てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

上層・下層を結びつける宗教はもう出てこないか?

穴埋め、小ネタ。

 宮崎哲弥いわく、幸福の科学は、都市の高学歴層が多いとか。親が富裕とか、普通に恵まれた環境に生まれ育った人間に、その幸せが正統で永続すると保証する宗教ということで受容されているとか。恵まれない人はそもそも金を持ってないので、そこをターゲットにしてもあまり布教しないと。金を持ってないところを信者にしても意味が無いと割りきっているところがあるのでしょうか?

 そういえば、幸福の科学は保守的というか安保強化を主張する、反中韓みたいな姿勢を示すところがありますが、それも富裕層から構成されているからでしょうかね?富を奪いに来る敵を許さない!みたいな感情の自然な展開なのでしょうか?

 一神教の強みは弱者救済の原理です。それがあるゆえに一神教が世界的な宗教の主流となったわけです。金持ちを信者にして寄付させて、貧しい信者に配って救済する社会福祉機能があるから、信者が増える仕組みになっているわけです。貧者は金という物質的な救済を得て、富者破損系という社会的な信頼・名声という精神的な救済を得るわけですね。

 ―なわけなんですが、今の日本だと上層・下層を結びつけるような宗教が出てこないから、宗教の貧民救済という機能が作用しないんでしょうかねぇ?本来、そういう機能があるからこそ、非課税なはずなのですが…。

 上層・下層の壁を超えて、普遍的な教理のもとで一体感を感じるよりも、同じような階層、自分と同じ価値観を持つ人達で強い連帯を感じたいという心理がより強く働いているということかしら?まあそもそも今当たり前のように信仰持つ時代でもないですけどね。宗教じゃなくて社会運動でもなんでもいいので、そういうのが起こらないと社会は動かないですよね、やはり。

 なんとなく、民主党の今の主流が「社会を代えよう!貧しい物がでないように救い・希望があるようにしよう!」と本気で考えていたというよりは、共産主義にかぶれた金持ちの道楽的傾向が強い。だから民主党政権は失敗した―という主張に通じるものがあるのかもしれません。そんなことをふと思ったのでメモ。金持ちの道楽的というのは今の安倍さんにも言えることかもしれませんけどね。上層・下層両方を兼ね備えているリーダーとか出てくるかしら?橋下さんは下層からのある種成り上がりなので、そんな可能性が少しはあるかもしれませんけど、どうかしら?