた一号生がシメられた~なんてのがあったりして。
 赤石も三号生と対決できるほどの能力がありながら、いかんせん周りがしょぼいので対決しようがなかった。んで、二号生も三号生化して、三号生と付かず離れずで、永遠に居座り続けるようになった。二号生には赤石のテストを受けて昇格・生き残りがわずかにいた。そうやっていつかは三号生を倒す!とかそういうシステムだったんですかね~?
 伊達の教官殺しで逐電するのも、このままでは邪鬼の十年におよぶ男塾の支配を覆せない!勝てない!仲間集めじゃあ!→三面拳を見出す!という裏設定にしとけば筋が通ったんですけどね。実は邪鬼の支配を倒すた め~っていう形にしといて、桃!お前のような男がいれば、俺も男塾を出る必要はなかった…的なね。んで、赤石ともそういう絡みにしてやれば、初期の赤石はもっと生きたと思うんですけどね。冨樫兄とかも実は繋がりがあった!とかにしとけば面白かったのにね。
 大威震八連制覇で男塾を支配するものが決まるという話で、邪鬼ら三号生は三回勝って十年の支配を築いたとありますからね。伊達も赤石もこのために動いていた。特に赤石の厳しさは狂っていたのではなく、無駄な犠牲を出さないために敢えて人数が揃わないようシゴイてついていけない奴を落としていた!!!揃うまで邪鬼に服従していた!のほうが良かったんですけどね。伊達も外から叩くか、内から叩くかの違いだけで目的は変わらないってことで筋が通りますしね(まあ、そのあとの天挑五輪があれですけどね、ストーリーにつながりがない、一回一回終わったら次どうしよっか~的でしたから。そういうのはJOJOと全く違うところですね)。

 学校っていうか男塾はほとんど極道組織でしたからね。伊達にしてから、関東豪学連で関東を支配下においていたと言ってましたから、ギャングみたいなもんでしょうか?大学の応援団が塾生を捕まえた時も、殆どギャングでしたからね、身代金を要求したり。学校=ヤンキーどころか、その筋の人がいるっていうのは時代の背景を表してますね。マガジンなんかヤンキー・不良漫画だらけでしたしね。男塾が三百年の自主独立を図ってきたと伊達が言ってましたから、やっぱりそういう異世界設定なんでしょう。しかし男塾は一体どんなシノギをやってたのか…?
 赤石とか桃とか初期でもポン刀持ち歩いていましたから ね(笑)。ちょっと昔というより、戦後すぐの焼け野原で、ギスギスした時代?自分で自分の身を守る武装が当たり前の時代なんでしょうか?戦後からその意識を引き継いだパラレルワールドってことですかね?世界観は。まあ同時代に北斗の拳やってて核戦争で人類が殆どいなくなった時代っていう設定がありましたか ら、日本刀の一本や二本で違和感なかったんでしょうね~。
 6巻でソウル・オリンピックって出てきて、ああそうか男塾はそんな時代だったのか~と染み染み思いましたが、今読む若い人はヤクザが盛んだった頃はこういうのが当たり前だったんだろうなぁ。と、よく当時の空気を理解してください。韓国が民主化されてすぐの頃は日本も学生が日本刀背負って歩くのが珍しくなかったんだと(笑)。

