てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

【コードギアス解説・考察】 謎は全て解けた!コードギアスの構造は見立て殺人

 ※ネタバレ有り、初見注意。

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 これ読んだら、多分もう一回見たくなると思うので一応リンク貼っときました(↑画像がアマリンクになってます)。まあ買う人なんてそうはいないだろうけど。確かめるためにもう一回見たくなることまちがいなし!(ハードル爆上げ)。

 

 夏休みまでに終わる、これを書くつもりでしたが、いやー終わらない終わらない。1話検証して、画像キャプチャしてたら動画一本1時間くらいかかってますしね。R2はそんなことしなくてよかったんですが、無駄に画像作ってたら、ハマっちゃって。俺のギアスフォルダが火を噴くぜ!(昔こういう台詞をよく見ましたが、今でもこういうこと言ってる人いるんですかね?)ってなくらいの量になってました。

 もう穴埋めに、一回ヒント編として短いものを書いて、ごまかそうとしましたが、なんか繋がりが上手く行かなくなりそうなので止めました。Nextコナンズヒーント!「見立て殺人」ってやって、ヒントを出そうと思いましたが、もう事実上のネタバレなんでね。大体コナンのヒントとか一週間覚えてないからまるで意味ないんだよなぁ…。

 さて、ずっと前に書いた「シャーリーの死の謎」ですが、R2でシャーリーは非業の死を遂げます。

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違う…ルルは一人なんだ。ルル!一人になんかさせないからね!

 

 ―とその優しさを爆発させて、ほんまええ子や…。と視聴者をほろりと感動させた途端、

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( ゚Д゚)

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

  _, ._

(;゚ Д゚) …!? 

 ―に、本当にやりましたからねぇ。記憶をいじられて何が本当か偽りかわからない世界で怖くなった。そんな異常な世界にいきなり投げ出されて、怖くなって衝動的に自殺を図ると、ルルーシュは「シャーリーを死なせたくない。もう大事なものをこれ以上失いたくない(≒シャーリーを失いたくない)」という思いを聞いて悟るわけです。シャーリーはルルーシュも自分と同じように記憶を失って、家族だったり、友人だったり周囲全ての人を失ったという事実に気づくわけですね。察するに自分の何倍も辛い・苦しい思いをしてきたんだろうと、あの瞬間の懇願するルルーシュの状態からハッと理解したわけです。ずっとそんな世界で一人で戦っていたルルーシュの境遇に気づいて、自分のことよりもルルーシュの苦しみを知って、助けてあげたい・支えになりたいと立ち直るわけです。私だけは嘘偽りのないルルーシュの「本当」になってあげたかったと。そんな優しさ丸出しのシャーリーを殺しやがって…。谷口(監督)、てめぇこの野郎…。人間の屑がこの野郎…。

 物語を作る上で、悲劇は欠かせない。まあ、「一番やさしくて罪のない者が殺される」というのが、わかりやすい悲劇のパターンなので、まあそりゃ死にますよねと言いたくなるところ。まあそうなんですが、だからと言って、ここでシャーリーを殺してどうするの?俺のシャーリーを殺してどうするの?谷口てめぇこの野郎、人間の屑がこの野郎(2回目)というのが、正直な感想。

 

 というのも、1期で既にルルーシュはシャーリーを失っているわけなんですね(14話)。何気なく見続けていて、この回を見て、「うわ、なるほどそう来たか!このアニメむちゃくちゃ面白いなぁ」とハマって、人に「面白いから見て!」(こなた)と布教するくらい、自信持って面白い!と断言できるアニメだと確信したのが、このシャーリーを失う回だった。なのでシャーリーの記憶を奪う話は、非常に印象に残っていたんですよね。

