てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

帝国ホテルの不祥事と労働問題の宗教化&宗教の政党化

 ―帝国ホテルが派遣の非正規社員どころか普通にバイトだったとか。派遣ですらなかったと。1000円という最低賃金に近い時給ならそりゃこういうことになるに決まってますよね…。「お客様の特別な思い出作り」と募集のところに書かれていたのですが、それは一流のホテルマンの特別なもてなしによって作られるものじゃなかったのか…。

 

 客として店員の態度が悪いとかで、あーだこーだ態度について言うとかしたことなんてないんですが、イラッとした時「コイツは派遣orバイトだから仕方ないか」という風に我慢することが多い。しかしちゃんとしたところ、一流のところでは流石に「コイツはバイトだから」は通じないと思うだけどなぁ…。

 

 優れた従業員がいて、見事な対応が出来るというのも、そのブランド価値だと思うんだけど、そういうところから手を抜いてしまう。コスト削減で削ってはいけないところを削ってしまうと、もうそのブランド価値は崩壊しますよねぇ…。

 

 切羽詰まって企業・雇用者が待遇を下げる、賃金を下げる。最初のうちはそうは問題にならない。待遇の低下と態度の低下、実際の労働の質の低下また商品・サービスに現れるにはタイムラグがある。そういう指摘を聞いてなるほどと思いましたが、どうもだんだんそういうものが見えてきている、現れてきているということかもしれません。

 一度待遇を悪化させて、流れを断ち切ってしまうと。じゃあ待遇元に戻すから―となってももはや戻らなくなるという分野もあるでしょう。そういう大事なところまでコストカット名目で削られてはいないか…。そう考えると怖くて仕方ないですね。ある日突然底が抜けるように、社会の問題となって噴出するでしょうからね。

 

 

 ここまではまあいつもの労働問題というかそういう話でしたがついでに、もう一つ労働問題とそれに対するための宗教化&政党化という話を。「定時退社教」とかいう宗教法人作れば、宗教上の理由で定時退社できるんじゃないか?というツイートを見て、ホワイト企業教」でいい。これだけ労働環境が問題になれば、そういう宗教作ったら、信者最大になってあっという間に日本最大の宗教団体になれる。信者増やしたい宗教団体はそういう教えにしたら成功するだろうと思いつきました。

 まあ、そういう時代だから共産党の党員が増えてるわけですよね。マルクス主義が宗教だと言われる理由も理解できるのではないでしょうか?ある人曰く、マルクスという偉いお方が問いた尊い教えが「共産主義」であり、「共産党宣言」という素晴らしい経典があって―なんて説明がなされていたとかいいますしね。

 労働問題・貧困に対する救済として宗教のようにマルクス主義があった、今から見ると非合理的でしかありませんが、今逆に「宗教」に立ち返って労働問題を解決するという逆転の発送もありなのかな?とふと閃きました。
 公明党も、まあ地方から出てきた身寄りの無い人達の受け皿として出来たわけですが、幸福実現党はよくわからないですけど、そういう宗教よりも今労働問題で苦しんでいる人達を救うにはこういうホワイト労働党・ホワイト教として宗教・政党一致させたほうが良いような…?

 まあ、信者=票を獲得できても、信者から搾取は出来ないわけで、そんなめんどくさい子とやりたくないよ&それをする力もないというのが現実かもしれませんけどね。労働問題を地道に親身になって聞いて労働者を助けていかないかぎり、今の自民党政権・システムを崩壊させることなんて出来ないと思いますけどね。

 これのいいところは、共産・公明の信者を取り込めるというところですかね。年寄りは無理でしょうけど。すぐには無理でしょうけど、20年後・30年後の未来を見据えれば面白いとは思うんですけどね。まあこういう地道なことをサボってきたから、今共産が躍進して、選挙協力しなきゃいけない羽目になっているんでしょうけどね。

 まあ、そんな与太話。