てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

つぶやいたことのまとめ(2013/07)

学問関係?かどうか微妙なところもありますが、そこら辺のツイートをまとめ直して載っけました。

 NHKに東大の院生が出ているのかな?院生ってコメンテーターとしてテレビに出れるもんなのか…?ちょっとびっくりした。相手のアナの投げやり感が笑える。そうですねで、とにかく番組をただ進めようという事務的態度にワロタw。

 んで番組で2030年までに火星進出!とオバマさんが打ち上げたのは、やっぱケネディの影響か?火星を人類利用可能な場所にして、そこにアメリカに気に食わない人を押し込んで問題を解決しよう!という図式を想像した私は汚れているのでしょうか?

 NHKに出ている人はあの本書いた人か…。しかしアマゾンページみたら無茶苦茶叩かれててワロタわ。よくTLに社会学(笑)と出てくるのはこの人にも一端があるのかしらん?※まあ誰のことか分かる人にはわかります。あえて触れないでおきました。


 国際政治学の大家ウォルツが亡くなりました。ネオリアリズム、ストラクチュアルリアリズムといった、戦後の国際政治理論をリードした存在。以前奥さんの所で、解説がありましたが、ウォルツは個人か、組織か、世界かの三つのポイントに絞ったという素晴らしい視点がありますね。これ最近訳されていたんですね。久しぶりに読もうかしら?どうせ読みが浅いのでテキトーな理解だろうし。久しぶりに洋書読もうかな。

人間・国家・戦争: 国際政治の3つのイメージ/勁草書房


Man, the State, and War: A Theoretical Analysis/Kenneth N. Waltz


Theory of International Politics/Kenneth N. Waltz


The Spread of Nuclear Weapons: An Enduring Debate/Scott D. Sagan


Theory of International Politics/Kenneth Waltz



こんなトコロですかね?ウォルツの有名な本といえば。やっぱりご逝去記念に何か一冊取り上げるべきですかね。読みたくなって来ましたし。

 弱者を取り上げて救うのが学問であるというのを見ましたが、弱者だと認識された時点で社会や政治・学問などから救済しようという力学が働きますので、本当の弱者とはいえないでしょうね。本当の弱者はそういった救いの手が働かないところを言いますからね。

 原爆の地であるがゆえに外国人の親日家留学生が多く、しかも日本人の学生からは微妙に人気が無いせいで、いまや学内の日本伝統文化系のサークルや同好会はもっぱら「部員の7割がイスラム教徒」とか「カトリックの仏像好き」とかがワラワラいるらしい。
 ―広島大学はそんなに異色だったのか、異彩を放っているなぁ。広島大学をテーマにした小説とか漫画とかそのうちヒットしそうだなぁ。もやしもんという漫画が広島なんでしたっけ?

 RTだいたい歴史学で、「学問的に決着した」ということは意外に少ない。だからこそ、太閤検地の意義をめぐって未だに論争が続いているし、戦国大名という学術用語を大勢になっていても決着はしていない。戦国大名の定義も定説はない。

 ―ですよね~。「学問的に決着した」のではなくて、論争のネタになりそうなことをあらかた表現し尽くして、まあこんな所かなと折り合いがつく感じ。んで劣勢な論の方が有力な新ネタを探そうとしてぐぬぬと頑張る。まだ反論あるから!終わりじゃないよ!次新しい論拠見つけてくるから!(いつ書くかはいわない)っていう未練残して先延ばしして決着って形にあまりならない。雑誌の廃刊じゃなくて休刊みたいな感じ?

 そもそも学問的に決着するような白黒はっきりしやすい問題なら論争にならないって感じはしますよね。AとBで論争したらAの性質が七割で有力だけど、されどBの性質も捨てがたい、見落としたらアカンって感じで収束していくってのが常って気がしますが。

 RT岡本不二明先生の『唐宋の小説と社会』も古小説をやる者は読まねばならない。岡本先生はかつて小説研究に構造主義記号論が盛んだったころ「普通に読み込んでまだまだよくわからず、且つ一流の論文になるのに、なぜ新しい方法論に飛びつくのか?」とおっしゃっていた。今、心に染み入る教示である。

 RT『中国古典読法通論』(王力主編・豊福健二先生ほか訳 朋友書店)も、とにかく中国古典を読もうという者には必読書。私は原書『古代漢語』3冊本(中華書局)を先輩・仲間たちと輪読した。今になり、その価値を実感。若手の研究者はまずこういう書を読み、基礎を確実にしてほしいです。

唐宋の小説と社会/汲古書院


中国古典読法通論 (朋友学術叢書)/朋友書店


 これですか、一応メモしておきました。

新民事訴訟法概要/有斐閣


新民事訴訟法概要/有斐閣


 あと、これがおすすめだってのを見たんで一応メモを。



 RTトクヴィルってとりあえず「古典」だから引用しとけみたいな、ある意味シェイクスピア的な引用のされ方をする。
 ―トクヴィル読んでいると別に悪くはないし、なるほどねって感じるんだけど、なんで人口に膾炙してるのかな?っていう気は確かにしますよね。このジャンルに真っ先に手を付けた草分け的だからってのが大きいんでしょうね。先駆者はかくも名前が残りやすいという典型でしょうか?


“戦争責任”とは何か―清算されなかったドイツの過去 (中公新書)/中央公論新社

 木佐芳男さんの、この本「戦争責任とは何か」―これがドイツの戦争責任について論じている本であって、よく言われるドイツは戦後と向き合った論の虚妄をあばく本だと。なかなか面白そうなんでメモ。


 たくさん本を出して人気があると、嫉妬されて意地悪され、twitterの発言もチェックされて告げ口されるとかあるらしいです。逆に考えるんだ、売れて世間に影響力が広がったからこそ、誹謗中傷が大学当局に来るようになるんだと。今や、大学もSNSによる誹謗中傷を対処する専門部署を作らなくちゃいけない時代になったってことでしょうかね。よっぽど大事にならなきゃ大学側もそんなことでいちいち動かないって気はしますが。
 大学としては誹謗中傷としていつものことだから~とスルーしがちになるので、不祥事に対する対処が難しくなって、大事に発展する。早めに対処していれば大事にならなかったのに~というケースも起こってきそうですけどね。まあ大学によっては些細な事でもチクチクという対応もあるんでしょうけど。


 文明没落論よりも、陰謀論の市場のほうが大きいのではないか、進む方向を間違えたのではないかと悩むというツイートを見ました。学者さんなのかわかりませんが、こうして陰謀論を書く人・市場がどんどん大きくなっていくのだろうか…。そりゃ書店にわけわかんない本が並ぶわけですなぁ。