てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

東京五輪とエロ本

穴埋め小ネタ。

 オリンピックに向けてコンビニのエロ雑誌を撤去しろ、ゾーニングしろという動きがあるが、欧米先進国なら普通にそこらの店でエロ本が当たり前においてある。―というつぶやきを見て思いついたこと。

 確かブラジルワールドカップの時だったか?向こうのエロ本は尻好きが多いからそんな内容が多いというのを聞いたことが有りますね。多分ブラジルとかでもエロ本事情は一緒でしょう。公共の場でエロ雑誌読むなというのはわかりますが、エロ本が手軽に売ってあるという批判は筋違いですよね。

 なぜ海外に向けて日本は「健全な国」PRしなければならないのか?毎日新聞のHentai記事騒動にあったように、日本=変態のイメージがあるから?だからといってエロ本なくしたら変わるということでもないですよね。それにそもそも海外報道のステレオタイプ、日本人=変態みたいなモノを何とかするほうが先ですし。

 向こうだと捕鯨と変態とロボット技術しか日本の話題はないという話を以前紹介しましたが、そもそも日本に興味・関心がないんですよね。中東情勢で私達が目にするのがテロの話とかばっかりだから、イスラム=怖いみたいに思い込むのとおんなじで、まあいちいちどこの国の人間がどんな暮らしをして、どういう常識を持っているなんて詳しい人以外はまず知らないですからね。

 多分、南アフリカワールドカップで現地の売春業が盛んになったとかその一連の対策、延長上にあるものなのでしょう。人身売買につながるとして色々抗議の声が有りましたが、実際はイメージだけでそこまででもなかったようですね。現地に行って、金が余りある層なんていうのはそんなに多くない。家族連れは売春なんかしてられない。そういう要因からそこまで大々的に売春が行われるものでもなかったとか。

 売春は国際的イベントの影響で増えるにせよ、まあそこまで跳ね上がるわけではないみたいですね。とすると単純なエロ本消費のほうが大きいのではないでしょうか?日本にきてコンビニで手軽にエロ雑誌が買えないとなったら、むしろそちらの方に違和感を抱かれるのではないでしょうか?


 逆に考えると。オリンピックで外国の人がエロ本を本国に持ち帰る→話題になる→海外で日本変態!の偏見が報じられる&変な団体が勢いづく→規制派がその声を利用する…。そんな輩が出てこないように、むしろいいことかもしれないですね。オリンピック期間中はエロいものを出さないという無言の抗議も時に必要じゃないかと思います。

 エロ業界はオリンピック期間中に、抗議の意味で出版自粛したらどうでしょうか?これ結構いいアイデアだと思うんですけどね。コンビニとかから急に消える。アダルトショップがその期間中一斉休業する。そうすればメディアも自ずと取り上げるでしょうしね。表現規制の圧力がいかに危険かというPRにもなるし、海外の人も「なんで?」と注目してくれる可能性ありますし。黒人が金メダル取って抗議の代わりに腕を上げたように自粛抗議は良い案かもしれません。

 一定期間エロいものが日本全国から姿を消す。普段あるものが急になくなると寂しくなる。結果オリンピックが終わって購入量がいつもより増える―とか、そんな効果があるかどうか興味深いのでぜひやって欲しいですねw

 ―とまあ穴埋めにそんなどうでもいい戯言を。※くだらない話なのでもってくる必要もなかったのですが、今のコンビニのエロ本撤去の流れを受けてこんなことを書いていたのを一応残したほうが良いかなと思いました。対海外世論で自粛というのはいいアイディアですが、現今の世論というか世の中の流れを見ると、悪いもの・汚いものは排除して構わないというある種ピューリタニズム的な潔癖主義が蔓延しているので一度の自粛でも、それに付け込まれて規制派が勢いづいて、この機会に全部撤去せよ!となってしまうんでしょうね…。まあ、組織的対策・業界としてきちんとした大作をしないと今後も危ないんでしょうね…。エロ業界の逆風は変わらないということですね。