てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

今月の漫画ネタ(2015/07) 刃牙道&サンデー(漫画4本・アニメ電波教師)へのダメ出し

 

 マガジンで殺せんせーみたいなの始まりましたね。『吊金先生』という金の力で問題を解決するという、バクマンのこの世は金・顔・知恵(だったか?ググったら金・知恵・見た目って出てきたのでそれかな?)を連想するもの。金の力で学校に起こるトラブルを解決していくというのはなかなか面白い。今後の展開次第でしょうけど。

 

 実際の学校も実力をもっと通すというやり方でもいいと思いますね。教師がクビに出来る、NG食らったら転校する・させる。同じく生徒も保護者サイドも教師をクビにできる。それで問題あるところがどこの地域に多いのかハッキリしますしね。その土地にあった教師じゃないとズレが起こって治められないなんていうのはあって当然でしょうから。

 

 教師も生徒も相性が合わないところで無理やり一年間固定なんていうのはいい加減やめたらいいんですよ。むしろどんどん入れ替わって一年固定される方が珍しいことにすれば。

 

 【チャンピオン】

 ―ってそんな話関係ないわ(^ ^;)。チャンピオンでも教室モノ始まりましたが、これは催眠モノ、サバイバルモノで最後の一人にならないと生き残れないというまあ最近流行りの「デスゲーム」系ですね*1。ゾンビとかどうもカブるモノが多い。『イカ娘』や『浦安』があるとはいえ、『みつどもえ』がなくなったのですから、ギャグを取り入れるべきでしょう。

 

 『実は私は』がアニメ化されました、面白いんですけど、最近マンネリなんですよね~これ。アニメ化で注目されて何がウケるのか?ということをもっと掘り下げれればいいんですが。『瀬戸の花嫁』とちょっとカブっているんですが、各キャラを活かしきれていないところがある気がしますね。

 ラブコメなんですけど、マガジンの恋愛モノみたいに女性ファンを取り込めるか?というと…ですね。バイオレンスなもの・男臭いものが多いので、それに特化するのもいいですけど、どうもその路線がハマっている気がしない。昔はギャンブルフィッシュなんていうバクチモノもありましたし、そういうギャンブルとかオッサンウケするものほしいですよね、それなら。

 恋愛ものがダメならエロス、もっとエロくてきわどいもの載せていかないと。少年誌だからなのか?そういうのがダメ、新人育てられないというのはサンデーと共通するところがある気がしますね。昔はそういえば『エノケン』っていうそういうエロ系があったんですけどね。なんかどんどん層が手薄になっているような…。

 

刃牙

 で、刃牙なんですが、烈海王が死んでるんですけど、どうするんですかね?展開。もし武蔵が出てきたみたいに、なんとか細胞で完全体になって更に強くなって復活!みたいな展開になったら最悪ですよね。戦う!なんて言ってあっさり斬り殺されて、ただの馬鹿なんですけど…。ピクルとやって足を失って、今度は命を失うって何考えるんだとしか言い様がないんですが…。まーた、かませ展開か…。本当キャラ・インパクト重視で一発芸だから、ストーリーがグズグズ。宮本武蔵のキャラとしての魅力を全然感じないのですけどね…。

 なんとういうかいきなり出てきて「私は、武蔵です」なんて言われてもリアリティがまるでないんですよね。人格が伝わってこない。どうしてこの人はこういう考えをして、こういう行動をするのかという説得力がゼロなんですよね。武蔵が蘇ったらこうするだろう!!って板垣さんが都合よく想定しすぎて、読者にはまるで伝わってこない。むしろ、武蔵のくせに戦わないのかよ!!!みたいなまるで戦おうとしないやる気なし状態にするとかのほうが良かったのでは?

 たとえば自分が300年後の未来に生まれ変わるとか、タイムワープしたとして、どういう行動を取るかと言われたら、まず周りの者・知識・テクノロジーに対する興味・関心の方が先でしょう。武芸者であれば、さあ戦えと言われてホイホイ戦うか?

