てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

声優の死でアニメの寿命を考える

 結構前に日曜の深夜アニメで『史上最強の弟子ケンイチ』がやっていました。デスノートとかそういうのがやってた時期は深夜アニメが面白くてよく見ていた記憶がありますが、確かケンイチもこの頃だったと思います。そのアニメの続編が新しく始まってました。

 するとヒロイン風林寺美羽の声優さんが、川上とも子さんからくぎゅうこと釘宮さんに代わっていました。え、なんで?と思ったら川上とも子さんが亡くなられていたとのこと。彼女のことを存じ上げなかったのですが、このアニメは作者が希望する声優をお願いして実現したというだけあって、どのキャラも声優がぴったりはまっていて、特に彼女の声は天然でとぼけたところがあって、かつ芯の強い武道少女を見事に表現していました。こんな声優さんいるんだと感心した記憶があります。

 その彼女が亡くなられて、ヒロインの声が代わってしまったわけなんですけど、やはり違和感がすごい。釘宮さんは今気鋭の声優さんですが、どうもあってないんじゃないかという印象。もし初めから彼女が声を当てていたのならまた印象は違ったのでしょうけど、川上さんの見事な演技と違いが際立ってしまいます。じゃあ、誰ならいいんだ?他にこの人なら出来るという人がいるのか!と言われると、やはり難しいところなので、この人選は妥当なのでしょう。

 こういう時に、川上さんの声質に近い人とか、そういうモノマネが出来る声優さんを連れてきて引き継いでもらうというのがいいのですけどね。アイマスゆりしーさんのケースとか、あとルパン三世のクリカンさんとかそういうことが出来れば、あまり違和感を感じずに済むんですけどね。

 もしあるとすれば、全く無名の新人を思い切って抜擢することでしょうか?有名な声優さんはどうしても個性がつよいので、それまで演じてきたキャラを連想してしまって時に合わないなぁ…と感じさせてしまうことがありますからね。

 釘宮さんはJOJOの家出少女もやってましたけど、合ってないということはありませんが、ああいうちょい役に彼女のような数々のヒロイン役をこなし強烈な光・個性を放つ人をあてるのはどうなのでしょうか?とりあえず有名な人をあてておけばいいんじゃない?という安易な発想でなければいいのですが…。そういえばオランウータンの声優がかっぺーさんでしたね(笑)。なんであれをやったのか、本人が猿声に自身があったとかなんとかいうのを目にしましたが、芸達者ですね(^ ^;)。

 そういえば子供の頃セーラームーンで主役の声優さんが病気か何かで一時期降板して別の人が声を当てていたことがあって、それがあわなくて違和感を感じたのが最初でしょうかね?声優さんの違和感というのは。あれってDVDとかになったら、声を当て直したりされるんでしょうか?

 マンガというのは作者が書ける限り、終わりというのはありません。作者が死んじゃったらそれ以上どうしようもない。作品も死んじゃうものですが、時にアニメでは声優さんが死んでしまえばそこで終わりという性質があると思います。

 ドラえもんが声優を総とっかえして、そういう事態に備えたようですが、正直そこまでしてやるなよ…という気持ちですね。これがテレビ局60くらいあって、ああまだこういう形でやってるんだ~だったら特に問題もないんですが、民放が6くらいしかない日本だとものすごい違和感がありますよね…。

 波平さん役の永井一郎さんが亡くなられてしまってサザエさんの声が代わったというのもありましたね。それで見る人が出たとかでないとか。まあ、当然見てないわけですが、それよりもハンターハンターの会長の声をやられていて、その役が代わってしまったのが印象に残りましたね。オーディションで最後まで残った人だけあって、声があってないなとは感じませんでしたが(むしろ上手いと感じました)、声が代わってしまって入り込めない・違和感は少しありました。

