宋文洲氏のツイートへの反論まとめ

※旧ブログを削除するついでにこちらに持ってきました。いらないと言えばいらないのですが、一応備忘録として残しておこうかと、今更引っ張ってきました。
　どうでもいいっちゃどうでもいいことなんですけども。菅がリーダーとしていいみたいなのがあって、一部理解できなくもないんですけど、やっぱり理解不足や誤解があると思ったので、ツイートに反論してみました。リプライ・連ツイを記録としてまとめて残しておきました。

　@sohbunshu様へ、貴殿のツイートについて意見させていただきます。本来北京語か英語ですべきなのでしょうが、拙フォロアーにも読めるように、日本語で意見させていただきます。日本語で質問する非礼をお許しください。まず菅を評価したのは政権を投げ出さないからだと思います。

　しかしこれまでの総理も投げ出したのではありません。いずれもこのままでは国会運営、党の危機に陥るという背景がありました。病気はともかく、いずれも苦渋の決断でしょう。菅氏は辞めることで野党が協力をするという展望があるのに辞めない。続投でも打開策はないのです。

　戦うから持続する意志があるから立派というのは評価の対象にはなりません。野党対策ができない以上、政治が進まないのですから。稚拙な国会運営の責任を取るのは筋です。しかも放射能を未だに止めることができないのです。被害が広がってしまうのです。おそらく菅氏が世襲政治家でない点を評価されているのでしょうが、それは違います。日本は中国に近い全体主義国家なのです。民主主義国家ではありません。なにより戸別訪問という個人に訴えて票を獲得するという民主主義の原則が機能していないのです。である以上金権政治は必然なのです。

　金権政治の制度で戸別訪問ができない菅がどうして権力を獲得できたのか？それは｢プロ市民｣と言われる特定の思想偏向をもった団体の支援を得ているのです。それは民主主義のレースを勝ち抜いて支持を得ている非金権政治家とはいえません。ですから民主党は長く政権を取れずにいたのです。日本に真の政治家が育たないのは簡単です。全体主義国家でマスコミが(garvegeの意味をもじってマスゴミといわれている)同じ報道をするように、自由な言論をコントロールしているからです。TL上の多様な意見に比べ、報道は画一的です。世論を操作することで既得権を維持しているのです。日本のメディアは自由市場・資本主義の原則に違反し、寡占状態でタブーを報道しません。これはある意味中国の言論状況以下なのです。報道側が勝手に自主規制して問題を放置するのですから。菅直人が問題なのはそれ以前にあります。

　民主主義下では公約は命なのです。公約を通じて政治家を選ぶ。結果と討論によってまた投票する。それによって政治はうまくいく。古典政治学では各個人が自己の利益に基づき投票することでよし。これはパレート最適、市場のメカニズムの疑似理論であって、民主主義と資本主義は同一理論なのです。日本はこの理論が成立していない全体主義国家なのです。中国が将来深刻な危機に陥るというのも資本主義に舵を切った以上、民主主義は必然。民主主義を採用せざるを得ない。そこに必ず矛盾が生じて混乱するという説が語られているくらいです。

　民主主義社会であろうとする以上、公約を守らなくてはならない。民主党は公約を主張して政権をとった以上、これは絶対守らなくてはなりません。ところが菅は何の説明もないまま翻し真逆の政策を主張したのです。しかも選挙に負けた＝国民に否決されたのに責任も取りません。

　菅が否定されるのは公約を守らない・責任を取らないからなのです。企業でプロジェクトに失敗したのに、収益を著しく悪化させたのに地位にとどまり続ける取締役がいるでしょうか？しかも会議で説明してたこととまったく違うことを行ってですよ？そんな企業があるでしょうか？

　マスゴミが主張する減点主義は日本人の意見ではありません。あれは霞ヶ関・永田町等しく、マスゴミ村の意見なのです。日本では有識者は新聞・テレビの報道など鵜呑みにしません。この日本の常識についてご存じないかもしれませんからお伝えしておきます。

　安全神話どころかいたるところ官僚利権＝天下りで危険だらけだから、霞ヶ関潰せと言われるくらいなのです。霞ヶ関をコントロールできない政治家は多いですが、対策がまともでない以上かつ嘘をついた以上辞任すべきです。とにかく小沢氏が言うように責任逃れをしないこと。

　尖閣漁船のように地検が判断したなどというような、官僚に責任を押し付ける人間ではダメなのです。官僚も自分たちの責任でないところまで責任をとらされるなら改革をやろう・改革政治家に協力しようとするわけありません。①公約を守らない②選挙敗戦の責任を取らない③官僚に責任を押し付ける④野党対策

　以上四点から菅は辞めなくてはならないのです。子供手当て、高速道路無料化などを餌とおっしゃいますが、この政策の意図をご存じないのでしょうか？子供手当ては日本は先進国中教育に関する支出が下から二番目なのです。少子化対策の一つ。他に必要なことはありますが、官僚利権など抵抗にあわずにすぐ実行できるのが子供手当てなのです。官僚の不必要な既得権、利権を組み替えて有効に使おうというのが趣旨なのです。高速道路もこれまで無料化にすると言ってきたのにその約束を反故にしてきた。
　また山崎養世氏など主張するように原則高速は無料で地方が首都＝三大都市などにアクセスが容易になることで地方にも企業が進出しやすくなる。そういう意図があります。それが有効かはともかく、そこにはこれまでとは違う一定の利があります。それを餌だとは言えないでしょう。育てるという意見には同意です。しかし悲しいことに我が国には自由な報道がありませんから政治家を育てるという競争原理が働きにくいのです。長々と失礼しました。これからもご活躍をお祈りします。また討論の教育が未熟なため、外人・中国人だから～だ！というバカがいると思いますが、同じ日本人としてお詫び申し上げてます。

　―まあ間違いなくこんな長々としてもの読まれないと思うんですけどね(笑)。すべては勢いです。そんなに宋さんに興味があるわけでもないんですけど。ツイート長々やりました。すべてはチャンス！ですね(笑)。まあ、今見るといつもの論客()だったので、真面目に反応するだけ時間の無駄という感じでしたね。

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