 昔は相撲で勝負預かりなんてのがあったように、空気読まないと死ぬ時代なんですから、まずその把握が先でしょう。そして、彼の関心は自分の武芸が伝わっているのか?伝わってなければ指導するでしょう。武芸指南から、武・剣の思想を政治に活かす。むしろ関心は政治ではないですかねぇ?

 以前にも、これ展開どうするんだ?と書きましたけど、本当どうするんでしょうか?宮本武蔵編のスッキリする着地点がまるで見えてこないんですけどね。烈をかませにして「またかよ・・・」というウンザリ感をはねのけてくれる新展開があるのでしょうか?

 

 真・餓狼伝が完結したというツイートを見たんですけど、本当に最終回を迎えたんでしょうか?だとしたら餓狼伝再開できますね。もう餓狼伝しか期待できなさそうですね。連載していたところは、またこの後大丈夫なのか?というところで終わってましたけど。

 

 【サンデー】電波教師

 ―でサンデーなんですが、『電波教師』*2がアニメ化されていました。多分これもサンデーのテコ入れのためなんでしょうけどね。アニメの声優AKBを使ったり大丈夫なのかな?というところ。また神谷さんは優れた声優であることは言うまでもないですが、ちょっと世界観と声が合わない気がするんですけどね。大丈夫でしょうかね?

 漫画のほうでは、くまモンを出してきたり、裸の小学生?出したり、明らかにウケ狙い、ネットで取り上げてもらってそこから食いつかせようというみえみえの意図が見えますが、どうでしょうかねぇ?

 

 アニメを7か8話くらいまで見ましたけど、なんか漫画で読んでいたのと違って面白くない。最近アニメ化が増えだしたんですけど、サンデーはあまりアニメに手を出していなかった。アニメ業界がよくわかっていない、アニメ化を成功させるためにどうすべきか!というノウハウがないんじゃないんでしょうかね?

 漫画だと、テンポが良かった、メリハリが効いていたのですが、アニメだとそれがない。実はそうだったのか!みたいな説教というか、主人公の狙い・意図が売りの漫画なのに、その強調がアニメだと弱い=おもしろいところ、見どころがいまいち伝わらなくなっている。

 で、当然漫画とアニメだとリズムもテンポも違ってくる。テンポをゆっくりしていい日常アニメと違って、ストーリーモノは少し早くしないといけない。尺の都合とかで早くしたり、展開をキツキツにして失敗するという事例はよく見ますけど、これは逆。間が開きすぎている、テンポが悪い。

 悪い言い方をすると「主役の教師が思い通りに生徒をハメる」というアニメなんですから、もうちょっとハメるところまでの間を短くしないといけない。それまではダレる展開、前フリになるのですから、前フリがダラダラになると見ていて退屈になってしまう。で、結果面白いところ、見せ所が短い時間になってしまって消化不良感が残ってしまう。

 改造人間が、サッカーでスゴイところを見せる見所シーンもインパクトを描くのが甘い、足りない。ここが見せ所なんだから、魅せるためにもっと演出を考えないとつまらないでしょう。キャラのインパクトが弱い、強弱のメリハリがなく一本調子で進んでしまうので、印象に残らない。

 

 きっと原作重視で、原作にある通りの描き方をしたのでしょうけど、漫画で十分な表現がアニメでは不向きなタイプのものなんですから、工夫しないといけなかった。確かキャラのドアップや、白黒対抗色を切り替えての協調、セリフを大きくして魅せシーンを作っていたと思うので、アニメには向いてないんですよね、これ。

 まあ、アニメに向いていないものを、そのままホイホイアニメ化してしまうというところにも、サンデーさんの戦略がダメなところが伺えますなぁ。そういう特性をうまく理解してアニメで上手く仕上げてくれる監督といえば誰かとか、わからないんでしょうね、きっと。アニメについてのノウハウとかなさそうですもんね。

 

 ラブコメというか恋愛漫画・エロ枠&ギャグ枠が足りないからそこに力を入れるべき。どうもわかってない気がしますね。ストーリーモノはワンピースくらい大ヒットしないと、最新話がどうなるんだろう!!!と買う人は出てこない。最近の長期連載傾向と相まって、単行本で買う。もしくは完結して、そのクオリティ次第で買うかどうか決めるという傾向で雑誌の売上につながらない。

 

 トキワ来たれり!