初期の奥義・極意は刃物・鉄球を振り回すだけという力技

 心眼剣とか一文字流斬岩剣とか、伊藤一刀斎とか上泉伊勢守微妙にパクってたんですね~。アメリカの高校生が九九でここは小学校か?っていう話がありましたが、アメリカの数学なんて高校でも日本の中学レベルですから、高校生が九九やってもそんなに違和感ないと思いますけどね。
 三巻まで毎回嬉しいこと言ってくれるじゃないっスカ(ねぇか)。という言い回しが出てきます。やらないか?的な、クソミソの元ネタがなんかあるのかな?実は?嬉しいこと言ってくれるじゃないの―には元ネタがなんかあるのかもしれません。桃の口癖はおっす、ごっつあんです。―なんですが、そんなに出てこないんですね。もっとごっつあんです使ってキャラ付けしとけばよかったのに。
 初期の絵柄は荒いというのは連載し立ての作家によくあることですが、モアイだけじゃなく、刀がしなりすぎて、「し」の字みたいになってますね。技の解説で一文字流斬岩剣が民明書房の始めですね。嘘エピソードに一発目から民明書房が出てくる訳じゃなかったんですなぁ。
 ラグビーで敵が中国武術秘伝中の秘といって使ったのがトゲつきの鉄球版鎖鎌ですからね(笑)。随分ショボイ秘技だなぁ。中国拳法の秘とか奥義だらけですが、一発目がこれです。普通この極意の深さを見せてやろう!とかなんか技が有りそうなものですが、何もなくただ鉄の塊振り回して終わり。
 本格的にバトル路線に入って虎丸が出てきますが、どうもテコ入れで結構格好いいキャラにしようとしたフシがありますね。一発目の虎丸はリーゼントでかっこいいんですね。半年独房に入れられて、飯だけは差し入れされたって、便所はどうしてたのか?両手使えなけりゃ食えないし、どうやって寝るんでしょうか?こういう無理な設定はいつものことですね。
 三面拳が初めて出てきた時の月光の顔は出落ちですね(笑)。力入りすぎだろ、月光の顔w。飛燕も初期は顔に三面拳特有のブッダのアレみたいなのが額についてますが、美化路線にあっていつの間にか消えていきます高須クリニックあたりでレーザー治療を受けたんですね、きっと。
 この戦いでJが死んでJの名前を刺青に刻んで、必勝を誓うというのがありますが、のちに見事に消えています。胸に闘の字を刻んで一生消えないって言ってたのに、いつの間にか消えたり、ダルマの刺青入れたのに消えていたり、刺青は時間が経てば消える設定ですね。きっと王大人が将来を心配して、大阪の公務員になれるようにちゃんと消しといたんでしょう。もしくはお母さん?みたいな人が、「あんたこんなん彫ってみっともない!奈良のおじいちゃんに怒られるで!お母さんが消しといたる」って感じで消されたんでしょうかね?
 初期の三面拳っていろんな多彩な技はなくて、ただ刃物振り回すだけなんですね。飛燕は最初っから千本という急所を狙って相手の行動を不能にするとかそれっぽい技がありますが、雷電なんか靴に刃物つけて飛び回るだけですからね(笑)。飛燕も刃物使ってますし、月光だけですかね?ダイナミックに全身変身して得物使わないのは。それでも全身鋼になるというだけで、技らしい技を使わない。なんかただの怪力男で終わっちゃってましたけどね。後の多彩な技が信じられない三面拳のデビュー戦でした。
 最初の富士山でのバトルのように、ただ二人が対決するんじゃなくて、バトルの場所が特殊な環境でその環境を利用して技を繰り出したり、一歩踏み外すと死ぬとかだったり、そういう極限状況を設定するのはキン肉マン以来のあれですね。キン肉マンの場合はプロレスのデスマッチのあれなんでしょうね。そうすることでより緊迫感、見ている方にインパクトを与えて惹き付けやすいという。普通に一対一で戦えよとしか言いようがないですけどね。こうすると読み手に緊張感を与えられるのと、あと秘技を使う言い訳になりますからね。いや、あの時はこういう環境だったから、使えなかったとかね。今回の環境に最適だからこの新技を使ったんだ!という。
 Jと虎丸は状況から言って、傷だらけで包帯ミイラ化されるのはわかりますが、冨樫の場合空から大飛翔したのを助けるだけだから包帯いらんだろ。そんな大して怪我しなかったじゃんか。やべ、冨樫傷ついてねぇよ。かわいそうだからグルグルにして怪我して戦った感出しとこうぜという三号生の親心ですかね。
 4巻のファンレターで桃が負けて死んで連載が終わるとか書いてありますけど、無茶苦茶すぎだろ。赤石はどこ行ったとか、この読者のなんでもあり感が本当おもしろい。そして平気でネタバレも載せていくという荒業(笑)。コミックスの巻末にある読者レターのネタバレが半端ないですね。まだ仲間にすらなっていない段階で雷電が死ぬとか、激しいネタバレ。コミックス派のことなんて微塵も考えない。
 編み物飛燕はこち亀のレイコっぽい。ココらへんから女化が始まりますね。そしてようやくタイトルの雷電の解説ですが、実は初期は桃と伊達が解説してるんですね~。大威震八連制覇の時は、冨樫も虎丸も「な、なに~っ!」と驚き&実況役もないですしね。

