ネットで他者を攻撃する「愛国者」

　前回の続き(相手への配慮なき愛は憎悪と同じである )、ネットで他者を攻撃しているネトウヨ的な者、自称愛国者さんがいますが、ああいう人達「愛国者」ってのは国を愛しているんじゃなくて、「国を守って他者から認められた気になっている自分」に自惚れているだけ。つまり自己承認を満たしたいだけ、自分を愛しているだけですね。ですから「愛自者」と名乗っていただきたいですね。国の方もいい迷惑でしょう。

　愛国者を名乗るなら、愛する相手のことを思いやって行動してほしいものです。ストーカーとは違い、お前は〇〇を愛さないのか！と自分ではなく、特定の対象への愛情を要求しているわけですけどね。愛を強要することがその対象のためになるのかならないのか、そんなこともわからないのでしょうかねぇ。

　そういえば芸人でウチの娘と結婚せぇ！と脅した事件がありましたが(笑)。ああいうケースは自分の閨閥・派閥を拡大するという意味合いがあるので昔のお家感に近いものがありますね。ストーカーとお家感覚の半々といえるのでしょうか？面白いケースですね。

　「血縁地縁を大事にできない人が国民というフィクションを大事にできるわけない」というのを見ましたが、真にそのとおりですね。まずは身近な周囲から大切にする、目を向けたほうがいいですね。そして逆も真なりで、身近な関係を大切にできないが故に国民・国家という概念に逃げるのでしょう。他に縋るものがないという環境も見逃せない要素ですね。

　そして国家が自分の理想を体現できないものだと悟ると、未練タラタラになる。だめ男から離れられない、引きずる女のように「理想の国家像」から離れられない状態になるというパターンも有る気がしますね。

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