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てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

週刊新潮での押し紙報道(16/04)

 

週刊新潮 2016年 4/28 号 [雑誌]

週刊新潮 2016年 4/28 号 [雑誌]

 

 週刊新潮での押し紙*1記事が気になったので書きたいと思います。週刊新潮といえば09年から、新聞業界のタブーである「押し紙」問題を報じてきた週刊誌であり、裁判で敗訴しても、取り組み続けている週刊誌です。7年以上追っかけ続けているわけですね。ポストセブンに似たような記事があったので、どうぞ。こちらを読めばだいたいのことがわかります(参照、朝日新聞 660万部のうち「25~30%が押し紙」で200万部減│NEWSポストセブン)。

 なぜか、セブンの方ではイニシャルになっていますが、記者クラブ朝日新聞押し紙問題について質問をしたのは朝日のエース記者だとか。大鹿靖明さんですね。ググったら、佐藤さんに記事について詰問されてましたね。*2。あと、ホリエモンが取材で撮った写真を事前に見せてと言ったら取材中止になったとかもありましたね。

 

 ただ、公正取引委員会のトップの委員長、杉本和行氏は旧財務次官。つまり財務省の意向をくんだ可能性もあるわけですね。そういうトップのもとでの朝日の押し紙問題への言及。「注意」処分ですからね。もし次に内部告発などがあれば新聞の押し紙問題で摘発、処分などをするならともかく、朝日に圧力をかけるために利用しているという危険性が考えられますよね…*3

 

 また、MEDIAKOKUSYOというところのこの記事が面白かったので紹介(「押し紙」問題の公取委査察について、朝日新聞をターゲットにした理由、「朝日バッシング」で部数が減ったわけではない)この記事によると、慰安婦報道の偽りを認めたことで販売を大きく減らしたのではなく、これをきっかけに押し紙問題を整理したとのこと。理由がないままに、ABC*4の販売実数を大きく減らしてしまえば、事実上押し紙問題を認めてしまうことになるからとのこと。

 つまり、これまで押し紙問題があるから、不正をしていたからこそ、時の政権などにそれをネタに圧力をかけられたら、黙ってしまっていた。しかし、押し紙問題がなくなれば、いくらでも政権の不祥事を追求できる。本来の調査報道を元に信頼を築く、売上を伸ばすという当たり前の路線に回帰した可能性があるわけですね。

 いわゆる「慰安婦虚偽報道」を何故今ごろになって報道したのかな?という疑問はあったわけですが、なるほど、これを機に組織の不正を、社会的な制裁をウケないままにこっそり解決してしまうという目的があったわけですね。なるほどなるほど。

 とすると、他の新聞もいつか自社の過去の不祥事を「お詫び」して、バッシングを煽ってわざと叩いてもらって、販売実数を大きく下げるという朝日の手口を真似る可能性があるわけですね。非常に面白いですね。朝日の慰安婦誤報問題が新聞の部数水増し問題とリンクしているとは思いませんでしたねぇ*5

 

 今回の記者クラブでの押し紙の一件は、メディアのコントロールを強めたい財務省(?)*6と、調査報道に立ち返ろう、社内改革を進めようという両者の思惑が図らずとも一致したということになるのでしょうか?まあ、朝日にとってはそれでいいのでしょうが、押し紙問題を抱えているのは読売・毎日・産経も同じことでしょうから対岸の火事ではないですよね。むしろ自分たちの近くにガソリンばらまかれたようなことになるのではないでしょうか?すぐに大きな変化が起こるということではないでしょうが、将来的に大きな意味合いを持つかもしれませんね。

 

※そういえば、最近はタワーマンションなどで、訪問自体ができないからそもそも勧誘が出来ない。よって新規顧客を増やすのが難しくなっているという話を聞いて、ああそういえばそうだな~と納得しました。こういう訪問が出来なくなって商品販売とかも出来なくなっているからこそ、オレオレ詐欺みたいな形式が発達したとかそういうリンクがあったりするのでしょうかね?

 

 

参考として以下を一応

小説 新聞社販売局

小説 新聞社販売局

 
新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)

新聞社―破綻したビジネスモデル (新潮新書)

 

*1:一応書いておくと、本来の販売実数よりも遥かに多い数を販売店に押し付ける、また販売実数を多く水増しして広告料を吊り上げる問題ですね

*2:大鹿靖明 『AERA』記者への公開質問状 佐藤優 - 日暮れて途遠し

*3:ーと思ったら、やっぱりポストが圧力をかける手段に違いないと書いてましたね押し紙問題 安倍首相は新聞社のアキレス腱だと熟知

*4:雑誌や新聞などの部数を調査する所のことです。毎年今年の発行部数がどれくらいかということをレポートしていますね

*5:読売なんかナベツネさんのワンマン・悪行体制というイメージが強いので、彼が死んだらこれ幸いと罪を彼一人になすりつけて、スターリン批判みたいにナベツネ批判を繰り広げればちょうどいいですよね。で、「ナベツネ悪行暴露・不祥事のせいで部数が落ちたんです!決して押し紙整理なんてことはなかったぜ!」としらばっくれればいいわけですからね。

*6:一応?で、財務省がメディア・コントロールしたい!と考えられますけど、杉本氏がそういう人物かどうか確定する材料がないので