初めの解説役は桃と伊達
 大威震八連制覇って、垂れ幕が出てきて塾長が説明してますけど、歓迎セレモニー的に三号生が準備していたんでしょうか?それを想像すると笑えます。勝負の一発目J&雷電コンビで「まずいぜ!あの足場じゃJに不利だ。」「しかしあのプライドの高いJが雷電に譲るか…」的に桃&伊達の解説コンビで始まるんですなぁ~、男塾名物の解説スタイルは。「あれが噂に聞く~」という名ゼリフは桃が初めて使いますからね。
 蝙翔鬼が味方になるとか考えなかったんでしょうね、キャラひどすぎでしょう。つうか義手があんなに精巧に動くかよ(^ ^;)。天禀掌波とか無理がありすぎるだろ。一試合目は卍丸のデビュー戦ですが、いつの間にか髪が金髪?ピンクかな?カラフルになっております。退屈すぎてブローネあたりで髪を染めてしまったんですね。さすが身だしなみにこだわる卍丸先輩。
 蝙翔鬼が助けてください!といって磁石を遮断する石を渡すんですが、くどい!といって蝙翔鬼を蹴落として殺すシーンがあります。あれ?磁力で遮断するやつがないと一歩も動けないのでは?(笑)。大の男が一歩も動けなくなるはずの磁力をコツンと蹴っただけで磁力を封じてしまう凄まじいキックだったんでしょうか?雷電がやられた時の寝っ転がってばんざーいしているコマがありますが、これちょっとツボ入りました。
 あと、のちのち出てくる話で分身の術は5人が限界…っ!ってあるのに、この時思いっきり10人に分身してるんですけどね。きっと霧が濃いとその環境を生かして倍に見せられるんだ!そうに違いない!もしくは10人も描かれていないのでハッタリ?卍丸の身体にある傷は出たり、消えたりしますなぁ。こういうところが本当に適当ですなぁ。
 人柱ならぬ、人で橋を作る感動する名場面がありますが、今考えると初戦終わったあとで「渡れなければお前たちの敗北よ!」とか、汚すぎるにも程があるだろう。過去三回の対決でもこういう汚いことしてたのか?しかもあとから急に王大人が出てくるとか、他にルートあったんじゃねぇかよ!何だったんだ、これ?*2
 続く二戦目で初めて冨樫の名ゼリフ「し、知っているのか~、俺の兄貴のことを!」知っているのか?は、技ではなく一発目は兄貴のことだったという豆知識。初期の飛燕肩幅すげぇな。と思ったら、初期はみんな異常に横に太いですね。二人分の体重を計算して~それ以上乗ったら橋が落ちるとか、4人の体重が近いならともかく、独眼鉄はどうみても100K以上の巨漢。普通に無理じゃね?後ろで見ていて、そういうルール違反をしたら落下スイッチ押しますみたいな方が良かったですね*3
 飛燕が最終拳を使いますが、なんか飛燕は毎回最終拳を使ってるイメージがあります。センクウ先輩だけなんでカタカナなんでしょうね?センクウ先輩は好きなキャラですねぇ。ほっときゃ死ぬ飛燕を、「貴様のその最終拳受けてやろう!」とか、「本来なら硫酸の海に沈めるところだが、これだけの男、手厚く葬ってやれ」とか、いちいちかっこいい。敵キャラで非道っぷりを見せなかった珍しい例ですからね。冨樫を自分の身を顧みず救ったりね。まあ、独眼鉄は殺しましたが(笑)。


