てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

メディアの横柄な態度が御用学者の一因

イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-258
 ―という池内恵氏の文を読んで。なるほどなかなか参考になります。イスラエルでの総理発言が云々は、今回の人質事件とはあんまり関係ない気がしますね。たまたまというか、安倍訪問のタイミングと調度良かったから仕掛けただけでしょう。イスラエルと現在戦争まっただ中でもありませんでしたし、むしろ問題は人質事件が起こったあとの対応のほうでしょう。問題にするなら、イラク戦争フセインを処刑した戦後処理について反対をしなかったことの方でしょうね。小泉証人喚問の一つもやっていないんですから。


 しかしそういった解説よりも、前文のメディア関係者に対する注意の方に食いついてしまった。というのもメディア関係者に対する厳しい姿勢がTV御用学者というものを生産しているのかも?と閃いたので。

 メディアは学者に質問したら回答が返ってきて当たり前という傲慢な態度を取る。質問された学者は「著書も読まずに何だその態度は!」と無視する。すると丁寧に答えてくれる学者ばかり報道関係に取り上げられて、自然と大衆に伝わる有識者の意見が歪んでいく―そのような構造が存在するのではないか?と思いついた。

 最近、学界でのハナつまみ者のような人、もしくは何の業績もない人がまるで有識者ヅラしてテレビや新聞に取り上げられる事例が本当に多いですからね。歪んだ業界の構図、コネによる偏重だけではなく、こういう図式もあるんじゃないか?という気がしてなりませんねぇ…。

 まあ、学者といえど、専門領域で素晴らしい論文を書くこと、後進育成、業界活性化のための風土づくりとか人によって違う場合もままありますしねぇ…。あと学術書ではなく、一般書で最新の知見をわかりやすく語る能力というのもまた別ですし、求められる能力がそもそも違うとも言えますしね。運動家と政治家の違いみたいな感じで。


※短いのでついでにおまけとして、日本は金だけ!という論については、一度お金がどれだけ有り難いかわからせるために中断してみること。(もらう側はそれによってアップアップ、即土下座してくることでしょう。)。もう一つは、日本のメディアがどのように援助金が使われているのか、徹底的に報道して検証を怠らないことですね。追証、ちゃんとあとから効果を確かめないとSTAP細胞みたいなことになっちゃうわけで、援助によって日本の外交は成り立っているので、そこを疎かにしたら外交もクソもなくなってしまいますからね。
 まあ、オイルだけの腐敗しきった中東バカにそんなこと言われる筋合いはありませんけども。いつまでテロ組織のさばらせておくんだお前ら、自己浄化能力ないのか?と言ったらおしまいですからね。