【自民党復活のウルトラC】 小泉進次郎新党
※別に大したこと書いてるわけではないのですが、拙分析が外れた記事を削除すると、自分に都合の悪い過去記事を削除していると思われるのも嫌なので引っ張ってきました。民主・みんな・維新で潰し合うのが最悪の展開って書いてあるのでまあ予想していたと強弁できないこともないのですが、まあまさかこんなことになるなんてね。
今回の選挙で自民は大勝しましたが、これまで述べてきたようにその中身は辛勝。野党が団結しない限り、消極的支持・勝利で政権与党にあり続けることは出来るでしょう。
今勢いある二党、維新・みんなが自民と距離が近いこと、政策次第で連立できることを考えると、自民中心で今後もやっていけなくもない。
ただ、これまでの選挙傾向を見ても、自民党の政党としてのマネジメントのまずさを見ても、アベノミクスをみても、遅かれ早かれ破綻するのは避けられないと思います。この四年間の任期を安倍政権オンリーで終えることは無理でしょうし、混迷を極めて民主党はけしからん！になったように安倍政権崩壊後、官僚おもねり政権（おそらく石破政権）となって、改革が全く進まずに、自民けしからん！になるでしょう。
と、なると、次の選挙で民主並とまでは行かないまでも、政権交代選挙で敗北した120を切るラインまで議席が減る＝それを避けるために離党＆新党行動が目立つようになるはずですね。風物詩です。
見込みがありそうなのは河野太郎くらいで、あとは自民党にもうめぼしい改革派いませんから、当の安倍さんにしても、離党して新党作って！俺は何度でもよみがえる！なんてやりはしないでしょうしね。
まあ、みんなも維新も草の根組織づくりを軽んじているので、一度政権を取っても官僚の抵抗にあってあっさり潰される。少なくとも10年持つとは到底思えない。だったら自民が一番強いと考えて自民で地道に頑張る選択肢が一番合理的にも思えますが、そこまで我慢出来る人も多くないですからね。
そこで自民として一番いいのが、偽装自民党として遊軍をつくること、すなわち小泉進次郎がかつての小沢一郎となり、子分引き連れて小泉新党を作ることなんですね。もちろんキャッチフレーズは自民をぶっ壊す。
これは実は非常に重要なポイントで、まず親父のカリスマを継承できる、「本当に自民をぶっ壊す！」のフレーズで政界再編を主導すればいい。次の選挙は反自民連合形成で、自民が負ける可能性が高い。しかし自民が分裂すれば、団結する必要もなくなり、野党は個々の違いを優先させて、強力な団結をしなくなる。結果反自民連合を弱めて自民滅亡を回避できる妙策になる。
小泉新党はかつての自由党のように一定数確保して、政策ごとに自自公のように連立組んで政策を実行すればいい。政界再編となったら、おそらく自民党のダーティーイメージが大きすぎるので看板架け替えて小泉中心の新自民党としてリスタートするという手も打てますしね。
まあ、そういうことで小泉進次郎はひとつのポイントになるでしょう。こういう情勢を見ても政界再編は次の衆院選が近づけばどんどん注目されていくでしょうし、小沢一郎もそこでまた再び注目されるでしょう。
小沢一郎は終わったという人いますけど、政界再編というのが大きなテーマになっている以上、ちょっと見方が甘すぎると思います。自由党だって議席数こんなもんでしたしね。渡辺・橋下が単独重視で是が非でも！というスタンスではないにせよ、小沢に友好的ということを考えても、引退するまであと一波乱、ふた波乱起こしてくれると見るのが自然でしょうね。
【おまけ】分けて書こうとも思いましたが、これ短いし、なんか一本まとめるのも微妙なんで、追記しときます。
未来の党（現生活）の生き残り戦略としては、みんなの党との合併、みんなの未来になることと。別案として社民＋共産＝労働党を、未来の党を通じて実行することかしらね？生活がこれに参画するんじゃなくて、外からそういうまともな政党になることを促してやるってことね。①合併巨大化、②労働党組織化路線―この2つかな？両方やってのけたら政治的天才と名を残すだろうけど難しいだろうなぁ。
きっこ氏が、安倍晋三のお友達の不正・スキャンダルを山ほど調べ上げてあるから、半年以上ネタで攻撃できるというツイートをしていました。不正、スキャンダルで政治を停滞させようというのは最低の発想。自分の支持政治家に対して、マスコミ主導のリークで潰そうとするのは民主主義を確実に滅ぼす愚行。こういう人の言説は信頼出来ない。自分支持の政治家が無関係なネタで引きずり降ろされるのは許せなくて、相手方は構わないでは言論に携わるものとして信頼が置けませんね（これ単独にしようと思いましたが、まあ誰それ？(^ ^；)レベルなんで需要もないでしょうし止めました。あんまり否定的なことを書くのにわざわざ一本ってのもね、よっぽどもっと色々あれば別ですけど。）。
参院選で自民が大勝すると憲法改正に徴兵制にいろんなことが本格化してくる。その上安定政権になると、政情不安を報道できない＝飯の種が無くなるために、マスコミが参院選一～二月前から一気に政権批判を強めていくでしょうね。
05年民主、09年自民、79年英国労働党、97年英国保守党など、「この政党が将来、政権をとることは二度とない」と言われた政党でも政権に帰ってきてるというツイートを見て思いましたが、民主党は消滅する可能性もあるけど、労組というぶっとい組織が支えているので、どこかを取り込んで政権に返り咲くことは十分あり得ると思いますけどね。連立政権なら十分ありえますし、今後連立が主流になりそうな傾向を見てもありえる気がします。
正直、未来とみんなと維新以外は政権を担える期待・能力がないから、短期的な勝利はあっても長期的な勝利はないと思ってる。必ずどこかで躓く。自民も民主も(民主はありえないだろうが)、一時的に与党に返り咲いても改革する能力・麻生さん的に言えば政権担当能力がないから、一年で政権は崩壊するだろうからね。
今後の選挙は所詮その次の選挙でどこが与党になるのかというこの三派(生活とみんなと維新)の勢力争いにすぎない。あとは正直おまけになるでしょうね。しかしこの三派が潰し合えば、相対的に自民が与党になるという危険な政治構造になるんですけども。正直そういう自民、他、自民、他…になることが一番怖いですね。結局政治が停滞するだけで何も変わらないですから。
しかし一度「民主にやらせてみよう」というキャッチフレーズと「もう一度自民に任せて(やらせて)みよう」と何が違うのかわからないんですが…。
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