てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

周永康とか中国の政争の話


南沙あたりで、ベトナムと衝突事件とか、中国の政争のリンクの話をご紹介。

 ベトナム衝突事件を仕掛けた中国の「黒幕」  WEDGE Infinity(ウェッジ) bit.ly/ROzGJe  掘削断行してベトナムとの衝突を招いたのは石油閥の暴走ということか。故にこの派閥トップの周永康が失脚したと。政争より外交の比重が大きかったかもですね。

  「石油閥」―中国石油天然気集団という巨大国有企業群を基盤にして中国の石油利権を一手に握る政治集団。余秋里―曽慶紅(江沢民の懐刀で江沢民の腹心となる以前余秋里に仕えていた)―周永康という流れ。まあ、つまり江沢民死去前の派閥の失墜ですね。

 2012年11月、共産党18回大会での新政治局常務委員会で、江沢民派・石油閥は4人いた。権力維持のために欲張って習近平の反感を買った末路ですね。残り3人は引退までおとなしくせざるをえないでしょうね。

 以前、江沢民胡錦濤を追い落とす、というか権力闘争のために反日を利用した。それによって胡錦濤の改革が頓挫したという話を紹介したことがありましたが、それと同じように海外との衝突・闘争を権力維持のために利用したという図式ですね。大事な政治改革を、利権・自分の政治生命を守るためにナショナリズムを煽るという絵に描いたようなクズ政治家ですね。


 何がそんなに大事件なの?3分で分かる!はじめての周永康―中国(高口) kinbricksnow.com/archives/51907 ここにあるように今回の政変が民主化への一歩じゃなく、古い共産党一党支配のモデルに回帰するものだとしたら中国と東ア地域はかなり困ったことになるでしょうねぇ…。困った…。民主主義導入を避けるために、腐敗を取り締まってますよ!PRでごまかすとしたら、その先に待ってるのは破滅ですからね。習近平トップがそれでなんとかなると考えているとしたら未来は暗いですね。


習近平の腐敗撲滅運動は「権力闘争」 裏で糸引く胡錦濤の「復讐」と「野望」  WEDGE Infinity bit.ly/1AvvD6M  
 ここに書いてあるように、江沢民の影響力が失われて、胡錦濤が君臨するかなぁ?胡錦濤は脱権力政治の方向にもってく、政治システムを洗練させる方に持っていく気がしますけどね。そうじゃなかったら、江沢民みたいに軍のトップだけは居座り続けるとかなんか小細工するでしょうからね。彼は自分の権力とかそんな小さいことにこだわっていたら中国が大変なことになるという危機感を持っていると思いますよ。