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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

サンデー新体制、ブラック編集との政争の終了?

週刊少年サンデー特集、新編集長・市原武法インタビュー (1/3) - コミックナタリー Power Push

―とあるように、少年サンデーが新体制で出発するようになったとか。今週号の巻末に、新編集長の決意表明というか、そういう文章が1ページドーンと載っているということは非常に珍しいのでかなり話題になりました。今週号のサンデー読んでいなかったので、あとから知ってちょっと驚きました。

 で、この市原さんという方が、7年前にサンデーを出て、「ゲッサン」という新媒体を立ち上げた人だと。まあ新プロジェクトの中心人物が凱旋帰還という感じでしょうかね?ゲッサンが6年前かな?創刊?ここで新人賞とった人達をデビューさせて、この中で評判の良かった人、及び面白そうな次回作を少年サンデーで~というプランなんでしょうね。新人をガンガン使う!と「若手育成に切り替えていく」宣言をしていますし。

 気になるのは、前回書いたように、アニメなど総合的に考える人、漫画だけにとらわれない広い視野・戦略を持った人だと思います。『電波教師』のアニメ化はいいとしても、アニメ化のスタッフ・会社?がおそらく良くない=失敗作という事例を見ても、アニメから雑誌への還流という作戦は失敗したでしょうからね。

 これ深夜アニメかと思ってたら土曜の17時アニメなんですね…。そんな勝負をかける時間帯で、ますますアカンやろという感じが…。ということはひょっとしたら、コナンスタッフに作らせて、コナンのノリでやってるのか?それだけ人間がいるかどうかは疑問ですが。コナンほどの長寿番組なら関わっているスタッフが昔から沢山いてもおかしくないのかな?

 それはさておき、「編集部で私に従わないものは去ってもらう」というワンマン宣言をしたのが怖いところですが、どうも真相はこれまで評判の悪かった編集部を除名したことを暗にこういう形で宣言したっぽいですね。冠なんとかさんが、漫画家に対してパワハラしてたとか何とかで、サンデーのイメージがグッと下がった。結果有望な新人が入ってこなくなった。そういう悪しき体質・ダメ編集者をようやく排除できたということなんでしょうね。

 思うにゲッサンという新媒体は、そういう変な&怖い編集部がいないから、こっちでなら大丈夫だよ!!!という声を確立するために行われた内政改革だったのではないかと思いますね。「新人育成=編集部内の体制改革」という公式が成立していたのではないかと今更になって思い知らされますね。

 編集長の声明&末尾への編集者一同の署名は、これまで悪評高かった編集者を一掃したよ!という言わば政争終了宣言でもあるのでしょう。ツイッター見てたら、あの渡瀬先生のパワハラ事件が8年前。そしてサンデー改革を訴えて失敗してゲッサンという形で外へ出たのが7年前(で翌年実際にゲッサン創刊と)。

 つまりサンデーのブラック企業体質、ブランドイメージ低下に対する取り組みが今になってようやく一区切りがついて新しい方向にスタートしたということでしょう。あとは実際にゲッサンで育てた新人さんとの信頼関係の構築ができているか、そして実際にヒット作を世に送り出せるかということ次第になりますが。

 インタビューであったように、月刊と週刊ではまるで異なりますしね。そこのところもちゃんとやれるかどうか。そして藤田御大・西森さん(原作やってますが)・久米田さんを呼び戻せるか=新しい指導体制の下、これまでいたベテラン作家との信頼関係を築けるか。

 それこそ今までいた作家がすごくやりやすくなった!「ケアもいいし安心して仕事に取り組めるようになった!」と言ってもらえるかどうかですね。そうやって作家の信頼が築けて初めて、今回の政争は終了した。勝利に終わったといえるようになるんでしょう。

 まあ、新体制の声明をたかだかと打ち出すというのはかなり業界でインパクトが有ったでしょうから、それ自体が良い宣伝になったでしょうね。せっかく「新」!ということでPRできたんですから、どんどんインパクトあることやっていったほうが面白いと思いますね。それこそ今ケンイチの人がインタビューやってますが、そういうインタビューをやる。それこそ藤田さんとかいま『うしとら』やってるのでその制作秘話とか。

 まあその程度ではインパクトが足りないので、もっとそういうドキュメンタリーチックに作家の内面に食い込んだり、編集部の恥部・罪を暴くようなことやったり色々や利用はあると思います。そういう邪道・変則手法が見てみたいですね、個人的には。