学生同士のバトル?いいえ極道・漢の度胸試しです
 あと大車輪でベキベキにはしご折ったのに、コマによって復元しておりますね。こういう背景の手抜きが本当にヒドイ。しかし毎回思いますが、時間が経てば硫酸が満ちて盆もろとも落下するとか、そんなもん作るのにどんだけ時間と費用かけたのか?*4トリビアの種あたりで実際に作って検証して欲しいですよね。まあえげつないシノギしていないとこんなん作る金ないですよね。いい年こいたおっさんたちがデスマッチするのはヤクザの度胸試しと考えると筋が通りますね、一応。
 第三戦で全面石油の海とありますが、石油だったら火がついた時点で爆発するんじゃないのか?あんな大量にあったら…?灯油とかならまだわかりますけどね。なんで火がついてない部分があるのかよくわかりませんが?質が悪くて一気に燃え広がらないとか?まさか灯油と石油の区別もついてなかったとか?(笑)
 最後の決戦場で塔を登る際の、鉄球ゴロゴロのシーン。一回止めておいて、ちょっと下の方で道の外側抉って、そっから外に捨てればいいだけじゃね?妙にえぐれている構造とはいっても、あれだけ人がいたら外へぽいー出来るでしょう。いちいち砕く必要あったのかね?とにかくまあ汚いですね。挑戦する方はこういう試練をくぐらないといけないという公平のかけらもない。王大人は別から行くって言ってましたが、どうしたんでしょうね?エレベーターで頂上の闘場まで登ったんですかね?塾長とかも。そもそももう三戦全部一号生が勝ってるんだから、消化試合でやる必要なくね?生き残りデスマッチ方式なんですかね?どっちか全員死ぬまでじゃないと決着しないという方式だったのか?度胸試しというかシノギの争いならデスゲームで全員死ぬまで終わらないってことでしょうか。
 月光の棍は覇極流なんですね。伊達の槍から教わって自分流にミックスしたのかもしれません。ここらへんの裏設定をやったら面白いのにね。桃VS影慶で初めて毒手のところで技の解説が出てきます。「し、知っているのか王大人!」初めてのテンプレでの技の解説は王大人でした。毒手は最終奥義だったんですけどね、ほっとけば自分も死ぬという。生き返って耐性が出来たんですかね?ジョルノも蛇からワクチン作ったとかそんな事言ってましたし。
 しかし、王大人の部下はなんでKKKみたいなマスクをかぶっているのか?今頃気づきましたが、みんなアゴしゃくれているというか、アゴがごっつくて強調されている。「J」みたいな文字が影になって見えますね、アゴの線が。


殺しても生き返るという常套手段を超えた身体が10m以上変化する
 そしてとうとう伝説のハイパー言い訳タイム。これまでのバトル漫画で不自然に生き返るという話はいくらでもありましたが、巨大な人間が縮むというむちゃくちゃな設定は後にも先にもこの男塾だけでしょう。邪鬼がでかいのは威圧感と闘気がすごかったからという無茶苦茶な説明*5思いっきりでかい椅子に座って、酒飲んでたやんけ(笑)。これは本当にヒドイですね。後先考えずに影慶にとどめ刺すし。後々考えて話作っとけよと言わずにはいられない。

