てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

誘拐事件とアニメオタク叩き 業界は組織的対策をとるべし

 女児誘拐監禁事件で犯人がオタクだとか例の報道がありました。まあいつものことですが、規制かけたい・監視下において利権にしたいというやつなんでしょうね。今どきゲームやアニメや漫画の影響を受けていないほうが珍しいでしょうにね。

 もしかして未だにそういうものが下らないとかよくないものだとか考えている人がメディアの上の方にいらっしゃるのか、何なのか。まあ言うまでもなくキレイなもの、汚いもの・良い物、悪いものに分けて後者を見せないようにすればいい子に育つなんてありませんからね。秋葉原事件の加藤氏のごとく(彼はそういうものを禁止された家庭で育った、今時珍しい一昔前のいわゆるテレビ禁止のような家庭だったらしいですね)。

 差別だから、悪影響だから規制しなくちゃ(使命感)なんていう発想は、そんなことしたら『罪と罰』でも『ベニスの商人』だろうとなんだろうと規制しなくちゃいけなくなるだろうということが理解できないのでしょうか?そういえば芸術性が高いからこれは問題ない、児童ポルノじゃないみたいな発言がありましたっけか…。高尚・低俗は関係ないっつーの、いい加減にしろ!ですね、ホント(´-ω-`)。

 以前紹介した、気持ち悪いから自粛してもらわなくちゃ困るみたいな事を言った珍な議員がいましたが、人によって気持ち悪いもの、嫌悪感を招くものはそれぞれ。例えばホラー映画のグロいものとかがそうですよね。気持ち悪いからホラーファンが好きだろうが何だろうが知ったことが、滅びろ!とすることがおかしいことだということはだれでもわかるでしょう。問題はゾーニングで、そういうものを日常的に見たくない人のために隔離しておくべきだと思います。

 ツイッターで指摘されてましたけど、子供が見ているかわからないのに、エロバナーで卑猥な言葉をガンガン投げ込んでくるのはなんとかしたほうがいいでしょう。コンビニでエロ本を置くのはなんで?いい歳こいてでっかい本屋の18禁コーナーに入るのが嫌だから?みたいなのを見ましたが、あんまりエロ専門店みたいなのがそこらここらにあるわけじゃないからじゃないでしょうか?最近近くにそういう店ができていましたが、ちょっと大きなCityでもなければそういう専門店はなかなかないというイメージがあります。コンビニで置くのを規制してもいいかもしれませんが、その場合その結果として、そういういかがわしいものを取り扱う専門店があちこちに出来る可能性も考慮すべきかもしれません。

 コンビニだから売れるのか、コンビニでも売れるということなのか?どっちなんでしょうかね?あまり定期的に買わないけど、たまーにふとした時に買う人が多いということか?普段は地元のコンビニ・本屋だと万一顔を覚えられたりでもしたら恥ずかしくて買えない。けど、ちょっと離れたところだからそんなことも気にせずに買えるということなのか。あんまり同じ本屋・コンビニで定期的にエロ本買いたくないという心理があるかもしれませんね。一つの籠に盛るな―みたいに一つのコンビニで買わないというエロ本を買う側の心理を計算した結果なのか?(笑)

 あとは普段本読まないから、本屋にそうそう行かない。でもコンビニなら行くという層があって、それをターゲットにしているとか。そんなこと関係なく普通に需要があって売れるのか、どうなんでしょうね。

 むかーしは確か、コンビニのエロ本でも平気で立ち読みで読めるような感じだったと思います。今はテープで見えないようになってますね。表紙だけでもアウトかどうか?うーん、別に表紙で乳・尻丸出しの破廉恥極まりないってのはないと思うんでセーフだと思いますけどね。どうでしょうね?そういや初期の『ゴー宣』でレディコミとか普通のコミックス形態でエロ本が手軽に見れるとかなんとかで規制かかったみたいな話がありましたね。結局その時代の延長なんでしょうかね?エロ本の氾濫とそれに対する警察の警戒みたいな。

 BBCだかどっかが、児童ポルノ対策が進んだというけれど二次元が野放しジャマイカ!みたいなツイートして、二次元は人間じゃないから当たり前だろと総ツッコミされてましたね。そもそも絵、創作物についてけしからん!というのはどういう発想に基づくものなんでしょうか?

 女性への差別や偏見を助長するということなんでしょうかね?ちょっと考えればエロ作品がそういう差別や偏見を産むのではなくて、現実との判断がつかないバカがそういう行動を取るだけであって、全く関係ないと分かりそうなものですが。むこうで何か事件があったのか、それともこちらのフェミニズムのように、そういう主義主張を唱える人は皆痛い人で、あちらの痛い人が暴走してるのか?

 性犯罪憎しのあまり、何でもかんでも取り締まれ!と暴走しているのでしょうか?主義主張に論理性が伴わないと、まともな意見まであのアホどもが言ってることだからと、軽んじられかねないリスクを承知しているのでしょうか?そんなコトするより現実の性犯罪をなくすためにどうするか、そして被害にあった人のケアのためにどうするかということに予算や労力を割いたほうがよっぽど建設的だと思いますが。

 児童ポルノ取り締まりは世界基準だからなんて言ってるのに、ポルノの基準は世界標準に合わせてモザイク廃止しないのか?という指摘がありましたが、まさにそのとおりですよね。今、モザイクなんて必要ないでしょうに。モザイクがあった時代と価値観が大きく変わった今必要かどうか言われれば必要がない。モロ出しの女優と、モザイク女優でモロ出し女優は卑猥でより差別されるなんて五十歩百歩の例えに出てきそうなことがあるわけもないですしね。

 モザイクチェックという警察利権との声もありますけど、モザイクなくなってもそういうアダルトコンテンツのチェック機構というのは、不当な契約で働かせられていないかとか、未成年を使っていないかとか、そういうチェックの需要があるんですから、モザイクあろうがなかろうが利権侵害されることはないでしょう。

 AVとかそういうエロ業界も性犯罪対策&ケアとか売春をしている人のための慈善団体を作って、そういうことに利益を回して社会貢献しているんだ、業界が健全で苦しむような人が出ないようなシステムを作っているんだというPRが出来るようにならないといつまで経ってもエロへの偏見・圧力はなくならない気がしますね。

 ゲーム・アニメ・漫画業界も同じで、そういう慈善団体づくりで社会貢献へのアピールしかり、なにより資金を使って献金して政党・議員にコネ・パイプを持つよりも、自分達で議員を輩出するべきだと思います。松下政経塾みたいな形にするのではなく、私達が後押しするので議員になっていただけませんか?と優秀な人をリクルートして議会に持っていくようなことをした方がいいと思うんですよね。今の表現規制の動向を見ると。

 人気があって、政治経済に明るい人、池上さんのような人をリクルートするとか、あるいは芸人みたいな知名度高い人を政治家として育成する。無名で優秀な人をそうしてもいいと思いますけどね。己なんかリクルートされたらホイホイ出ると思いますよ。まあ優秀という条件をクリアしないでしょうけど(^ ^;)。

 みんなの党なんか山田さんがいるように、任天堂の役員やってたとかそういう元経営者とか出版社の元役員・重役とかそういう人いらっしゃらないんでしょうかね?

 優秀なリーダー、表現規制問題に切り込んでくれる政治家が出てきて欲しいですねぇ。そうじゃないとまた変な圧力・抑圧でどんどん自主規制が強まって業界が不健全化していくでしょうからね…(コアマガジン事件を受けて同人を扱うとらのあなが規制を強めたとのこと)。求ム有能な政治家!ですね。