 ケンイチが一応エロ枠でもあったんですけど、新連載のやつちょっと微妙ですよね。

トキワ来たれり!! 1 (少年サンデーコミックス)

トキワ来たれり!! 1 (少年サンデーコミックス)

 

これ、なんか今どうなっているのか、どういう話なのかよくわからない。コンセプトが話が進むにつれて、だんだんわからなくなってきました。いじめられっ子が格闘技をやって、好きな子を守るためにガンバる!街の不良グループを倒していく!主人公にはそれぞれのジャンルの最強の師匠たちがいて、それらを学んでハイブリッドな最強の弟子になる!っていうわかりやすいコンセプトと真逆なんですよね。

 3つの世界観がそれぞれ重なりあったのはいいですが、それがどう重なっているのかいまいち分からない。科学と忍術とあとなんだっけ?というくらいよくわからない。ムチプリとか、くのいち師匠とかお色気成分も乏しいし、なんなんだろこれ?どこを目指しているのでしょうかねぇ…?

 一発で、謎とか基本コンセプトで、読者の心をつかまないといけない。それがないですよね。どういう狙いなんでしょうか…?なんか主人公が何のとりえもないんだけど、おもいやりがあってヘタレだけどハートが強いくらいしか印象に残ってないですね。

 

おいしい神しゃま

 藤沢とおるさんの巻末マンガ*3ありますけど、アレいつまで続けるんですかね?あれ誰得なんでしょうか?名物料理を女キャラ化して、それで?以外の感想しか無いのですが…。巻末1~2P漫画というのは悪くない読み物の形式だと思うんですけど、こういうのを載せるのなら、新人枠にしたほうが宜しいのでは?

 

アンペア 

 で、今回一番書きたかったのは、『アンペア』という漫画。

アンペア 1 (少年サンデーコミックス)

アンペア 1 (少年サンデーコミックス)

 

これなんですけど、ちょっとこれは酷いと思いましたね。何が酷いって、作と画が別々の漫画なんですね。それ自体よくある話なんですけど、何が酷いって作と画それぞれが「あ、これはアカン」というタイプの漫画。

 作品で言うとさっきも言ったコンセプト、ストーリーの食いつかせるところがない。殺せんせーなんかは、謎の生物が出てきて、その謎の生物を生徒が暗殺しなくてはならない。しかも教師となって暗殺を授業で教えるというちゃんとしたメインストーリーがあります。日常の学校が、暗殺という非日常の世界になる、それを教えるというギャップも魅力としてポイントですね。

 ヒロインなのかな?それが人造人間という設定なのですけど、作品のメインであるはずの人造人間という設定が、ハッキリ言ってよくわからない。一発目で「何人造人間だって!?」と食いつかせるためのストーリー・背景設定がない。どこに読者を引き込むポイントがあるのか…?今後の展開で、そういった読み手のハートを掴んで離さない!というようなモノがあればいいですけど、今の感じでは出てきそうにないですけどねぇ…。どこがストロングポイントなのか全くわからないんですよね…。

 

 んで画なんですけど、漫画ってぶっちゃけ下手でもいいんですよね。福本先生みたいにストーリーが面白ければ、あとはそのオリジナルのタッチで、読者に印象が残るような画さえ描ければOK。骨格とかむちゃくちゃですからね、アカギとかカイジは。

 でも、漫画はやはり画の魅力というのも大きくて、画が無茶苦茶うまい!なんだこの画はスゴイなぁ!という人はそれだけで、もう読みたくなる。読んでしまいたくなるもの。それならデビューさせるのも当然理解できます。しかしそういうタイプか?そういう画か?と言われるとかなり疑問。この画はかなり上手いとは思うんですよね。コマ割りとか、表現とかはしっかりできている。しかし致命的なことにキャラの表情が描けていない