 しかも、盛り上げに盛り上げといた大将同士の一騎打ちが氣という新しい世界観導入してガシガシやったあとなのに、雷に頼って逆転勝ちというしょぼい結果。あんだけ氣がたくさんある邪鬼なら、身体をかたくするやつでノーダメージでいけたんじゃねぇの?最後に胃を切り裂いて鍵を渡した邪鬼は相当苦しかったでしょう。対して、桃は金魚を飲み込む人間パイプのオッサンバリにポンと叩いて吐き出すだけ。本来ゲロまみれでしょう(笑)。
 あ、もちろんこの闘いが終わると、冨樫兄と邪鬼の関係・三号生の関係はあやふやになります。まあセンクウが冨樫救ったんでチャラってことかも?
 天挑五輪大武會編になって、邪鬼が「こっから外を見ろってことらしいぜ」と、急にフランクなキャラになってます。帝王キャラはどこに行ったのか?王大人が助けたって飛燕が説明してましたが、隠す・偽る必要が一体どこにあったのか?よくわかりませんが。まあ、死闘=真剣勝負=レベルアップというよくあるやつでしょうかね?天挑五輪というものに、有力な闘士が集まらずに参加しない場合、負けていた桃達は一号生達に一生会うことを禁じられたまま放逐されていたんでしょうかね?
  死亡確認という名ゼリフは毎回言ってそうなイメージがありますが、そんなに言ってないんですね。一戦目くらいですね、言ってるの。アニメの影響でしょうか?毎回死亡確認しているイメージがありますが。ジョー、立て!立つんだ、ジョーのあれと一緒ですね。実際は一回か二回しか言ってませんからね。


雷電の解説デビューは実3回目から
  さて、件の雷電ですが、伊達・月光が技の解説をしたあと、解説の三回目にしてようやく出てきます。翔穹操弾の解説が彼のデビュー解説です。毎回新しい戦いになるたびにどうでもいいというか、死ぬキャラが決まっていたようですが、鎮守直廊の三人殺しとこうと決まってたようで、独眼鉄が血祭りになります。男塾のヤムチャ枠とでも言いましょうか?かませにするという点では同じなんですが、新規参入キャラは毎回舞台変わると三人死ぬという枠が男塾にはあって、その死に枠でしたね、鎮守直廊の三人。今までゲスキャラだったのが仲間になるたびに、急にいいやつになるのはお約束なところがありました。
 きっと後輩が出来て、やべぇ、こいつゲスい先輩だな!って思っている埋め合わせを兼ねてかっこいいところ見せようと張り切って死んじゃうんでしょうね。独眼鉄は最初の鎮守直廊でもヘマしなかったし、飛燕を一応は苦しめた。「しかし美しい顔が切り刻まれるのは快感じゃわい」といってゲスなところを見せるわ、ビビって漏らすわ、最終的にみっともなさを見せてしまった。最後がなければそこそこ良かったのに、彼にしてはこの失点を取り戻すのに必死だったんでしょうなぁ。
 きっと小学生が教室でお漏らしして、その恥ずかしい過去をぬぐい去るために頑張ったあれと一緒の心理でしょう。残り二人の鎮守直廊が結構いいところ、ちゃんとした技を見せて死んでいったのに彼だけはなにもしないで、ヨーヨーのでっかいのを振り回しただけで死にました。哀れ独眼鉄…。そういえばあの片目だるまの刺青は桃たちが来るまでにわずか十分かそこらしか残ってませんでしたから、そうとう手早くほったんでしょうな~。よくあんなに素早くできたもんですなぁ。ヤクザみたいなもんですから彫師を何人も囲ってたんでしょうね。きっと。三号生は額に男ってモンモン入れている人いましたしね。
 翔穹操弾は秘伝で継承者は三人もいないって言ってますが、こんなもん普通に修得したいと思う奴がいないだけじゃないでしょうか?どうみたって難しい技術ですし、相手が鎧着込んでいたらどうしようもないじゃん(笑)。江田島塾長を操った操り糸の使い手みたいに、よろいを破壊する技持ちならわかりますけどね。そんなめんどくさいことするなら普通に飛び道具修得するでしょ?操る必然性なんかないもん(笑)。戦場だったらどうするんでしょうか?一人操ってる間になますぎりにされそうですね。まあ暗殺拳ということでしょう。


