てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

FAから、How China Is Ruled(ハズレ)


 Foreign affairsからHow China Is Ruled:Why It's Getting Harder for Beijing to Govern viet-studies.info/kinhte/FA_HowC 改革は自転車に乗るようなもの一度走ったら進み続けないとオチてしまう。

 中国は改革に舵を切ったわけだが、政治改革をしないで済むと思っているならそれは間違い。指導者層の権威の低下、中国社会(経済と官僚制含む)の危機、富と情報を知識を持った民との対立などを考えると中国の統治は鄧時代と比較して相当に難しいといえる。中国は今、法の支配が必要な段階にある。

 領土問題に対して、権威があった鄧小平は対立を避ける事が出来たが、個人的権威がなく、集団指導体制下のリーダーは対外的に強行にならざるを得ない。集団指導体制下では思い切った決断が取りにくくなる。習体制でも同じ、改革の必要性で一致しても何をどう変えるかは不透明のまま。

 経済改革も叫ばれてはいるが、最大の関心時の一つとして、やはり内外の安保、安定がある。毛沢東支配で社会と官僚制が崩壊したと見ているのか、この人は。それ故に意思決定がハードになったと。毛時代は単一の目標、大衆に奉仕し、敵を倒すだけだったが、今は対象が多様化・多元化していると。

 当然新興階級は経済で富を作った人々であるから、彼らは地方・省レベルから国レベルまでロビーイングすると。 毛時代と違い、指導者は問題解決のために開かれた討論を望んでいる。世論に敏感になっている。しまったこの英文オチ先に読めばよかった。つまらん、読む意味なかったわ、これorz。

 問題に対処するために、より強力な中央集権にすれば危険性が強い。危機に直面して新リーダーが、より民主的なものにするか(無論、権威主義の色は残るが)。そして今起こっているように多様化してしまうか。これは政府の一体性がなくなり危険。とまあ当り障りのない、何の新情報・切り口もなかった文章でした。

 Foreign Affairsってたまにというか、結構当たり外れが大きいんだよなぁ…。なんだこのクソ文章は、内容ねぇじゃねーか。たまげたなぁ…。優秀な海外分析だけが載ってるサイトはないのかしら?どなたか知ってる方いらっしゃったら教えて下さいm(_ _)m。最近はReal Clear Worldから拾うのがいいのかな?とかおもてますが、どうでしょうか。

―ついでにこんなのも一緒に載っけときます。
 靖国神社には、戦争犯罪人だけでなく英雄たちも合祀されており、日本政府が靖国神社を無視すると考えるのは非現実的だろう。…諸外国がシンボリックな問題への反対に終始していれば、状況はますます悪化し深刻になるbit.ly/RzxZYD  (フォーリン・アフェアーズ・リポート)

 アメリカは日本社会の質的変化に関心を向けよ ―新しいナショナリズム構造改革再軍備の行方というタイトルで、一節の見出しが―日本のナショナリズムは悪かと訳されているんですが、本文見ると Japan's New NationalismとARMED AND DANGEROUS?ですが…

 foreign affairsは誰が訳しているんですかね?急に書かれてもいない文章が盛られて翻訳が入ってくるような…。本人と面識あって話を聞いて、こう訳したほうが正確に伝わるからとか確認をとれているならいいんですけどね。本文にない言葉が急に入ってくるとちょっとドキッとします。