 で、もう一回シャーリーを殺しても、一度1期でシャーリーから記憶を奪うことで彼女を失うという悲劇が起こっている。主人公がヒロインの喪失という経験をしているので、作品として無駄だと感じたんですね。なんというか変質的というか、そこまでこの一人のキャラを執拗に傷めつけてしまうのは嫌な感じがする。何の幸せも味わえないまま、苦しみだけを味合わせて死んでしまったという胸くそ悪い印象だけが残ってしまう。それに何よりもバランスが悪い。一回彼女の喪失を経験している以上、そこまで感動もしなければ、意味合いとしても弱くなる。別の大事な人を失ったほうが、主人公に新たに加わるエピソードとして成立する。ここでシャーリーを殺すことはプロット的にも作品の印象にもよくない。シャーリーを殺すことで作品を深くする・面白くするものがない。

 ―まあ、そんなことを思っていて、なんで二回殺すんだよ!アホかお前は!2回も殺したら冗長でしつこいだろ!1期でシャーリーを失ってるんだから、ここで殺したら事実上彼女を殺したのは二回目になるだろ!何おんなじこと繰り返してんねん、アホか!ん、まてよ?二回目…?シャーリーは二度死ぬ…?二回…、R2…。あ、そうか…!そういうことだったのか…。とフリーザ様バリに気がついたわけですね。謎は全て解けたわけですね。ほんまか工藤!です。

 

 シャーリーを14話で失ったこと、そしてR2で同じような話数(turn13 過去からの刺客)で彼女が死んだことを照らしあわせて、ああ、なんだそういうことだったのかと、なぞらえてつくられているのかと。つまり、コードギアスという作品は繰り返し構造になっている。R2という新ステージ・新章は、一期をママなぞらえて作られていたのか、と気づいたわけです。金田一でよくある「見立て殺人」ですね。

 金田一の方は、何かに見立てることでトリックとか大事なことから目をそらさせて完全犯罪を実行するというものですが、この作品だと、まんま同じことを繰り返して見せることで、作品のメッセージをより強調させる意味合いがあったわけですね。

 

 1期のラストで、ギアスが暴走しました→えへへ、いっけね(ゝω・)、ユフィにギアスかけて虐殺させちゃった→ユフィの虐殺という展開を見て→「は?え、なにこれは?」とドン引きした人が多々いたと思います。暴走したギアスを抑えるためにCCえもんが「このコンタクトをつけなよのび太くん」と言ってコンタクトを渡していましたが、「じゃあはじめから予め暴走を想定してつけさせとけよ、ドジっ子かお前は」―とツッコンだのは己だけじゃないはずですね。一期のラストだけ見ていて、暴走が不可避で対処法も何もないなら、そうかそりゃしょうがないとなりますが、二期入ってそれでおkという超ご都合展開でしたからね。

 んで、二期のスタートと一期のラストの整合性のとれなさ。「もうみんなとも一緒にいられないな…」という展開になって、二期に入ったら記憶を奪われてまた学園生活という展開で、うーんどうかな?というところ。そりゃこのアニメの面白いところは、緊張と緩和。生死をかけた緊迫した戦場でのバトル、対してほんわか学生生活。その繰り返しがポイント。日常の楽しさと非日常の戦場の残酷さを対照的に見せることで、ギャップを上手く見せる。それによってそれぞれの緊張する白熱するシーンとほんわかほのぼのシーンが、より際立って面白くなる。そういうロジックがありますが、一度最終決戦と盛り上がるとこまで行っといてまたゼロに戻って、一からやり直しってのはどうなのよ?と言わざるを得ませんでした。ユフィに虐殺させといて、その悲劇が何の意味もない。単なる失敗でしかも自分の基盤も失うって…。どうも物語の整合性が取れないというか、無理矢理感が否めなかったわけですね。

 しかし、そういうモヤモヤや、なんでこんなストーリー展開なんだろ?という疑問も全てこれで解消されるわけですね。コードギアスの構造として一期をなぞらえることで、同じ展開を二回やることでメインテーマがはっきりする、より伝えられるのですから、この構造に気づくとなるほどとすっきりするのですね。