 なんだろうな、この違和感は?と思っていて気づいたんですけど、このアンペアという漫画は表情の表現がすっごい乏しいんですよね。笑い・泣き・喜び・怒り・楽しい…とか、もうなんでもいいんですけど、そういう表現がまるで伝わらない。なんか作中で能面みたいなシーンが非常に目立つんですよね。なんなんでしょうね?すっごい違和感を感じますね。

 からくりサーカスのすっごい笑顔と真逆というかなんというか、まるでキャラの感情が伝わってこないのでビックリしています。メインヒロインが美人、ブスとかそういうのをさておいて、感情が表情を通じて伝わってこない。こういう漫画を久々に見た気がしますね。

 

 同人誌って上手いから下手まで物凄い幅があるので、割りと酷いクオリティの作品を平気で見る。当たり前のようにプロレベルではない作品がありますから、こっちも慣れている。下手な画を見ても、ああこの人はコマ割りがアレだなとか、パースがどうとか、デッサンが狂ってるんだなぁとか、そういった指摘が正確かどうかはともかく、まあダメどころが分かるんですよね。そういう人が成長するのを楽しむ世界ですから、それがその世界のいいところといっちゃ、いいところ。

 しかし、プロレベルで、普通に上手いのに、表情表現だけ致命的に出来ていない。バランスが悪い下手さというのを初めてに近いくらいに見たので「!?」となりましたね。

 編集はちょっと注意してあげて欲しいですね…、これ。モノすっごい、違和感でしたもの。

 

リオンさん、迷惑です

 そうそう悪魔が子供になって居座る・居候するみたいな漫画もありましたが(リオンさんかな?)、コンセプトがグチャグチャになってきてますね。

リオンさん、迷惑です。 1 (少年サンデーコミックス)

リオンさん、迷惑です。 1 (少年サンデーコミックス)

 

悪魔がちっさい女の子になって同居するという設定を活かしきれていない気がします。悪魔という設定をもっとどう活かすのか考えれば、やりようはいくらでもあると思うんですけどねえ。勘違いコントみたいに、やってもいいですし。どこを作品のウリにするつもりなのか・・・。今週のポジティブ少女みたいなのは、いい話でしたけど、そういう路線で行くんですかね?小学生ターゲットにした教育モノ路線になるのでしょうかね?

 

 ※あと気づいたんですけど、「学校モノ」学校設定・関係するモノが非常に多いですね。他の少年誌もそうなのでしょうか?気になったのであとでチェックして、比較してみたいと思います。

 サンデーの漫画って、どうもコンセプトというかストロングポイントが曖昧、最初の設定を決めたら、終わり・着地点があやふやなままで連載決定していないですかね?スポーツ漫画はバトルものみたいにどんどん上に進むに従って強敵と戦う、新技身に付ける&修行するでいいですけど、他のはそうは行きませんからね。

 ハヤテのごとく!の最近の展開、迷走なんかもそういう気がするなぁ…。初期の段階で今のようなストーリーをしっかり考えていたのかと言われるとかなり怪しい。

 

 ※※末尾の作者コメントのとこ見ながらチェックしたら、だいたいマガジン・サンデーは半分くらいが学園モノ及び設定・舞台に学校アリでしたね。ジャンプは三分の一くらいかな?ジャンプのほうが少ない。やっぱファンタジー的なものとか手広いんですよね。非日常を舞台にする、空想の世界をもっと魅力的に描くというコンセプトを入れて見るべきかもしれませんね。アルスラーンみたいな歴史モノとかあるといいんですけどね。

*1:※追記、チャンピオンじゃなくてヤングアニマルでした、勘違いしてました

*2:アイキャッチ用画像にしようと思いましたが、タイトルで使ってるんで、それならもう一つ長々書いたアンペアの方に変更しましょう

 

*3: 多分これだと思いますけど、あってなかったらごめんなさい