備蓄、危機管理について
ふゆみかんさんのとこで、塩の備蓄の話を聞いて、久しぶりに手軽で要点だけうまくまとめられそうなので、(゚∀゚)アハ体験!的な感覚で書きます。
ほうれん草と牛乳がもうだめになってしまったそうで。
報告・連絡・相談がだめだから、ホウレンソウは犠牲になったのだ…。
そんなくだらないことはさておき、日本政府は塩10万トン備蓄しているそうです。10万トンという量は、すべての日本の塩の工場がストップし、海外からの輸入あるいは援助もストップし、すべての塩の供給が完全にストップしても、全日本人が3ヶ月間困らない量なんだそうです。んで、今回の危機で必要とされたのが900トン。以下にくだらない、ナンセンスな数字か良くわかります。
だいたい、そんな世界中から輸入すら出来ない状況を想定するなら、3ヶ月でそれが解除されると考えるのもおかしいし、前提が既に世界と戦うイスラム革命政府か世界に革命を広げる共産主義政権でしょ(笑)。
危機管理とは安保・外交まずそれありきですよ。たとえば、中国が崩壊する、イスラムテロでアメリカが国際戦略から手を引く、ロシアが石油ルートを押さえてしまう…何でもいいですけど、日本として最悪な事態を想定して、日本がそれを起こさないために外務省はどういう外交をする。防衛省はどういう軍備をする。そうなって、次にこの有事が一番可能性が高いから、この物資は何年分必要、これはそうではないと、起こりうる事態を正確に判定して初めて備蓄という発想が出てくる。
国防という観念、外交、戦略ということを論じられない人間=マスコミには到底無理でしょうね。先に利権ありきの官僚も。利権から論理を無理やり生み出して政策作るんだもん。そりゃぐちゃぐちゃになりますよ。
んで、各部署がそれぞれ好き勝手なことやって、統合性がないから、コメの備蓄が一年分あるのに、石油は確か半年ぐらいしかないという矛盾したことが平気で起こる。どうやってコメ炊くんだバカって大前さんが怒ってましたけど、本当にそのとおり、バカにつける薬はない(´-ω-`)。10年分くらいバカに効くクスリを備蓄した方がいいですよ。よっぽど。