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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

ベイツ・ギル著 巨龍・中国の新外交戦略

本・読書―批評・批判・感想・レヴュー

巨龍・中国の新外交戦略―日本はどう向き合うべきか/柏書房

¥3,024 Amazon.co.jp

 穴埋めに、どうでもいい読んだ本の話を。図書館にあってブルッキングスの人だから、ベイツ・ギル著『巨龍・中国の新外交戦略』を読みました。これどうなんだろうか?07年の本を14年に訳出してるんですよね、これ。翻訳出版に7年て遅すぎじゃないですかね?タイムリー感のかけらもないというか…。

 メジャーというか、話題になった本でないならば、別に7年くらい時間経って訳されることなんてそう珍しくもないですが、この本の「新外交」が指しているのは胡錦濤外交ですからねぇ…。今の人が注目するのは習近平外交がどうなるか!?ということなんでそこで「新外交」なんてあったらまず勘違いすると思うんですけどね…。

 胡錦濤外交ってのは国際協調外交であって、中国の台頭の危険性を払拭するための外交であったことは、その専門の人なら言うまでもない常識。その後継者の習近平になって、国内の強硬派の声が強いこともあって、中国外交は今後挑戦的になるのか!?と懸念が起こっているのが、まあ今の段階ですわな。

 ―そういう懸念が起こって、習近平外交は国際協調路線か、中国主導の新秩序形成に向かうのか?そんな風に専門家が注目している時なんですけど、そういう時に「新外交!」なんてやられるとね…。まあ識者は、ああ昔の本ねとすぐ気づくでしょうけど、一般の人は勘違いしそうですね、これ。

 胡錦濤外交が国際協調を模索している、平和的台頭を志向している。それにあわせて地域機構の深化やレジームの発展・導入、二国間関係・多国間関係を深めましょうといった、極当たり前の、当り障りのないことしか書いてない感じを受けましたが、評価はどうなんでしょうね…?レポートじゃないか、これ?と錯覚しましたが。

 まあ、それはさておき、この本1200~1800円くらいかな?と思ってましたが、3100円もするんですけど、大丈夫なんですかね…。200ページ台の本でこんだけ高い本は久々に見ましたが…。あと寄稿文ついてましたが、それ書きたいがために訳されたのか?という気もしましたね…。