 まあつまり、図にするとこういう図式。

 

普通のアニメ

   1―→25―→二期1(26)→50最終回 【一直線の図式】

コードギアス

   1――→25                 【反復の図式】

 26――→50

 

 

 普通のアニメはストーリーが一直線上に展開していきますけど(話に紆余曲折あれど)、ギアスの場合ある種のタイムリープもののように、R2・二期は一期のストーリーを参考に、なぞらえて展開していくという構造になっています。だからこそ、ラストのタイトルがそれを意味する「Re;」なわけですね。

 当時、ネタバレスレとか次のギアスはどうなるんだ!?みたいな考察がありましたが、実はこのシャーリーが死ぬ回でこの構造に気づかなきゃいけなかったわけですね。で、気づいていたら、もうラストは予想できたはずなんですね。一期のラスト*1でスザクがルルーシュを捕まえて=倒してオシマイというものだったのですから、二期のラストもスザクがルルーシュを何らかの形で倒すという図式になると予想がついたはずなんですね。*2

 

 最初、R2を見ていた時、ああこれ1期の始まりを意識しているのか~。1期が終わって間が開いたし、どういうアニメか忘れちゃった人向けに、ああそういやこんなアニメだったなぁと思いだしてもらう工夫として、なぞらえる展開にした。2期の第一話は1期の一話とほぼ同じにしたのかと単純に思っていましたが、今見るとこの最初の展開でこの「繰り返し」構造というメッセージを強烈に印象付けようとしていたわけなんですね。 

 バベルタワーのシーン、3話くらいまでは1期と展開が同じなので気づいてもおかしくはないでしょうが、まだ導入ですし、そこから殆どオリジナル展開が多くなるので、なかなか気づきにくいわけですね。でもしっかり共通点を探して拾っていくと、なぞらえているんだなというものが多々ありますね。

 

 授業サボって、賭けチェスをやって、テロに遭遇する。そこでCCと出会ってギアスという能力を手に入れる。虐殺を繰り広げる凄惨な場面にあって、ギアス能力を手に入れたルルーシュは、武器を持たない人間まで残酷に一方的に殺す卑怯者をギアス能力で処刑する。―ここまで同じ一話。

 ロロのナイトメア、ヴィンセントでいいのかな?ルルーシュの卓越した指揮で相手軍を圧倒するも、たった一機によって戦局を覆される。地形を利用して一気に相手軍を壊滅させ、非道な命令を下した日本総督を仕留める。―同二話。1期だとクロヴィス総督を殺したのは3話ですけどね。こういう風に多少話が前後してズレがありますね。全く同じ話数でリンクしているという事にはなってはいません。

 マニアックなとこで、カレン(お色気担当)がシャワー浴びて、ルルーシュの服を纏うとことか、そういう細かいものもありますね。話数はズレますけど、カレンに「私にもギアスをかけて操ったの!」と疑われて銃を突きつけられるシーンは、1期の4話でテロリストであることがバレたと思って、カレンが小さいナイフで刺し殺そうとしたシーンとかも共通していますね。そういう細かいどうでもいい共通点探すと本当いっぱいありますけど、まあそれはいいでしょう。また別枠で、こんなに共通しているよ!的な枠で語るかもしれませんが。

 

 以下ポイントをダイジェストでお送りします。

捕虜となる黒の騎士団とその解放。

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 これは1期でクロヴィス殺害の容疑をかけられたスザクを救うためにゼロになったルルが彼を救うところの対応ですね。

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 しかし、1期ではスザクの説得に失敗します。ここはR2では、黒の騎士団として解放されたメンバーが再びゼロの下にまとまったのとは少し異なりますね(4~5話)。また、

