てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

【選挙ネタ】 2012の衆院選惨敗と山本太郎と公職選挙法の話


 衆院選惨敗、自公が320獲得―という事態になりましたね。自公は過半数がやっとくらいだと思ってましたけど、こうなりましたか。前回よりは投票率落ちる=63~64%くらいになるんだろうなぁ~。風が弱まるからその分苦しくなるだろうなぁと思ってましたが、投票率がなんか以来の最低でしたっけ?そりゃあこうなるわね。未来が10も行かないとはね…。30からプラマイ20、どうなってもおかしくないと思っていましたが。まあ、これで新党大地とかみんなとかとくっついて巨大受け皿を作るでしょうから、それでいいでしょう。次回の自民の敗北は約束されたわけですから。とにかく母体が大事、母体がデカければ小選挙区制で勝つということが実証されましたからね。

 まだ詳しいデータ、数字がないのでなんともですが、自民党の比例票も減ってますし、選挙区調整の失敗ということですね。小選挙区で自民がどの2位・3位候補併せても圧勝する!なんていう馬鹿勝ちの選挙区はないでしょうからね。第三極と言われる、維新・みんな・未来と調整して、一致団結して自民に当たれなかったことが大きかったということですね。しかし未来は自由党時代くらいの600万票くらいはとれたのでしょうか?

 ブログでは、今回の選挙は未来VS民主の内ゲバ選挙って書かなかったんだっけか?勝ったほうが選挙後の野党再編のレースを主導するという図式で、そういう意味合いの選挙だったんですね。だからまあどんな形であれ、今回の選挙は自公が勝つに決まってましたからね。まさかここまでの数字になるとは思っていませんでしたけどね。自公が辛勝だったり、数足りなくても維新で過半数は確実だったから、結果的には同じ事になるということですね。結局のところ重要なのは票数なんで。どの党が何票集めたか、どのくらいの集票能力があるのかということが重要なんで。

 だから未来と民主が何票とったかが重要で、その後の選挙区調整、戦術・戦略がどういう方向に動くかということが重要なんであって、今回の議席数自体はあんまり意味ないんですよね。そりゃ多いに越したことはないですけどね。まあ、詳しいことはまたいずれ書きましょう。データが出てきてからね。


 まあ、そういうことを考えると今回の選挙・大勝は自民党終わりの始まりといえますね。なんか社会党化しているし。舛添・渡辺がいたころは党を割る!といった活きのいいのがいましたが、今回は河野くらいでしょ?改革勢力なき自民はどうなるのか?といった注目ポイントができましたね。安倍さんが一発目に、これやるのか!っていうサプライズが無い限り、またジリ貧で内閣潰れるでしょうね。高橋さんとか古賀さんとか原さんとかをブレーンにするとかもなければ、まあ即死でしょう。


※選挙関係の話をまとめたので、ここからは別枠の話です。この自民大勝は終わりの始まりの続き。山本太郎の話+おまけで参院選は明るいという話―で書いたものです。山本太郎の話と、参院選では野党が勝つという見通しですね。
 時間がなくて、選挙の話しかけん。とりあえず今日の分、こんな短いので書いといて、なんとか次回には書きたい!
 ジタバタ(੭ु ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ु⁾⁾

 山本太郎さんが出馬。今は新党として政党要件を満たしていないからいいけど、もし自民・民主から5人政治家が流れてきて、新党になってしまえば脱原発票は分散してしまう。そうなれば日本未来の党は窮地に追いやられるってことは理解されているのかしら?己が自民総裁なら、間違い無く脱原発潰しで、彼の下に子分を送り込んで票の分散を狙うけどね。

 まあ、山本傀儡説・スパイ説を考えると、橋下さんも自民を大勝させないためのスパイと思えなくもないわな(笑)。橋下さん・維新がでなかったら、間違いなく自民が第一党、大勝利が約束されてしまうもんね~。

 新党 今は右手が友達―というのを見ました。クリスマス前総選挙で大勝利決定!ですね(笑)。

 山本太郎には共感するけど、彼は今回当選すべきではないと考える。準備期間が浅い。今回は顔見せ、お披露目で次回の選挙までにしっかり勉強をして、しかるべきステップ・キャリアを積んでから国会に行くべきだと考える。まあ次の参議院までは地道に国会議員としての研鑽を積んで、しっかり国会で議員活動をやってほしいですね。政治家としての知見が深いとは到底言えませんから。そう考えていたので己としては今回彼が落ちたことは良かったと思います。正直、今の彼は国会に送り込んで良いという人材には思えない。

 それと、宇都宮さんが落ちて残念だという声もありますが、次の参院選前にかなりの掘り起こしが東京単位で出来たので個人的には次の参院選の目玉候補となるので、都知事よりソッチのほうがいいのでは?と感じでいるので参院選期待したいですね。

