てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

クレーマーと化した「フェミニスト」

美濃加茂市観光協会がアニメ『のうりん』とコラボしたスタンプラリーという企画を行いました。そしてそのn>「のうりん」のポスターが、キャラクターの胸が強調されて、セクハラではないかと批判を受けて、それが撤回されるという事態が起こりました。実際、裸を露出したきわどいものなのか?見てみると、普通の画でした。これがセクハラに値するか?問題があるか?と言われたら、ないでしょう。

 人工知能学会の雑誌の表紙、碧志摩メグ、そして今回のうりんのポスター。一部の女性、もしくは「フェミニスト」でしょうか?その中には、なんでもかんでも「差別だ!」「あってはならない表現だ!」といちゃもんを付ける変な勢力がどうも最近出てきているようです。

 女性の権利が侵害されている、女性差別を正さなければならないという思想・主義主張には賛同できますが、このようなヤクザの因縁付けみたいな暴挙を見ると、いい加減にしろと言わざるを得ません。ハッキリ言ってこういうことをする人々が出てくると、本来のフェミニズム・女性の権利を守る行為・活動が侵害されてしまう。マイナスに働く危険性が高い。フェミニストならこういうクレーマ行動にはノーを唱えないといけない。

 どうも、錦の御旗のような、絶対的なものを掲げて行動する人達がいるようですね。水戸黄門の印籠みたいなものがあると勘違いしている。同和問題で、それは差別だ!と言えばなんでも通る状態があり、その歪んだ抗議活動の精神を反映しているのでしょうか?

 美濃市もこういう意見があったからといって、撤回してはいけないでしょう。おかしな批判についてはビシっとはねのけないと、クレーマーが増長してしまいますよ。

 碧志摩メグというのは、昨今はやりの萌えキャラの流れにあるもので、ハッキリ言って二番せんじも甚だしい。「ああ、またか」というようなキャラクターでインパクトに乏しい。そういう流行りが好ましくないからといって「不愉快だ」は通じない。表現の自由言論の自由は「あなたの意見は不愉快だが、あなたがそれを言う権利を私は全力で守る」という精神によって成り立つものですからね。

 何回か書いてますけど、不愉快で言えばジャニーズとかAKBとか最近のお笑い芸人とか、いくらでも言えますよ。不愉快だからテレビに出さないでくれなんて絶対に言わない。だったら見ないだけですから。嫌だなぁと思っても、まあそれを好きな人・楽しむ人がいるのだから、まあ好きな人が入るんだろうなぁと思ってスルーするのが普通の反応でしょう。何を考えているのでしょうか?

 「性的消費」という言葉を用いていますが、ハッキリ言って説得力はないに等しいでしょう。「性的消費」がなくなれば、現実の女性差別がなくなるか?論理的因果関係がまるでない。そんなむちゃくちゃな論理を持ち出すからますます信用性をなくす。そういうことが何故わからないのか。

 また、『響け!ユーフォニアム』というアニメで楽器が男根のメタファーとしてあるとか、わけのわからないことが話題になりましたが、もうついていけないですよね…。性的なものは反道徳的なものだ、猥褻だ!それが存在すれば社会が堕落する!取り締まれ!という時代の思想と一体何が違うのでしょうかね?

 海辺のカフカだったかな?(1Q84ですね。)そういう「きたないもの」から逃れるために、山奥に宗教施設を作って過ごす宗教団体がありましたが、そんなに俗世間のけがらわしいものと付き合えないのならそうするしかないんじゃないでしょうか?

 あまりにアホくさいので取り上げませんでしたが、どんどんそういう狂った行動が出てくるので、一応。今後もアホな抗議を繰り返しそうですからね。次はどういうことにいちゃもんをつけてくるのでしょうかねぇ…。そしていつまで続くのか…。