てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

Sino Soviet Split: Cold War in the Communist Wor

Sino Soviet Split: Cold War in the Communist Wo.../Princeton Univ Pr

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 この本読もうかな~と、メモをとっていて、結局うーんイデオロギーに注目して新しい何か主張があるかな?と思って読んでいましたが、別にそうでもなかったので止めました。一応何か意味があるかな?とおもってメモを公開。

 ※書いたあとに気づきましたが、全然ここに書いた意味がない・・・。せっかく書いてしまったんで残しておきますが、役に立たないんで興味ない人は読まないのがオススメです。本当実りないわ。

三つのターニングポイント

 ①1955年、社会経済発展モデル失敗で毛沢東もそれを放棄したが、1958大躍進で再び元のモデルに逆戻り。

 ②56~57スターリン批判で、毛VSフルシチョフに。

 ③VS帝国主義(平和共存)の他に58台湾海峡、60経済関係。中イデオロギーの問題。国内の反毛沢東は経済・対帝国で多分フルシチョフな見方をしていた(ということでいいか?)

 1、国益 2,とのバランシング三角関係→結果、1969米中接近。3、中リーダーシップが中ソ関係のマイナスに(の国内政治はある時期までソ依存か?ソ依存というファクターはどうなっていくか)4、イデオロギー新資料による原因の4つ(同上)。

 本書は新資料公開でイデオロギーの要素に注目して研究を進める書ですね。

 イデオロギー対立有り、領土対立有り、国益ナショナリズム三角モデルではダイナミクスを説明することは不可能。ソの核の脅威がソ中を分かつ。西側のデタントというのは根拠が無い。米の学術ではその過剰評価が目立つ。

 アルバニア以外、ほかの共産圏はde-stalin・スターリン批判を支配強化に用いたのに、なぜ毛は拘ったのか?アルバニアと中国の共通点は何だったのか?スターリン=個人崇拝・独裁であり、ソ連の集団指導体制に向けたそれが自己の統治制度に都合が悪かったからか?

 control question 50’s後半radical→60’sには国内の目的から操作に。クリステンセンいわく、台湾など見ても海外の危機を国内に利用する傾向がある。The Hungarian Revolution or Uprising of 1956ハンガリー革命、polish October(訳語わからんからそのままポーランドの10月政変とかかな?)が毛に影響を与えた。

 a model of communist societyという観念が大躍進という政治運動に利用される。

 p9、イデオロギーに注目!不和対立をイデオロギーによって見いだせるわけではない。manipulateにあり!

 p10、Chenの国内動員の視点に近いが、よりforeign and domesticという立場が正しいと見る。同、イデオロギーなしに不和は説明できない。

 1957スプートニクで、レーニンの「資本主義陣営は相互協力ができない」という主張を毛沢東確信する。―ということもあり、フルシチョフの平和共存路線が理解できなかった。

 p11経済不和もまた一因。根っこはイデオロギーにある。

 p12、冷戦研究諸家が言うようにイデオロギーの目的統一の意義。設定に失敗するとpact systemは崩壊する。

 同、その他のfactor。 a supe power と a rigional powerの違い。中国は対等を追求。ソ対中関係に熱心ではないが、関係維持に意欲大という構造(ソが中国を支援するという関係である以上、当然。上下関係そうするとまた日中関係時代だった時のようなことになる。新しい支配者が出てくるだけ。日中関係時代のトラウマが対ソ関係において過剰に対等関係を主張するということになったのか?当然政治力学を無視した主張により関係破綻を招く。当然従属したくないのならば、リスクヘッジとして米や日の関係を模索せざるを得ない。そして中国の初期の戦略というのは国土を「防衛する」というdefensiveなものであった。他も中国をあまり脅威と見ていないから中国がなんやかんや主張しても行動してもあまり大きな問題になって来なかった。が、言うまでもなく国力がまして中国の本来defensiveな主張が、今ではoffensiveに周辺が理解するようになってきたというのがポイントかな?周辺環境・時代の変化による隣国の見方の変化にしっかりついていけているのか?平和で脆弱な中国という自己像は通用しなくなっているという認識があるのだろうか?)。

 フルシチョフの突出した権力、同盟にマイナス。Walt,Haas同盟崩壊は軍事的要素によるもの。それもそうだがそれ以外の点にも目を向けないといけない。Snyderに同意。

終章

 p346、一時的関係改善、印との平和共存。→p347、ポーランドで☓(それでも台湾に対する中国支援でもあれば関係は破綻しなかっただろうソ主体となって周辺諸国の独自路線を認めない、強硬に弾圧するという態度が加わって中は決定的不信感を持ったという構図だろう)。56は関係が良好だったが、58に破綻した。

 p348、ハンガリー革命なければ、スターリン回帰も自由化実験もありえなかった。58夏台湾危機でradicalに、60中の文革に(いわばはじめてのおつかい、一人立ちのための大冒険だった。そして大失敗したというわけだ)。台湾をめぐるVS米との核戦争打診→拒否、むしろソは東西核交渉へと向かう。小さな局地要因で核戦争などソ連はゴメンだった。朝鮮半島・ベトナム・台湾で包囲感を覚えたか?

 p349、ソの世界と共産圏内での大国としての位置に対して、中はregionalなそれでしかなかった。中国の大国願望と、それに対して実際は、世界秩序を担う存在・一翼ではないというズレ。この理想と現実の矛盾、ジレンマは今に続く構造。中その入れ替わりすら起こっていない。中ソ入れ替わりは面白そうなポイント。世界システムで「世界大国」と「地域大国」の違い、そして今中国は後者から前者になりつつある過程と見る視点が研究者に必要とされるところだろう。

 p350の領土対立重要ではない。