てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

民主党の新リーダーは女性代表にすべきか?

女性候補の話】
 個人的にはあまり好きではない戦術ですが、都議会でのセクハラ騒動は今回の選挙できちんと活かせたのでしょうか?民主党は女性立候補をあえて多く立てて、自民党のようなセクハラ政党に子育て、女性の社会進出は無理!といった戦術を立てて戦ったのだろうか?
 日本の場合はフェミニスト・女性の権利という話になると、例の人のイメージがあり、現実的な政治能力もないのに、ただ女性の権利だけを主張する迷惑な理想主義者となってしまい、女性候補を立てて却って支持を減らしてしまうというリスクも有ります。
 その点、小沢ガールズというのはなかなか有望な女性候補者を選出した気がしますが、今回の民主党にその戦略はあったでしょうか?世襲議員が多く、新人議員が少なかった。それに加え女性議員も今回の選挙では少なかったという話を聞きましたので、おそらく今回はなかったのでしょう。女性といえば公明党でも姿を消していたと言いますしね。


【辻元さんの話】
 女性候補の話をしましたが、民主党は女性を担げ!という話を聞きました。自民党との違いをPRする上で悪くはないと思いますが、民主党の女性政治家でだれがいるか?蓮舫くらいしかパッと思いつかないので、女性という対立軸を立てて戦っていくよりも、若いニューリーダー細野の方がいいんじゃないですかねぇ?

 それこそ「この道しかない!」のサッチャーのようなリーダーで安倍より民主党サッチャーの○○にしよう!という候補がいればまだわかりますが、これまで女性候補者で、この人を首相にしたい!という人物がピンと来ないくらいですから女性党首は党再生でプラスよりもマイナスが大きい気がします。

 女性票を掘り起こすにはいいでしょうが、それ以上に改革ができる有能なニューリーダーの方がいいと思いますね。

 そんな話をしていた時、辻元さんが民主に移籍してたことを教えてもらいました。すっかり忘れてました。海上保安庁の増強、今サンゴ密漁船対応に大きく貢献している海保の装備は辻元氏が国交省副大臣の時、財務省押し切って行ったという話がありましたし、意外といいかもしれません。特定の人は拒否反応を示すことが気になりますけども。

 辻元さんは「ごめん」のみそぎ選挙のイメージがあって、民主党の出直しを訴えるのに意外と適任かもしれない。海保の件とか現実を踏まえて安保で姿勢を変えた可能性もあるし、面白いことは面白い存在なんですよね、彼女。与党になる気がないなら意味が無いと社民を飛び出したのも、この先政治で生きていくがゆえの現実的な判断ですしね。

 蓮舫は昔に自分のストロングポイントが分かってないから首相は無理と書きましたが、辻元さんはありうるかもしれませんね。この「変身」が本物で、能力と経験を積んでいけばの話しですが。

 しかし、辻元さんのWikiの写真はパッと見、板尾さんに見えるんだよなw。もっといい写真なかったのかしら(笑)。


【新リーダーの条件】
 性格のゆえなのか、なんなのかわからないけど、海江田さんは今にも泣き出しそうな顔している。頼りない感じがリーダーに向いてない気がしますねぇ…。福田元首相が、たいへん苦しんでいる、苦労している!みたいなことを答弁で言ったことがありますが、リーダーがそういう弱い姿、頼りない姿を晒してしまうのは非常に問題がありますね。

 小沢はともかく鳩山・菅・野田と頼りないイメージが拭えない候補者ばかりでした。それは小泉以後の、安倍・福田・麻生という二世政治家もそうで頼りない政治家ばかり。小泉さんが自己主張を出来る、バシッと自分の意見を言える珍しいリーダーでした。

 橋本さんもダンディというイメージがあって、役者のような優男イメージが強かった。今思えばかなりマシだったんですけどね、橋本さん。森さんのようにガタイがよく頼もしい人がいい。まああの人は能力がなく政権維持できなかったのであれですが。そういうことを色々考えると思い切って若く頼もしいリーダーにしたほうがいいでしょうね。

 細野・蓮舫・前原・岡田・枝野…とりあえずそんな候補者名があがりましたが、細野さんでいいでしょう。正直岡田さん世代は政権交代時の中心世代で、そこでコケた責任がありますからもうおとなしくすべきでしょうね。しゃしゃり出ちゃいけません。危機においてダイナミックな改革を行うこと、若手を抜擢することこそ組織の存亡が問われますから、まず細野がいいでしょう。

 岡田と細野ではまずインパクトが違いますからね。若いニューリーダー細野が選出された場合、民主党が変わるかも!と多くの人が思うでしょうからね。岡田ならまず無党派はそうは思わない、またかともうだけでしょうから。

 議員が衆院で70人台だったことからも分かる通り、地方議員・党員の声が大きな割合を占めるので、自民党が危機において小泉を選んだように、地方の声を中心に細野さんを選んで欲しいですね。

 とりあえず新リーダーは選挙結果を見る限り数字は変わらなかったのですから、「何のための解散だったの」という結論になる。野党としては、「解散の大義がない選挙をした結果、何も変わらなかった!急な解散で現場は混乱していた。信任されたのはアベノミクスのみ、他はそうではない」―というロジックで攻めていくのがいいかもしれません。まずは解散権の濫用、一票の格差訴訟に合わせて、選挙区割是正を訴えていくべきでしょうか。


東京18区は土屋さんだから絶対勝てると思ってましたけど、対抗馬が菅直人だったんですよね…。まあ有権者にとって見れば何の因果でこんな究極の選択をしなくちゃならないんだって感じでしょうね(笑)。菅さんはこれで引退っぽいので次、誰になるかですかね。あの土屋さんだからちょっと有望な新人ならまず勝てるでしょう。横条さんでしたっけ?あの人リクルートしたらいいんじゃないでしょうか?
 菅という衰退の責任者が復活して、海江田さんが落選するというのは何の因果なんでしょうかね…。党勢を大いに回復できなかった時点で、党首辞任は決定的でした。中継で復活当選がわからない時点で、スパッと責任をとって辞める!と言い切れなかったところが、菅直人憲政の常道知らずを連想させてイヤでしたねぇ…。ああいう時に「責任を取る」というアタリマエのことを即言えない政治家及び政党が、「責任は俺がとるから」といって官僚を手足として使えるとは思えませんからねぇ…。海江田は政権交代派でしたから好ましく見ていましたけど、うーん…ですね。