てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

電柱をなくす、無電柱化の話

 はるか昔、電柱があることで景色、風景が汚いから電柱をやめて欲しいということを書いた記憶がありますが、今東京五輪の関係で、無電柱化が進められる法案が出されたようですね。これをきっかけに進んでいくといいですね。

 インフラの老朽化もありますし、それを含めて総合的にやって欲しいところです。台風のたびに電柱が傾いた、物が引っ掛かったで電力会社やNTTに連絡しないといけない。樹木の場合は関係する造園業者に、民家が絡むと警察や消防へ…となって手間がかなりかかるとか。

 地中にすれば、このような手間もなくなって対応の面倒・手間という点では効率的になるのでしょうかね。地中インフラの一元化として電気、ガス、水道、通信一括で共同溝に管理する形がベストなのでしょうか。電気や電話がない頃には電柱はなかったという文を見て、ああそういえばそうだわなぁと今更ながら思いました。電話が今や電波を飛ばす形になって電気だけになりましたけど、それでも電柱がなければないで色々また作る必要がありますね。電灯とか。標識がより太くなって代替するんでしょうか?

 電柱がなくなることで景観が良くなる他に、バリアフリーという性質もまたありますね。通学路とか事故の多い所など率先して電柱をなくすことで道路を広げてほしいものですね。狭い道で何故か電柱が歩道に食い込んで立てられている道路とかありますからね、しかも割りと主要な道路で…。ああいうの何とかして欲しいですね。

 日本の常識は世界の非常識。天災があろうがなかろうが無電柱化は今や世界の常識という意見を見かけましたが、世界の場合と違い、日本は地震や台風があるので、その災害でも電柱があるより、はるかに良くなる。安全で効率的という客観的データがほしいところですよね。そも防災の意識から反電柱の流れになっているようですからね。

 ちなみに、地中化すると故障の際にはやはり復旧には時間がかかるようです。ただし地中化した場合は、電柱よりもやはり故障しにくいということですが。水道管の故障で水が出ません!的なトラブルもそんなに聞いたことないですし、それくらいのリスクなんじゃないでしょうか?そんなホイホイ故障で止まってしまうのかな?という気はしますけどね。あと、電力会社民営化の流れも出てくるでしょうし、そこら辺の関係も含めて総合的に判断して欲しいところですけどね。そういや地熱発電とかどうなったんですかねぇ?まあ進んでなさそうですが…。

 ゲリラ豪雨に対してもろかったなんてのも見ましたけど、低地だとそういう問題があるんでしょうかね?共同溝は人間が入ってメンテナンスする。その小さなトンネルを作ることが、電柱よりもコストが高くなるというのは容易に想像できますね。水道やガス、通信など全て共同化した場合、トータルでインフラとしては安くなる可能性もあるとか。これも場所による可能性が大ですけどね。田舎とか狭い立地のところではコストのほうが大きいかもしれませんね。

 フレキの樹脂パイプというのがあって電柱よりもはるかに地震に強い。補修点検用のロボットというのもあるとか。補修にどうやってどんなロボットが作業をするのか気になるところですなぁ。ビックサイトとかの企業の展示会なんかだとそういうのが見られるらしいですけどね、実際に見てみたいですね。

 交通標識、電灯、信号、防犯カメラ、防災無線や街頭宣伝放送等のスピーカー、津波対策の標高表示板、避難場所誘導標識、住所表示、電柱広告、携帯電話基地局、公衆無線LAN、避雷針などが電柱に取り付けられなくなり、別の場所に設置する必要が生まれる―なんてのも言われると確かにそうですね。まあ電柱の数だけ必要な物というわけではありませんが、民家に木を植えてもらい、そこから取り付けることを協力してもらうとか、そういう感じになっていくのでしょうかね?標識が増えて、そこに取り付ける感じになるのでしょうか?まあ社会の風景が変わっていくことになるのは間違いないでしょうね。
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