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 ナナリーの生死がわからないルルーシュに対して、ナナリーのことを伝えて反応を見るスザク。R2では悪意の引き合わせですが、対して、1期ではスザクの釈放が決まって、久しぶりにナナリーとスザクが再開するという手引をしたルルーシュ(5~6話)。言うまでもなくこちらは善意・好意ですね。このように善悪など真逆になって展開する反復パターンも有ります。これがポイントですね。全く同じ形で繰り返さない、ここが作品にとって重要な所。また、よくスザクとルルーシュの立場がこのように入れ替わるということもポイントですね。

 飛ばしましたが、スザクがアッシュフォード学園に入学してくるのも、まあ大体1期と2期でおんなじタイミングになっていますからね。

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 新総督として赴任するナナリーを当然ミスターシスコン・キングオブシスコン・シスコンの大明神ルルーシュは捕らえようとしますが、行政特区日本への参加を要請されると、かつての自分の罪を当の本人ユフィに断罪されているように思えてしまい、うろたえます。f:id:drkinokoru:20160223001214j:plain

 

 無邪気なユフィが、同じく「優しい世界を望む」ナナリーの第二パターンとして意識されているのは言うまでもありません。「ナナリー≒ユフィ」、これもまたポイントですね。ユフィは副総督で、新総督は姉のコーネリア。1期ではコーネリアを三回くらい捕まえようとして何回も失敗していました。流石にR2では二回くらいでそこまでしつこくやりませんでしたけどね。ダモクレスのところを入れると三回にならなくもなりませんが、ちょっと違う気もしますね。まあ、その違いもまたルルーシュの成長・変化ということでポイントなのかもしれません。

 

 で、カナザワだったかな?忘れたので後で訂正します。そこで初めてコーネリアに挑むも、組織のないルルーシュは完敗。そういやこの時が初でしたね、引田天功みたいな入れ替わりやったの(引田天功が入れ替わりマジックやるのか知りませんが)。

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  turn07(棄てられた仮面)でルルーシュは、ゼロがいなくなれば日本は平和になる。それがナナリーの望みになる。であれば自分が消えてしまうのが一番いいと心を折りかけました。というか一度折りました。で、カレンからの通信を無視してケータイパキッと折ってポイ捨てします。

 このシーンは、かなり1期とズレますが、ナリタでコーネリア部隊に勝ち黒の騎士団の名声を高め(11話)、キョウトとコネを結んで、桐原公から支援を受けて組織を大きくするチャンスを掴み飛躍するも、シャーリーの父を戦闘に巻き込んで殺してしまい(12話)、自らの罪に苦しむシーン(13話)でしょうね。この時の煩悶はあっさり乗り越えたので印象にあまり残っていないかもしれませんが。ポイントは俺には守るものがあるから、勝ち取るべきものがあるから!とその罪を乗り越えたのに対し、守るべき対象そのものナナリーから否定されることになるからという違いでしょうね。

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 この時は、こんなふうに壁ドンドンやってモノローグでオシマイでした。

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 で、心が折れたルルーシュが現実逃避のために、リフレインという麻薬をやって逃げようとした所*3、カレンが激怒してビンタするシーンが有ります。これも1期の母親の麻薬漬けの回の伏線というかもう一度フラッシュバックさせるポイントなのでしょうね。

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 ちなみに、このようにカレンのママンがヤク漬け廃人になるところで、カレンはルルーシュをペチコんしてますが、同じようにR2でもペチコんされます。この話はまた別で。

 turn12のラブアタック!もルルーシュがアーサーに仮面を持ってかれて、猫を捕まえたらキスするどー!ってやった遊びの繰り返しですね。細かいのは後回しで。

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 そうそう、こういう風に1期でシャーリーの父の死によりカレンも迷って、このやり方で本当に正しいのか?とゼロに聞いて、私はゼロについてきますというシーンも有りましたね。これもおんなじでしたね。カレンが迷いルルが説得する、R2ではルルが凹んでカレンがしっかりしろ!と元気づけたと。立場が逆転しますが、二人の「リーダーと部下の関係性」(もしくは戦友ですね)の信頼や支援という意味で同じと。