情緒不安定な主人公桃
  桃は「地獄で詫びろ」とか、「故郷を思いながら眠れい!」なんて見栄をきってとどめを刺して終わるというパターンが多いんですが、次の回になると大抵相手は生きてます。貴様にかける情けはないとか言いながら、「独眼鉄は相手の死を望むような男ではない。ただそれだけだ」―と次の瞬間前言を翻して180度変わってしまうのはなんかちょっと怖いですね。キャシー塚本みたいで(^ ^;)。でも独眼鉄は飛燕の顔を傷つけてへ~へっへ~っとか言ってたんですけどね。
 どうでもいいですが、ハッサムというオッサンが、これまでの双子のオッサンとか王大人のように司会進行役になりますが、技の解説をしたり、~~16人衆を解説することはありません。何のために出てきたんでしょうかね?このオッサン。ハッサムと呼ぶがいいと自己紹介しながら、最後に殴られて誰も名前を呼んでくれないという寂しいキャラでした(´-ω-`)。
 続くオリンポスも、むうあいつらが!と言ったのは伊達でした。初っ端は己の好きなセンクウ先輩。死天王の内、最も俊敏というキャラがこの時与えられます。分裂する卍丸のほうがよっぽど俊敏なのでは?逆立ちでくるくる回ってるだけなんですけどね、この人、俊敏性よりもバランス性に優れているんじゃ?このときヘリコプターに救急手当の設備があることが明らかになります。Jなんか無傷で勝ちましたけど、なにしてるんですかね?一仕事したぜ、感覚で一服してるんでしょうか?イギリス人ならティータイムで紅茶でも飲んでそうですが、アメリカ人ですしね。
 続く卍丸、アイスラッガーのデビュー戦ですが、最強の暗黒拳法と羅刹が紹介しますけど、センクウも中国を二分する暗殺拳という設定ですよ!センクウが治療に行ってなかったら、センクウが「いやいや俺だし!」とキレかねないところ、気をつけろ!羅刹のオッサンよ。アイスラッガーでうでの鎖を壊すみたいですけど、なんで片方壊しただけで両手が自由になってるんでしょうね?引田天功バリに抜けられるならいちいち壊す必要ないんじゃ?よくわからん。
 一時期ハナモゲラやろうと卍丸をバカにしていた虎丸ですが、「大丈夫ですか!卍丸!いや卍丸先輩」と敬語を使う。きっとあのあと調子こくなよ一年が!とキュッとシメられたんでしょうね。真っ先に今助けるぞ!なんて言ってましたし、地味に虎丸と関係が深くなった先輩・後輩コンビでした。虎丸は赤石にも可愛がられてましたし、実は先輩にかわいがられる後輩キャラなのかもしれません。後輩!虎丸くんみたいなシリーズも見たいなぁ。「オレにとっては髪型のほうが大事だ」と仗助のようなことを言って、髪型を気にしながら、次の瞬間(コマでは)まともに歩けずに肩を借りている卍丸はいいキャラしてますね。
 想像以上に長いなぁ。あとちょっとだけど、分割するか、まさかの続編で(^ ^;)

 

  

*1: 

民明書房大全 (ジャンプコミックスデラックス)

民明書房大全 (ジャンプコミックスデラックス)

 

 このネタで本を売って商売しようとするとは…恐ろしい子…!!

*2:こういう卑怯な設定は、単純に強いやつ8人いればいいというわけではなく、一号生VS三号生でのシノギを巡る抗争だから、三号生全体を乗り越えないといけないという試練みたいな後付け設定が必要でしたね。結局それで伊達も赤石も話繋がりますからね。

*3:そしてこの舞台設定だと、最初に一人を倒したほう=2人いる方が、隙を見てハシゴに乗っかって舞台を破壊するという裏技がありますね。戦う相手を警戒しながら、裏で小細工してタイミングは買っている相手もケアしないといけないという。まあ王大人さんがなんとかしてくれるでしょう。漢の度胸試しで決着つける世界なのでそういう卑怯な行為はありえないという前提なんでしょうか

*4:三号生が一晩でやってくれたんでしょうね、きっと。十年以上君臨している三号生たちの中にはいろんな技術者スタッフが居るんでしょう

*5:巨人化するという『進撃の巨人』の先駆けに違いない!!