てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

特定秘密保護法②


このネタはもう一回くらい書くので②で。

 民主党福山議員が機密文書が34000件も無断で破棄されてると質問したところ、 小野寺防衛大臣は、うち30000件は民主党政権で破棄されたものだと述べました。

 んで、ブーメラン炸裂とか書いてるの見ましたが、いや、ブーメラン云々よりもかつての二大政党が平気で機密文書を破棄してしまう恐ろしい慣行を是正する気がないことが問題でしょう…。本来、将来の公開が原則で一件足りとも破棄なんてあってはダメでしょう…。占領を目前に控えた時代の話じゃあるまいし…。

 文章管理に情報公開そこら辺の検証責任をしっかり出来るものも包括して考えなきゃいけないんですけどね。今回の特定秘密保護法は。

 結局、「特定」じゃなくて「不特定」秘密法案になっちゃってるから、こんだけ反対されて叩かれるわけで…。本当に毎度毎度児ポ法の時もそうだけど、なんで法案に余計なことを盛り込もうとするのかねぇ。結局都合のいい法律作って、都合よく解釈して好き放題やりたいってことなんだろうけど。

 今回、特定秘密保護法案の中に共謀罪が入っており、これについては自首すれば、刑を軽くするだけではなく、免除するとまで規定する。国会審議でもほとんど論議されず修正協議でも取り上げられなかった。「信濃毎日新聞・社説www.shinmai.co.jp/news/20131124/

 また、共謀罪か…。壊れるなぁ。黒田の広島復帰みたいに何年連続何回目なんですかね…。結局、何が何でも一度決まったことは形を変えて何回でも現れるというのがこの国の立法過程の一大特徴なんですかね。特定秘密保護法より、その中身の問題が検討されないプロセスが一大問題でしょうね。人権委員会とか児ポ法とかぜ~んぶ結局同じですよね。背景にある発想が。

 機密情報の保護という立法目的(総論)の正当性は認めるが、その保護をいかに実現していくかの具体的な制度部分(各論)で反対というツイートを見ましたが、まさにそのとおりでしょうね。その部分に穴が多すぎる。この法律は、刑事罰対象なのにもかかわらず、その規制対象が表現の自由という民主主義のポイントの一つに介入してくるのに、何がアウトで何がセーフかの線引があやふやなんですからね。

 日本の裁判所、特に最高裁表現の自由の制限をかなり広く認めてきたから。法案成立後、最高裁違憲判決が出る可能性はかなり低いとか。猿払事件、東京都公安条例事件、西山記者事件などがそれを象徴していると。いい加減司法が独立して欲しいですね…。三権分立が機能したことが果たしてあるのでしょうか…?ようやく参院選で選挙無効が出ましたけどね。最高裁でバシッと無効やり直し命じて欲しいですよ。最高裁衆院選の判断はガッカリですねぇ。

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ぶんぶく 機密書類回収ボックス(大)ネオホワイト KIM-S-9