てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

反戦デモ、支持団体の明確化を

 野球ネタ書こうと思いましたが、身体論的なネタを書いて、野球書いて、趣味丸出しにするのもアレなんで政治ネタを挟んどこうかなと。SEALsという団体、反戦デモの話です。


 SEALDsという新しい若者中心の運動・団体があるとか。彼らが最近の反戦デモの主体となっているのでしょうか?よくわかりませんが、まあ既存政治団体に吸収されずに、新しいものを生み出してほしいところですね。


 ところが、この
SEALDsという団体は共産党・民青の指導を受けているとか。こういう既存団体の反戦デモという性格を抜けないのであれば、間違いなく一過性のものになって、あるいはカルト化みたいなことになって、既存政治団体に吸収されて終わるでしょうね。

 「○○を守れ!」という守れ運動は基本的には駄目。守れという主張は既得権の維持でしかないから―というのを見て、そのとおりだと思いました。「Aを守れ!」も「Bを取り戻せ!」というのも、本質的には同じスローガンだと思います。良い未来、良い制度をこれから作り出そう!じゃなくて、過去にあった古いものを美化して、しがみつこうとしているように見えますから。後ろ向きなスローガンで大衆を惹きつけることはできないでしょうね。


 そして、札幌のデモに参加した若者が公安に写真を撮られていたという話を聞いて思ったのですが、SEALDsという団体が共産・民青系統であるにしても、デモを行うことで公安からマークされたりする、あまつさえ将来の就職に差し支えが出るようなことは、デモの権利を侵害することと同義なので、あるべきことではないと思います。
無論、あまりこういったたぐいの戦争反対系のデモには賛同できないのですが、それはそれとしてね。

 共産党ポツダム宣言で政府批判をするのなら、同じく過去の中・ソなどの共産圏の非道行為について総括・歴史認識を反省すべきでしょう。その上で今でも危険、マークされる必要があるかないかをハッキリさせておくべきだと思います。今の子はそんなこと知らずにデモに参加する可能性が高いでしょう。無知の善意で行動して、その上何らかの不利益を被るということは許されるべきではないでしょう。

 ハッキリさせた上で共産系のデモに参加してマークされるのなら、それはもう完全に自分の意志なので問題ないかと思います。事前にデモの性質をハッキリさせておく、その上で取り締まるなら取り締まるとフェアにしておいた方がいいかと思いますね。

 なんでこんなことをいちいち言うかというと、デモが普通の人の権利とみなされてないからですね。「特殊な人々が行う無価値&無意味な行為」という位置づけでしょ、今の日本社会においてのデモって。民主主義を生き返らせるなら、まさにデモを普通の人達のものに「取り戻す」必要性があると思いますからね。