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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

都構想の失敗は堺市長選挙での敗北(大前さんを参考に)

維新の党関係

橋下徹君へ「なぜ君は敗北したか教えよう」- 大前研一参照。

 時間がなくなったので、簡単に書けるものを。大前さんの失敗した分析ですね。

①政策理念が一致しない全国政党を作り、魅力の本質である中央VS地方の図式を崩壊させてしまった。(また勢いのある2011のW選挙で松井・橋下コンビの勝利の時に一気に都構想に持ち込んでいたら勝っていただろうと)

②国政に進出した時点で見限ったが、従軍慰安婦問題という無駄な論戦に首を突っ込んだこと。

堺市の市長選で負けたことで、大阪市廃止のメリットがなくなってしまった。もし堺・大阪二つの政令指定都市を取り込んで20の特別区に再編すれば、広域行政として大きなメリットが生まれる。しかし大阪市だけならば、二重行政の解消は都構想を実施せずにそのままでも出来てしまう。

大阪都構想道州制の一ステップ。関西道の中心、前段階。カナダに匹敵するGDPを持ち、G7に参加してもおかしくないポテンシャルを秘めている。道州制の一歩、国政をも動かすことだという魅力を訴えることに失敗した。

⑤弁護士的な白黒ハッキリさせる価値観からか、敵味方で分類する。冗談で京都と合併して、京都か本京都と名乗ろう!といったところ、ボクは京都(の知事?市長?)は嫌いなんですという答えが返ってきた。好き嫌いで動いてはダメ、敵味方巻き込んでプランを実現させるのが真のリーダーシップ。彼にはそのリーダーシップが欠けていた。組織を動かしたことがない弁護士特有の誤り。

⑥そういう敵味方式でやってきた、いうこと聞かないと対抗馬を立てる!と脅してきたから落ち目になったら、部下がいうことを聞かなくなってきた(これはむしろ人間力とかそういう点よりも、組織基盤があやふやで当落スレスレ候補が離反せざるを得ないという構造のほうが大きいと思いますが、まあその要因もあるでしょう)。

⑦売られた喧嘩は全部買うし、相手を言い負かしたがる職業病。そのことに途中で気づいて、「この人はリーダーにはなれない」と思った。目的達成のために無駄な闘いをしない、戦いを避けるという基本的なことがわかっていなかった。

 ―まさにこれでしょうね。本当どうでもいいことに反応して、戦をしてしまう。論戦・バトルを開始する。そんな無駄な闘いをして敵を作ったり、ヒカれたりしていました。する必要のない戦、戦って益の少ない戦を行ってしまうこと。その無駄な戦争で体力・時間を消耗してしまう彼の人間性こそが、失敗の本質でしょう。

 なんといいましょうか?ゲリラ相手の戦争に、あんな弱兵・ザコども蹴散らしてくれるわ!と戦っていつの間にか兵力・資金力を使い尽くしてしまったという感じでしょうかね。確かに相手は弱い、自分が絶対勝つ。しかし戦闘では勝てても、戦争では絶対に勝てないという基本的なことを理解できなかったかもしれないですね。

 本文は、それでも彼は優秀な人間であったし、十年後勉強しなおして、人間力を磨いて、また再登場を望むと締めくくってあります。

 ポイントは「堺市の合併」に尽きるようですね。人気を落とした、国政進出と従軍慰安婦問題への発言がなければまた違ったかもしれませんが、それをしてしまったあと、すべきだったのは、堺市長のポストを手に入れること。何が何でもここを抑えなければいけなかった。堺市長選挙で敗れたことが橋下敗北の最重要ポイントだったでしょうね。

 ですから、堺市長選挙で目玉候補を出さないといけなかったわけですね。タレント文化人みたいな人がベストでしょうか?もしくは地元出身の有名人。個人的に好きではありませんが、辛坊治郎さんのような人を候補に立てられなかったのが敗因でしょう(このころは謹慎してましたっけ?まあ有名な知識ある人なら誰でもいいでしょう)。

 候補に立てたのは普通の前市議会議員みたいですね。これでは勝てないでしょう。都構想で関西道を実現しよう!というダイナミックな改革をやろうという時に、もう一人優秀な政治家を連れてこれないというのは大問題ですね。松井=橋下コンビでこれまでやってきたわけですが、松井=橋下&プラスワンの政治家が必要だったわけです。そういう人を用意できなかった事こそが真の敗因でしょう。

 まだ大阪都構想をやろうとするはずですから、次に出てくるプランで重要なのは3人のリーダーですね。その3人が府知事・大阪市長堺市長の3つのポストを占める必要性がある。それができれば大阪都構想は実現するでしょう。前回の堺市長選挙が13年9月だったので、次の17年9月の市長選挙が維新の生きるか死ぬかの天下分け目の闘いになるかもしれませんね。その前に崩壊するかもしれませんが…。橋下さんは引退すると思いますけど、堺市長選挙で勝てば実現できるとなったらここで復活・再登板するんじゃないでしょうか?

 ※そういえばあとから気づきましたが、そのまんまさんいましたよね?大阪都構想の実現化→道州制というビジョンの実現、地方からの改革としてインパクトが有ったわけですから、道州制の実現・中央集権の解体のために一番意味がある仕事だったでしょうに、なんでそのまんまさんは堺市長に立候補しなかったんでしょうかね?都知事なんていうセコいポスト目指すくらいならまずこちらだったでしょうにね。やっぱりそのまんまさんにはセンスを感じないですね。