てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

自衛隊の組織腐敗とかPTSDとか…

 時間がないので短いネタを一つ。集団的自衛権行使云々の流れの中で、自衛隊PTSDが話題になったので、それに関連した話です。

 海外派遣の自衛官54人自殺 インド洋、イラクで活動 www.sankei.com/politics/news/
 後方支援・補給任務を主にしている自衛隊でどうして自殺があるんだろう?特にPTSD(戦地でのトラウマで日常生活が送れなくなる、果ては自殺に至る問題)なんかだって、よっぽど最前線でドンパチでもしていない限り、テロに毎日のように脅かされない限り、そうそうは起こらないだろう。陸自イラクやアフガンで駐留したときに、そんな危険なところで治安維持任務に取り組んでいたっけ?と疑問に感じました。

 すると海自の方が自殺者が多い。海自なら海賊鎮圧があるとしても、まず危険な任務でPTSDになる可能性は低い(給油活動で命がけになる危険な任務とかあるかもしれませんけどね)。なんで海自のほうが自殺者が多いんだろう?って思いましたが、これPTSDじゃなくていじめが原因ですよね…。ググったら海自いじめの事件がいくつかヒットしました。まず軍事オンブズマン制度を導入して、いじめのような陰湿な犯罪を防ぐことをすべきではないでしょうか?

 海自、いじめ自殺告発者の懲戒検討 文書持ち出し問題視www.asahi.com/articles/TKY20
 んで、実際にいじめで自殺した事件があり、それを告発した人が懲戒処分にあったと!!!組織を正しい方向に戻そうと内部告発をしたら懲戒処分されるって、見事なまでに腐ってますね。典型的な腐朽官僚制ですね。こういう組織腐敗を何とかしないと自衛官も安心して長期任務に就けないでしょう。たまに、実際に戦争になったら自衛官を辞める!なんていう非常識な意見を聞きますが、本当は戦争のような長期任務に携わったら、とてもじゃないがまともに過ごせない・生きていけないという内部問題があるのでは…?敵の弾にあたって死ぬならともかく背後から打たれて死ぬのはまっぴらだという問題に近いんじゃないでしょうかね…。

 情報公開制度が完備されない、その問題がこんなところにも害悪をもたらしているとはね…。情報公開制度をやったり、軍隊の陰湿な犯罪が起こらないようにして、末端の兵士を守る制度を作っていれば今頃どれほど感謝されたんでしょうかね…。民主党政権時代にやれていれば…。

 佐藤さんが一般人の自殺率が四〇人に一人くらいで、自衛官が三十三人に一人くらいで、自衛官のほうが低いからセーフみたいな頓珍漢なこと言ってましたけど、異常に自殺率が高い&実際の数字が怪しいものと比較して少ないからヘーキヘーキなんて意見が通じると思ってるとしたら、ちょっとセンスを疑わざるをえないですね。

 自衛官は犯罪を犯してもなかなか起訴しにくい、もし起訴でもして立証できなかったら、警察VS自衛隊ということになってしまう。だからよっぽどの証拠でもない限りはやらない。故に自衛隊員は結構な犯罪を実はしていて、それが見過ごされているだけなんだ。―というそんな話も聞きましたが、実際どうなんでしょうかね?

 米兵犯罪許すまじ!でしたが、自衛隊でもそういう犯罪が多いというのなら、そういう問題にもメスを入れないといけませんね。というか公職についている人間の犯罪が裁かれにくいなんていう構造がある事自体恥ずかしいですけどね…。