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 中華連邦のところは、シンク―の願いを聞き届けるところとか、どことかぶってるのかな?と考えましたが、上手くハマるところが無いですね。ここはリンク無いと見るべきか。まあまた考えます。*4

 

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 CCの本当の願いを知る所*5、そして俺とともに人として生きよう!というところや、VVとの戦いなどは、1期のマオというギアス使いとの戦いの所でしょうね。そこでギアスについてとか、CCの願いの話を掘り下げてますし。相手はコード持ちの不老不死VVなので、敵がパワーアップしたバージョンでしょうか。

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 白CC、ピュアCCのところは、CCを失うというところなので、マオとのときの一時的な別れのシーンでしょうね。マオ殺すとき先にCの世界で待ってろと送り出した1期とR2の「Cの世界」はまま対応していますね。 

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 ここですね。珍しいのは1期ではCCと契約を結び直して二人の関係が上手く行ったのに、R2の方で悪化していったというパターンであるということでしょうか。まあ二回目、世界の二巡目とでも言える所で、毎回以前出来なかったこと、うまくいかなかったことがうまく行くようになるというわけではないのがまた大事なのですけども。

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 前回、同じ日本人を殺して出世のチャンスにせよ!と言われて踏み絵を踏まされたスザクにまたさらなるキツイ踏み絵、藤堂という言わば兄貴分をその手で処刑せよという残酷な命令が下る。これでユフィはスザクを騎士にしようとその思いを固めるわけですね。*6

 この踏み絵、同胞を虐殺するというのがフレイヤを撃って数千万(だっけ?)の人を殺してしまう繰り返しなのでしょうね、きっと。東京決戦自体、まんまそのもの繰り返しになってますから、もはや説明不要でしょう。「第二次」東京決戦でまんまですからね。

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 「布団がふっとんだ!」ではなく、ことごとく自分を邪魔してきたシロカブトが実は親友のスザクだと知って壊れてしまった瞬間。スザクもフレイヤを撃ってこんなふうに壊れてました。この壊れたシーンは、スザクと手を結ぼうとした瞬間シュナイゼルが妨害して、「スザク!また俺を裏切ったなぁ~」というところでしょうかね。主人公の二人、ルルとスザクが同じような時期に「悲劇」を経験して壊れるというのが作品の一つのポイントですね*7

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 巨大戦艦アヴァロンはその後登場するダモクレスと見ていいのでしょうかね。

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 ええい、このわからずや!ここで「生きろ!」というギアスをかけるのが非常に作品的に重要なポイント。これが実は「スザクとユフィ」を結びつけるだけでなく、「ユフィとルルーシュ」を結びつける見えない線なんですねぇ。ユフィもルルーシュも世界だけでなく、スザクを救おうとして動いていた二人ですから。ユフィは「話し合い」をルルーシュは「戦い」「テロ」を選んだのですけどね。

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「俺は生きなきゃならないんだ!」と命令無視をしたことが通信記録によってわかるわけですが、同じ理由でフレイヤを撃ったシーンとの対応ですね、これも。「そうだ、これは罰だ」と死という罪を受け入れようとしたスザクを突き動かして、死から逃れたというね。

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 まあ、神根島に行ったタイミングもまた話数的に対応しています。あの頃に戻れたらどれだけいいだろうね…という会話。みんな仲良く過ごせたら、当然この中にはスザクも入っています。スザクも含め、皆が仲良く幸せに暮らせるという願い。「皆が」=ルルーシュとスザクを結びつけるキーとしてユフィがいます。

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 騎士を返上したスザクに対してニーナとの会話で「自分を嫌う」というスザクのポイントに気づいたユフィはスザクの心の氷のガードを溶かします。「私を好きになりなさい!」という斬新な告白(命令)をすることで、スザクの心を動かしました。ギアスによってではなく、ユフィとともに生きたいと思うようになりました。彼女の言動・存在こそがスザクに希望を、生きるという意味を与えました*8

