てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

2013参院選 とりあえず第一報


 予想通り自公の圧勝でしたね。以前の衆院選の分析で書いたように、受け皿(野党の連携)がないと無党派は選挙に行かない。投票率が伸びなければ組織票が多いところ、自民・公明・共産が勝つ。維新とみんなが協力を破棄しましたし、それで自民が楽勝でホクホクとなった。まあ、そもそも参院選でこの二党が協力したとしても、組織・支持階層が明確で無いここが有効な受け皿になり得たか疑問ですしね。特に衆院選ならともかく、参院選投票率が伸びにくいですし、選挙制度的に勝ちにくい選挙ですから(242議席一変に選挙するならまだ伸びがあるでしょうけども、半分半分の改選では第一党が圧倒的に有利、一票の格差が開いている今の違憲状態では田舎に支持組織がある自民の優位はゆるぎませんからね)。

 渡辺さんが協力解消を持ちだしたのも。勝負は衆院選であって、今下手に協力して微妙な結果になるのを恐れたのかもしれません。自公60前後で維新&みんなが30前後くらいだと、「な~んだ政権交代無理じゃん」と見捨てられることを恐れたということかもしれないですね。衆院で勝って、自民を分裂に追い込み、有力政治家を吸収しない限り勝ち目がありませんから。政界再編を掲げているのも要するに自分たちの政党としての実力不足・駒不足以外の何物でもないですからね。

 ―ということを考えると渡辺さんは別に間違っていない。勝負は次の衆院選でそこまでどうやって再編を進めるかですね。

 詳しい数字がまだわかりませんが、生活は大地とみどりとくっついていたら一人くらいは議席を出せたんじゃないですかね?多分400万票くらいですか?それくらいの規模になれば、まあそんだけの規模なら~と無党派票も流れますしね(今回は殆ど伸びませんのであまり変わらないとも言えますが)。

 やはり根本的に最低でも500万票を取れる政党規模じゃないと、「そこに入れよう!or入れたい!」ってならないので最低でも500万の比例票を集められる組織を作らないといけませんね。以前言ったとおり、生活は大地と田中康夫さんとあと亀井さんを取り込んで最低でもそのラインに行かないと入れてくれた人ですら、「ああ入れても無駄なんだな、じゃあ違うこっちの党にしよう」ってなってしまうので合併協議を進めないといけません。それが出来なければ今後勝つ目はないでしょう。

 500万で議会である程度の発言権と知名度が得られるライン。1000万で政権交代ができるかもと?期待をさせるラインなので、次はそこを目指さないといけません。今なら維新・みんなでたして1500万のラインを超えますが、500万と1000万政党の協力・合併で自民党を倒せるラインに到達するのですから、そこをどうやって考えるか、戦略を考えないといけませんね。

 大の目的のために小さな異、違いを乗り越えて手を組まないと。まあ、間違いなく今回の野党惨敗で再編が進むでしょう。小沢さんと橋下さんがどう動くか期待ですね。ふたりともダイナミックに動けるタイプですから。

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Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2013年 7/30号 [再考:安倍晋三]