てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

旅行のために学校を休むのはOK?


 どうでもいい小ネタになりますが、旅行のために学校を休むのはOKか?みたいなものを見たのでそれについて一言。発言小町が元ネタかどうか知りませんが、それを見たところ否定的な意見が目につきました。己が見たものは、休日ばかり休める仕事じゃないだろ。平日親が休みでその時しか家族で出かけられないということを考えろ!というのがあって、普通に好きにしたら?という意見が主流で安心したのですが、主婦とか学校に子供を通わせている人が多いと、基本的に許容しないようです。

 義務教育だぞ!税金で教育を受けさせてもらっているのに!サボるなんてとんでもない!―という根本的な誤解があったので言及したいと思いました。あのですね、義務教育というのは「子供が」教育を受けなくてはいけないという「義務」ではありません。子を持つ親は日本の法律どころか憲法によって、必ず然るべき教育を子供に与えるようにと定められていることを、「義務教育」というわけです。

 子供が学校にいくことが「義務」ではないんですよ。親が子育てをする上でちゃんと受けさせろよということ「親に対する義務」ですからね。そこを勘違いしちゃいけません。ですから、一年でもいいですし数年単位とかロングスパンで、学校に行きたい子供の意志を踏みにじった場合に該当する話です。その上でかつ、しかるべき代替措置を取って教育を受けさせなかったとかになってはじめて「義務教育」を怠ったということになるわけで、旅行で学校休んだ云々は、義務教育云々とは関係ありません。

 ですから、単純にモラルの問題になりますね。サボらせるのが良いか悪いか、それは諸個人が判断することでしょう。個人的には今の教育制度で学校に通わせる親なんか馬鹿だと思ってますから、むしろ子供を学校に通わせるなんて信じられません。無論、諸々事情があるでしょうからやむを得ずそうせざるをえないということも分かります。金がなければ子弟に与える教育という問題も、どうしようもありませんからね。それこそ資産が莫大にあるのに金を使って教師を雇わずに学校に通わせる、上流階級で10~20人位で出資して、サークルスクールを作って教育をきちんと親たちの目の届く範囲で行わないというのは個人的には考えられないことですけどね。

 あと、自然が多いところでフリースクールでなかなか優れた教育をしているというような話を聞いたことがありますが、まあ通わせるというならそういうところでしょうね。自由競争なき、硬直化した今の教育制度ではなんらメリット・価値があるとは思えませんからね。

 学校に行かなきゃいけないっていうロジックは、下手をしたらいじめで不登校になるような人へ圧力を与える、人間として失格だみたいな烙印を押しかねないことをわかってるんですかね?今の教育制度はいじめを肯定しているも同然ですからね。そんな腐った教育制度信用するほうがおかしいですよ。

 ―ってなことを書いたら、それはまた別の話だっていう意見が出そうですけど、少なくとも全部つながっている問題なんですよね、これは。人間を育てるよりも、商品・ロボットを作ってるのが今の教育システムですからね。極論すれば人間ではなく奴隷を作っていますから。人を成長させるためにしかるべき教育を社会全体で保証するからこそ「義務」なんだということで言えば、今その「義務教育」は果たして達成されている、成し遂げられているといえるのでしょうかね?義務を果たせていないと思いますが、それは…?

 まあ、そんなどうでもいい話を書いたわけですが、そういえば公文式のような通いたい時に通う制度が優れているという話を聞いて思ったこと。小中学校は全部なくしてしまって、公文のように通い婚ならぬ通い校にしたらええんじゃないか?ということ。学校で部活なんてやる必要ないし、クラブチームや地域のスポーツクラブにするのがいい。駅のようにいくつか拠点に教師が何人か常駐していて、その教師を尋ねて生徒が教えを請いに行く。教師の自由競争も生まれそうだし、そういうシステムもいいんじゃないかな?と思いました(適当)。

 まあ場合によって色々なケースを想定してもいいと思いますよね。学校全廃で完全通い校、学校維持のまま同時に通い校をセットにしてスケジュールを自分で組む。既存の学校単位が効率的ならそのままでもいいしね。