てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

三鷹ストーカー殺人事件について

 正当防衛の話(日本の正当防衛の謎)繋がりでこの話を。またストーカー殺人事件がありました。またと書きましたが、有名な桶川のストーカー殺人事件以来殺人事件に発展したケースはどれくらいあるのか知らないのですけどね…。確か警察がストーカーに元交際相手の住所を教えてしまったというケースがあったような?

 週刊ポストかな?恋人時代に撮った動画や写真をネット上にばら撒くという行為をリベンジポルノという名で紹介していましたが、痴情のもつれの際にこういうことに及ぶケースは過去も多々あったのではないでしょうか?ストーカー殺人未満のケースとか。しかしここまで大々的な犯罪でもないとさほど注目されないということでしょうかね。

 まあ、元交際関係にあったから自業自得だとか、情状酌量の余地があるみたいな頓珍漢なもの見ましたけど、復縁を迫るのにこういう卑劣な行為をした時点で刑が加えられることになっても減るわけ無いでしょうに、アホか。ロッテの選手がどういうつもりでつぶやいたか知りませんが、アホですね。なんで評論家でもないのに余計なことをつぶやくのか。わからないことは語るべきではないという常識を球団から教えられていないのでしょうか?まあ教えるものじゃないんですけどね、本来。

 まあ大抵こういう時には警察の不備、手落ちというものがあるようですが(本人に接触できなかったと言います)、今回気になったのは資産家というか裕福な家の娘さんというからには警察の保護がなくとも、ボディガードを何故雇わなかったのか?ということ。

 ※追記、そういえば犯人は自宅に侵入していたとか。金持ちならSECOMみたいなセキュリティをやっていなかったのでしょうかね?もしやっていたらすぐ捕まったでしょうに。まあ、セコムあるって気付いたなら入らないのでしょうけどね。それはそれとして個人的に出来る限りの防犯対策というものがどれほどされていたのか。備えというものがどうだったのかは気になるところですね。

 一日二万円くらいになるのでしょうか?専門的な警備会社に頼むとすると。大抵、殺すぞ!とか危険なサインが事前に出ますからそれから一週間くらいは危ないとして家族がそばにいたり、ボディガードを貼り付けておくべきだと思います。まして本人だけでなく家族に危険が及ぶ可能性があるのですからね。ですがどうも今回のケースは別れてからかなり時間が経っているようですね。半年近くでしょうか?となるとかなり難しいですよね、対処するのは。まさか別れて直後でなく、半年も間が空いてというのは想定しづらいですからね。

 それこそ地域というものを考えたら、高校とか大学の運動部、特に武道関係から人手を借りてボランティアで警護の一つや二つくらいやればいいのにと思います。武道なら貴重な実戦経験になりますし。一週間とか二週間くらいならなんとかなるでしょう。そういう時のために前もって協力を要請しておくような制度を作るべきではないんでしょうかね?地震をきっかけにマンションで被災の役割を明確にして強固な地縁を築いた例がありましたが、同じようなきっかけにならないものでしょうか?

 以前どっかで書きましたが、こういう犯罪は警察がなんとかするものではなく自分たちでなんとかする類のもの。基本的に警察がどうこう出来るものではありません。常識的に考えてストーカー対策に常に警護に割けるような人員が警察にいないでしょうし。一週間~二週間くらい警護は出来ても、なかなか一年くらいず~っと張り付くのは難しいでしょうし。仮にいまは暇な時で人員を割ける。だからといって消防とか自衛隊から一時的に引っ張ってこれても、ず~っとは無理でしょうしねぇ。必ず穴が空くでしょうし。

 むしろ、あえて相手を暴発させる。これは危険だ、凶悪な犯行に及ぶケースが有るとなったら、あえて挑発して犯行に追い込むような形を取るしかないのかもしれないですね。それで襲ってきたところを逮捕する。ストーカー対策として法で何とか出来るとしたら、そうやってあえて計算的に暴発させる事を認める。そしてある種のおとり捜査のように、そのまま逮捕することを認めるくらいでしょうか?そこで暴発しないのならば危険な犯行に及ぶリスクはグッと減るでしょうし。その法を周知することで、ストーカー殺人(傷害でも)はあえて我慢して警戒が解かれてから犯行に及んだと判定する=量刑をグッと重くするになるという形で抑止するとかですかね。

 別れてすぐならまだ話はわかりますが、なんでそんな間が開いて凶悪な犯行に及ぶのかまるで理解できませんが、こういうケースに社会としてどう対処するのか解決策を提示するのは容易ではないでしょうね。特に利権と絡んでいないので、今後どういう風に展開していくのかかなり不透明なのですが…どうなりますかねぇ。まず、早急に安心出来るような制度が作られないことだけは確かなのでしょうけどね。

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ストーカー行為がバレて人生終了男(2) (講談社コミックス)