日本会議とか内閣改造とか

日本会議とか内閣改造とかそこら辺をテキトーに。

　安倍政権はナショナリストというよりか、典型的な自国のことしか頭にない政権ですよね。戦略性がない、現状の諸勢力の安定を図っただけ。要約するとただのバカというか何も考えてないというか。諸外国に否定的な特定層を基盤に取り込んだだけで、深い思想的根拠はそこにないですよね。

　日経の調査だと内閣支持率が11ポイント上昇し、60％になったとか。不支持率も10%低下したと。財務大臣とか外務大臣とかなんでもいいんですけど、改革に積極的な政治家が特定の大臣として入閣するならともかく、そういうのがないのに支持率が上昇するってどんな理屈なんですかね？正直異常ですよね。なんでこの政治家が入閣して、この改革が行われる！という見込みなくして支持率上昇するのか…？まさか、片山さつきが入閣しなかったから、支持率が上がった。消極的な意味で安倍さんの判断が評価されたということではあるまいな(笑)。

　まあ、言うまでもなく日本の新聞の調査はいい加減なんであれですけど。

　個人的に最近話題になっている日本会議というのは、流行りに乗って「保守」「愛国」を論じているライトな人と。ガチな人でかなり差があるという印象ですね。個人的には特に、地方議会議員はかなり低俗なヤバイというレベルだと思いますが、国会議員レベルだとあんまり深い意味があるものではないと今のところ見ていますね。

　小林よしのりさんの新聞へ寄稿した記事が回ってきてそれを読みましたが、安倍外交にはリアリズムがないと。輸出主導の大企業に媚びている安倍政権は「保守」ではなく「商魂」だとか。個人的にはそれはちょっと違うと思いますね。「商魂」だったら、消費税増税はしないでしょ。「商魂」がある、経済わかっていればもっと繁栄させる手を打つでしょ。自分達サイドのことしか考えない「我欲」とかじゃないでしょうかね？

　まあ、自分に都合のいい勢力を作り上げる、政治地図を塗り替えるような改革能力がないのでやっぱり、既存力学にただ引きずられる人。要するに「決められない政治家」ですよね。何度も申し上げておりますが、改革をするには新興勢力を支持基盤にしないといけない。ネトウヨ的な人々を基盤にしている彼には無理です。

　そういえば、自分達に反対する意見の持ち主は「左翼」と決めて否定する安倍さんの姿勢というのは、かつての朝日が戦前の日本について少しでも肯定しようものなら「右翼」のレッテルで抹殺しようとしたものと相似してますね。深淵を覗くものは注意しなければならないの格言そのものですなぁ。

　今更反共的な姿勢が出てくるこの現象を、「遅れてきたマッカーシズム」とでもいいましょうかね。まあ70～80年代かな？その頃の左派的な言論が優勢で日陰に追いやられていた反動・ルサンチマンなんでしょうけどね。


　まあ、それはそれとして安倍政権＝ナショナリスト政権みたいな海外報道には決して同意できませんけどね。海外報道というものに一番違和感を抱くのは、そもそも日本のことなんか対して知らんのに、なんかこれまでと違う感じの政権・外交路線だから、とりあえず右翼とかナショナリスト言うとけというセンス。そこに非常に違和感を抱きますよね。

　反安倍政権の人々の怨念というのは、鳩山政権（菅政権でも村山政権でも同じ）が長期政権だったらということを考えてみるとよく分かるだろう、それを考えてご覧なさいというなかなか面白い指摘を見ました。

　これにつけたしですが、第一次安倍政権が結構改革に前向きな政権だった、むしろ自民政権としては好ましいタイプの政権だったという性質のほうが強いんじゃないでしょうか？今の安倍政権への反発って。今や官僚利権に切り込んでいこうなんて姿勢どこにもないですしね。かつての味方が今や敵ですから、いわば「裏切り者」ですから。

　ポストだっけか？安倍パパ、晋太郎は外務大臣・農林大臣・通商大臣など経験して、政治力があった。官僚とまともに話ができるので、官僚もブリーフィングに緊張したけど、今の内閣にはそれがまるでないって書いたの。そもそも今の安倍さんからして大臣経験乏しいですから、政治力あるわけないですよね。

　まあそういう意味で、鳩山さんと安倍さんってすっごい似てるんですよね。実力ないけど、正しいことやろうとして挫折したって言う点では。鳩山さんは信念曲げなかったけど、政治は所詮結果責任なんでね。不思議なのは二人共どうして基本である実力を身につけようという発想がないのかという事ですかね？

　で、そもそもそういう安倍晋三という改革政権をリークで潰しておきながら、報道が今叩かれている！なんて言っても何の説得力も持たないわけでして。今の新聞叩き、不信＆不振状態はまあ自業自得としか言いようが無いですよね。