てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

中国関係の本 覚え書きの続き

中国人と日本人 (中公文庫)/中央公論社

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中国人と日本人/中央公論社

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メシのタネはどこに行った―お金儲けの神様が教えてくれた次の鉱脈の探し方!/経済界

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それでもとまらない中国の大成長 (「もしもしQさんQさんよ」シリーズ)/廣済堂出版

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 邱永漢氏の本、んーなんか変なキャリアの人ですね。直木賞で小説家かと思ったら、経営コンサルタントになっちゃったみたいですね。コンサルタントっていうか、もう経営者ですけどね。やっぱり中国人というか、金儲けに一番手っ取り早い事業に手を出すんでしょうか?台湾出身の人ですけど、やっぱ台湾系の人が本出すの多いのかな?

 投資とか経営についてのことが多かったということで下二つは本当に眺めただけ。いつかは帰りたいと星を眺めていただけです。「いつかは帰れるといいなぁ…」→デデーン。って感じで終わりました。文学者ならもっと深い内面の考察とかすべきなのにそういうのはどこへやら。中国とか日本経済の話ばっかですね。Σ(゚∀゚;)

 ポイント4つほど。メモ書き。水と魚、日本は水で苦労しない土地柄。普通魚を生で食べない寄生虫とかあるから。そういう恵みがあるので食事に苦労しない。普通食文化はそういう水といかに付き合うかというポイントがあるから、中和するためのキツい臭い・味がする料理が多い。多いというかそういう基本料理で育つって感じか?日本人の感性が優れているのはそういうキツいものを取る必要がないから、匂いとか味でニュートラルなままでいられるから。香水の調香師とか料理人で優秀な人がいるのもそのためなんだろうと。

 鬼についてリーイズ・日本鬼子に代表されるような呼称・日本人だけでなく、西洋人も鬼と呼んでいた。異国の人間を鬼と表現するのはそういえば日本人もそうですよね。助っ人外国人を確か「赤鬼」とか呼んでましたし。そうすると桃太郎の鬼ヶ島なんてあれは外国人の拠点とかを意味したんですかね?赤鬼・青鬼の話もそう捉えるとわかるような?

 太子党について、そういえば台湾も蒋経国のような時代に太子党がはびこった時代があった。台湾の太子党ってどうだったのか、今どうなってるのかちょっと気になるなぁ。そういうコネがはびこるところは民主主義とはいえないから。

 対等という観念について。中国人は政治的生き物。身分というか格が決まっていて、格上・格下という意識が非常に強い。上座・下座みたいなやつをむちゃくちゃ気にしますからね。共産党の序列なんか見てもよく分かるように徹底的に序列化しますね。民主主義の基本は対等。対等な人間・一個人が社会の基本単位であり、対等な一個人が、平等な個人の権利を以って政治に参加する社会というのが基本。日本人だと同級生、タメみたいなのがあるけど中国にはあるのかな?

 そういえば下二つの中にデモは民主主義へ向かう際の登竜門というちゃんとした指摘がありますね。意外と見過ごされる点ですが、反日デモっていうところに引きずられて見落としがちですけどね。あとはどれくらいスマート化するか、暴動みたいな暴力行為が減るかどうかですけども。

中国的小秘密/東方出版

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 貧しい中国、豊かな日本というのが現実なのになぜ脅威論が出るのか不思議。

 p30、プロの物乞いがいて渡すお金が少ないと、安いと怒る。

 p60、婚姻可能年齢は男20、女18、ただし都市部は男25、女23くらいではないと未婚証明書・結婚証がでない。すなわちキリスト教の教会のように婚姻権を握っている。生活の隅々まで公的支配が及ぶのが当然という観念を持っている!

 p62、勤め先に結婚願書を出して、処女かどうかチェックして生のハウトゥー本が渡されると言うんですから、なんともはや。

 p73、自己人ツーチーレン。自他の絶対的区別。自分の周り、関係網だけが重要。

 p170、安いタバコを吸わずに偽ブランドのタバコを吸うのは面子のため。短大生以上の学証明書が実際の数より60万以上も多く発行されている。もちろん偽物であり、面子のためなら詐称もあり。

 
逆検定中国国定教科書―中国人に教えてあげたい本当の中国史/祥伝社

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 日本からの輸入語無しに中国語の概念は成立しない。淪陥区―日本占領地区に言論統制はなかった。反日内容のものが普通に出版されていた。中国内の朝鮮人義勇軍としたって話で思いついたけど、だったら日本も在義勇軍として使えるな、朝鮮半島で戦争があったら、義勇軍名目で出兵するんだろうなぁ。

 民主化天安門反日の士・江沢民。本当は汪兆銘の学生で責任を問われる。反日の士というのが権威確立に本当に役立ったのか?とすると今の胡錦濤には必要なくなったか?反日ブランドは?さらに習近平も、特別反日云々持ちだす必要もない。というかそういう世代・経験ないしな。80年の山口百恵ブームのようになれば反日感情も変わるのか?

中国民衆の欲望のゆくえ―消費の動態と家族の変動/新曜社

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 p67、喬偉―朱熹の忠の献身がウェーバーの天職「勤勉」「節約」「欲望を抑える」 =去人欲が禁欲と似ているとか全くわかっていない。そういう問題じゃない。徐文祥―儒教社会主義・資本主義の三角モデル。そもそも対立とか強調するものとか考えること自体的外れもいいところ。中国の人文科学のレベルの低さ。

儒教ルネッサンス―アジア経済発展の源泉/サイマル出版会

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儒教ルネッサンス―アジア経済発展の源泉 (未来ブックシリーズ)/たちばな出版

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 儒教ルネッサンスとかいう珍本。まあラリアの元外交官が書いたとかで、何もわかっていないということがよく分かる。かなりマイナーですけど儒教が発展に関係しているんじゃないかっていうのが一時変な影響力を持ったんでしょうか?個人的には笑わせるなって感じですが。出落ちというかでた瞬間死亡フラグに思えましたが、これって今どういう評価されているんでしょうかね?

儒教ルネッサンスを考える/大修館書店

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 これはまだ読んでいませんが、ちょっとチェックしておこうかと。多分収穫はないでしょうけどね。いかに誤解しているかということを再確認するだけでしょうけども。

 

龍の系譜―中国を動かす秘密結社/中央公論新社

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 秘密結社についてなんかあるかな~と思ったら学者じゃなくて、ジャーナリストの本。うーん、って感じ。パラ見で終わり。

纏足の発見―ある英国女性と清末の中国 (あじあブックス)/大修館書店

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 西欧の女性が中国でどう感じたかという内容の本、象徴的な纏足についてですかね?まあそんなにピンと来るもの、優先順位が高そうではないのでパスしました。

中国人は富家(かねもち)になるために食べ続ける/講談社

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 目についたので一応読んだというかチラ見。特に何もありません。

 まあ、本当役に立たない、個人的メモでした。