てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

映画はキャラクタービジネス&エヴァ

 アベンジャーズの興行収入が約1億5千万なのに対し、キャラクタービジネスが4兆円という話を聞きました。キャラクタービジネスが大きいので、スターウォーズジョージ・ルーカスもそっちの権利だけで、興行収入は手放したと。映画はキャラビジネスであり、そのための2時間のCMだとか。

 しかしそれが映画の魅力を落としていないですかね?キャラクタービジネスの市場の広さというのは、世間に氾濫するキャラ商品で一目瞭然です。ぴょん吉の作者がパチンコやCM、キャラクタービジネスで収入が入ることで子供を大学に活かせることが出来たなんて話がありましたしね。

 逆に言うと、はじめからキャラクタービジネスありきで映画が作られていないでしょうか?興行収入一億!とか良く大々的に数字が出てきますけど、キャラクタービジネスはその比ではない。映画として面白いものを作るよりも、はじめから魅力的なキャラクターをPR出来ればいいと割り切られて作られてはいないでしょうか?

 そんな話を聞いたとき、なんでエヴァンゲリオンってこんなに長くいつまでもやってるんだろ?という疑問の答えになるのかな?と思いました。エヴァンゲリオンのキャラクターの知名度を考えると、そのキャラクタービジネスの市場・売上は計り知れないでしょうからね。

 10年以上もだらだらやられたら、いつ終わるんだよ…とイラッとする。長期連載の中だるみに批判的な己ですから、映画の長編・未完結も同じように憤り、不快感があるわけですね。熱心なファン以外、内容忘れてしまって待ちに待った続きを見よう!なんて思わないでしょうしね。

 新作映画を見るために、古参がもう一度DVD見なおす≒もう一度カネを使わせるとか、成長した当時の子供が興味を持って見るとか、新規参入の開拓を狙うのか?そこまで新規ファン開拓が一定数あるのか?などと疑問でしたが、映画はキャラクタービジネスのPRと割り切れれば十分理解できる。

 エヴァンゲリオンという作品は一度伏線、大きな謎みたいなものを映画で回収した、チャンチャンで終わるのがまだ続いている。ただでさえよくわからない話なのに続編をやるのはこのためですかね。ハルマゲドンが起こって、神の国がやってくるみたいなのはキリスト教的価値観わからないと理解できないと思いますけどね。

 当然、エヴァQも見ていないし、知らないんですけど、噂はよく聞きました。エヴァンゲリオンって、性的なPRがすごいですよね。エロスを前面に出してくる。本来描かれないキャラクターの性的な側面をむしろメインとして描いてくる。特にモラルに反するような、本来あってはいけないエロスを描きますよね。そして「投企性」、よくわからない状況に放り込まれるというのがテーマですよね。

 自分がどうして今生きているのか、何をしているのかよくわからない。生きている意味・必然性を問う意味で、いきなり訳の分からない世界観に放り込まれて模索するというのはカフカがよくやった手法なんですけど、そこら辺が現代人にウケると見込んでやっているのでしょうかね?

 まあ、個人的にあんまり食いついていないのでエヴァンゲリオンについてそんなに語れないんですけどね。そんなことをふと思いついたのでメモ程度に(いっつもメモだけど(^ ^;))。