 いずれにせよ事故だったり病気で亡くなられるのは仕方ないにせよ、コナンの毛利小五郎のケースのようなゴタゴタで途中で替えるというのはやめて欲しいですよね。小山さんが上手いですから、聞き慣れてきましたけど、やっぱり神谷さんで慣れてしまってますからね。

 ギャラ云々で揉めたというのがありましたけど、真偽は定かではありません。ただアニメも長くやればやるほど、不慮の事故や病気で亡くなられることがあり、ギャラが高くなって払いきれなくなるなどの色んな問題が生じてしまう事が考えられます。アニメも10年位を一つのめどにして、だらだらやらずにこの期間内に必ず終わらせることを作り手は考えるべきではないでしょうか?

 ドラゴンボールなんかキラーコンテンツとしてGTというオリジナルを作って無理やり続けましたが、作品というのは無理やり引き伸ばしたら死んでしまうわけです。アニメには声優さんが死ぬとそれでもうキャラが死んでしまう可能性ということをもっと考えるべきではないでしょうか?

 ずーっと前に野沢雅子さんの声が少し衰えているというのを書いた記憶がありますが、ドラゴンボールは今でもたまにゲームだったり映画だったり、新作が出ます。舞台劇みたいなのを見たこともありますし、ああいう人形に声あてする仕事も未だにあるでしょう。しかし野沢雅子さんが亡くなられたとしたら、ドラゴンボールは成立するのでしょうか?孫悟空というキャラクターは、もう彼女以外に演じることは出来ないでしょう。作者の鳥山明さんも悟空描いてると彼女の声で聞こえてくるというくらいですし、これは誰もがそうでしょう。子供の悟飯の声も彼女ですし、彼女がいなくなれば間違いなく「アニメのドラゴンボール」という作品はそこで終了することになると思います。鳥山せんせーが描きたくなってドラゴンボールを描いたとしても、アニメとしてはもう成立しないでしょう。

 彼女は声優として唯一無二の絶対的存在ですからね(並ぶとしたら神谷さんくらいでしょうか?)、それも孫悟空というキャラがあってのことで、孫悟空というキャラがここまで魅力的な存在になったのも彼女の存在が何割かは確実にあったでしょうしね。

 完結した作品だから特に問題はないのですが、ゲームとかそういう可能性がまだあります。そうなると彼女が亡くなられたあとも別の人で声を当てようとする可能性がありますが、ちょっとやめて欲しいですよね。まあ、己がそんなこと言ってもどうしようもないですけど、作品は時に作者や声優とともにある。そういうとき潔く完結させてほしいと個人的には強く思うのですよ。

 サザエさんとか好きな作品ではないので、思い入れが無いですからどうでもいいのですけど、主人公のサザエさんの中の人が亡くなられて、新しい人になってもそれで続くというのは好きな人にとってはどうなんでしょうかね?

 ドラえもんもそうですけど、ドラえもんって大山のぶ代さんありきの作品ですよね?正直、彼女のような存在を差し置いて声優代えてまで続けるって個人的には物凄い失礼だろって思いますね。

 漫画の作者さんってアニメのそういう声優事情ってどう思うんでしょうね?個人的にはアニメ化されて、野沢さんのような素晴らしい声優さんが出てきたら「この役、キャラはあなたのものだから、あなた以外に考えられないから、あなた死んだらアニメも終わるから、健康管理に気をつけてね」というくらい全信頼をおいて任せて欲しいと思うのですけどね。

 ※追記、チラッと触れましたが、セーラームーンがリメイクされたんですね。主人公の声優さんも代わるかな?と思っていたら代わらなかったようですね。女性の声優は加齢によって声の劣化がありますが、ちょっとその傾向がありますね。それでもやはり声優をうかつに代えないほうがいいような気がします。まあ、他に適役がいればまた別ですが。ネットで公開オーディションでもやって比較出来ると面白いのでしょうが。新人を抜擢しなかったということは、それほど当時の子供(大きなお友達も?)彼女の声が魅了したということでしょう。