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 が、スザクは絶体絶命、死地にあって辞世の句ではないですが別れの言葉を告げ、死を覚悟します。ユフィが死なないで!と絶叫するシーン。ここでもまた「生きろ」ギアス効果の発動。これがR2の終盤で頻発するギアス効果の伏線、対応でしょうね。 まあ一番大きかったのはフレイヤ≒核発射ですが。

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 エナジーフィラーを渡して、どちらが先に攻略するか競争だ!となります。その姿を見て、ユフィが「スザクとルルーシュが…!」とその共闘を喜びます。ラクシャータが「プリン伯爵との共同作業なんておおキモイ、キモい」と言っているとおり、嫌い合う物・敵対する者同士が、目的のために共同するというのが、キュウシュウ戦役の話で出てくるわけですね。言うまでもなく最後でルルーシュとスザクが手を組む前フリ、既にこの時点で予告されてたわけなんですねぇ。

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 マオがナナリーを誘拐して、ここで二人でナナリーを助ける。「大丈夫、任せて、僕とルルーシュが組んで出来なかったことなんて何一つなかったろう?」と安心させるという、まさにフラグめいた説明台詞がありました。一時的とはいえ、二度も二人揃って夫婦初めての共同作業を行っていることからわかるように、ラストで手を組むのはまあ必然だったんですねぇ。

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 このシーンでスザクがユフィに心を救われるということを表す大事なシーンですが、これはR2でルルーシュがスザクに「ナイトオブゼロ」の称号を授けるものとの対応でしょう。まあ、つまり作品後半・終盤からルルーシュは「ユフィ」の役割をこなすようになるんですね。そこがまたひとつのポイントになるわけですね。次回はその辺りをやろうと思います。

 

 長々(?)書きましたが、ちょっとうまくないなぁ。疲れたので、また追加するものは後で追加します。文章も中途半端なんで後で修正します。難しいんですよね、画像使うタイミング。1期とR2それぞれ小さい画像にして横に並べるほうがいいかな?ずーっと書かないで今更、どやぁ?で説明していますが、コードギアスが繰り返し構造になってるなんて誰でも知ってるよ、とっくに言われてるよってつっこまれたら顔真っ赤になりますけどね(^ ^;)。

 *9

*1:二期の最初でルルーシュが敗れて皇帝のもとに連れて行かれるという説明がされるので、二期の最初を見ないとそれはわからないのですが

*2:正確には、ラストの結果を反映して、①黒の騎士団が失敗する、②ゼロが敗れる、③ルルーシュが失敗する・囚われの身になる、④スザクが勝利する…などなど幾つかの選択肢に絞られるということですね。

*3:今だったら、確実に清原とか言われるんでしょうね

*4:普通に日本解放戦線の藤堂救出と重ねてみていいんでしょうかね?それで軍人を吸収して、本格的な軍事能力を備えるようになったという話が小説にも書かれていましたし。中華連邦と同盟でブリタニアと世界で戦える力を手に入れたという点で共通してるということですかね

*5:Cの世界でのCCの画像他になかったのか?意味がわからん画像だなこれ(^ ^;)

*6:小説にそういう細かい心情が描かれていますね。一応、小説について書いたもののリンクを。 

*7:そうそう、悲劇→人格崩壊→再生っていうパターンをたどっているという話を書こうとしていたんだ。もうすっかり忘れていましたね(^ ^;)

*8:小説に書いてありましたけど、ルルーシュが願うスザクというのは過去のスザクなんですよね。CCがルルーシュは気づいていないが、その過去を否定したい今のスザクに過去のスザクを求めるのは矛盾している。ルルがスザクに過去の良かった思い出を提示すればするほど、スザクは苦しむ。それではスザクに生きる希望を与えられない的なことが書いてありますね。まっことその通りで、スザクに生きたいという希望を与えられたのはユフィだけだったんですねぇ

*9:一応、過去にコードギアスについて書いたものを貼っときます。小説のはもう貼ったから省略。