都議会のヤジと陰謀論、味方の陰謀論者は敵よりも恐ろしい
タモさん(田母神さん)が女性を働かせるという思想は少子化を招くといって、その大本のウーマンリウみたいなのはロックフェラーとからロスチャイルドの陰謀とか言ってました。
鈴木章浩都議は、日本会議地方議員連盟という組織の一員で(http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-537html… )あの尖閣に上陸した議員なんですね。
んで、まあ、塩村議員へのバッシングがツイッターで相次いでありまして、彼女の過去がどうたらこうたら色々言われていました。仮に彼女が議員の資格があるのかが問われる怪しい人物だとしても、それでこのセクハラ野次が正当化されることはありえない。というかむしろ、こういった鈴木議員や自民党に変な支持勢力があるということをPRしただけに終わったとしか思えません。
彼らはきっと鈴木議員を護ろうとしてやったんでしょうけどね。まさに墓穴を掘っていました。脱原発の時もそうでしたが、下手な行動をして本来支持するはずの勢力がかえって足を引っ張るという図式はよく見られました。陰謀論の形を取って、これは~~の陰謀だ!みたいな主張が支持者を増やすどころか減らすことに気づかない人が多かったのをよく覚えています。
それと同じことを、今回の事件で「保守」サイドがやらかしたのは、ああやっぱりこういう手合があちらさんにもいるのだなと印象に残りました。以前書いたようにタモさんの主張を見て分かる通り、国を守る=国を脅かす敵対勢力がある!みたいな図式で動いているのでしょうねぇ。
だからこそ愛国者を貶める陰謀だという発想になるのでしょう。~~は韓国人だ!朝鮮人だ!みたいな主張はそういう陰謀論なんでしょうね、相手が日本を陥れる、汚すために送り込んだスパイという発想。
どちらの政治勢力にもそういう手合が結構いるというのはなんというか頭が痛い話ですね。まあネット上だけそういうのが声が大きくて目立つということかもしれませんが…。