 参院選は自民大勝の反動で、反対票が集まるんで、参院特有の前回のような低投票率でとどまるか疑問ですし、落選が多いということはそれだけ次に勝てそうな、あとちょっと!という有力候補がたくさんいるということですからね。対照的に自民はそういう人が全くいないので、その点も更に厳しいです。民主が前回菅が馬鹿だから負けたというのもありますが、それ以上に衆院選大勝で人材・めぼしい候補が薄くなったという要素も大きいんですよね。これは郵政選挙で小泉大勝→安倍参院惨敗にも共通する、日本政治・選挙の一つの公理といってもいいものですからね。

 あと、ソーラーの会社でしたっけ?そこに就職して今回議員に!ということですけど、その関係のつながりがあったりするんでしょうか?不透明な関係・話しにならなければいいですが。

 山本太郎氏曰く「はい、終わり。日本は終わりです。みなさん脱出したほうがいいんじゃないすか」
 この発言がどういう文脈だったかわからないが、負けてヒステリックにこういう発言をするようなら、ちょっと危ないなぁ…と感じました。未来推薦で党に参加しないとはいえ、議員としてのマナーというか有り様をしっかり指導して欲しいですね。

 未来の党で落選した藤島?さんという人が不正選挙だ!と訴えるとか本当マジ勘弁して欲しい状態になっているので、党として議員指導・後進育成をきっちり考えてやってほしいところです。


※ここからは公職選挙法の話です。悪法もまた法?というタイトルで書いたものです。

 公職選挙法に従って候補者支援のツイートは止めよう。法を守ろう的なツイートを見たけど、己にはまるで理解できない感覚だなぁ。そもそも日本人の遵法意識は高いし、法というものは時代が変われば事情変更の原則で通用しなくなることがザラにある。悪法もまた法なりという観念なんだろうか?理解できん。
 公職選挙法というのは民主主義に基づく公平・公正な選挙に明らかに抵触しているのに、それを守れ!ということは民主主義を踏みにじれ!って言ってるのと同義だと思うのだが。法が尊いのはそれが社会に有益だからであって、社会に有害な法はもはや法足り得ないのだが。
 法であるがゆえに尊いのではない。人が法を作るのであって、法が先に存在するのではない。法を作った人が尊いのであって、法が尊いのではない。法であればなんでもかんでも従えというのは近代的「法」の発想ではなく、前近代的全体主義国家的「法」の観念に非常に近い発想であるといえる。
 >現行の公職選挙法が厳然と存在しているのに、橋下市長や一部の参議院議員の人たちがTwitterを使い続けて、なんらかの政治判断or司法判断としてとくにお咎め無しのまま進行した場合、法治国家の正統性が揺らぐのではないか?
 >現行の公職選挙法が「くだらないルール」だとしても、政治家が平気で法律を無視することは空恐ろしい。マニフェストも法律でさえも、その程度のものとして扱われるのではなかろうか?
 そのような意見を見ました。公職選挙法は悪法だから踏みにじっても構わないが、そうするとかのような問題が起こってくるのも、また事実である。この意見は正しい、それどころがこの問題の核をついた見事なものである。然らばどうすべきか?
 かようなときは裁判所が判断を下す。立法・行政から独立した法を判断する機関がこのようなときに必要とされる。まさにこういった時こそ司法の判断が政治に必要とされるのである。
 裁判所に訴えてもよし、検察が起訴してもよし、そこで公職選挙法は時代にそぐわない廃止すべきと判決を下せばいいのである。そもそも公職選挙法なるものが大手を奮ってまかり通ること自体、裁判所の恥である。民主主義の重要な担い手の一つである司法機関がなぜ独立して判断を下さないのか?一体何のための独立した法の担い手なのか?立法・行政機関の顔色を窺って何もしないので中国と変わらないではないか。恥を知るべきであろう。
 裁判所といえば一票の格差、裁判所の判断が踏みにじられた以上、自分達で区割り制定して押し付けるくらいの勢いがほしいね。最高裁は選挙後に、直ちに是正してやり直せと命令を下すべき。
 そうか橋下さんが「公職選挙法は悪法だ!正してやる!」と事実上の改正、慣習を変えてしまえば「流石橋下!俺達には出来無い事を(ry」となり、業績の一つとして独裁者の道が開かれる可能性もあるんだなぁ。その功績は己も支持するし。だからやっぱり橋下には公職選挙法の慣習を改めるということはやってほしくないというジレンマがある(笑)。
 というより日本のような民主主義・法治国家の原則を理解していないと今のような話を理解せずに、橋下がやるんなら何となくいいかのような誤解をしかねないというかその可能性のほうが遥かに大きいんだよなぁ…。本当何から何までリスクだらけで嫌になりますねぇ…。

アイキャッチ用画像

山本太郎 闘いの原点: ひとり舞台 (ちくま文庫)