デモと学者、山口さんの話 ルール・マナーなき学者の言論活動…
国際法学者は賛成が多い云々という発言があり、同志社大学学長の村田さんが持論を展開するという話になったようですね。まあそれはともかく、今の憲法学者の状況を見て、国際法の学者は巻き込まないでくれ感でいっぱいになっていると思います(笑)。
しかし、村田さんはアメリカ外交専門の人ですよね?国際法云々で連れてこられる代表者としてはどうなのでしょうか?憲法VS国際法、憲法の優位性を覆すために、上位の存在として国際法を持ち出したかったということだけなんでしょうかね?
山口さんみたいに、反対を唱えない者は政治学者ではない!なんていう事を言ってしまう人がいる限り、学者はツイッターとかFBで自由に意見を表明して、建設的な議論をするなんてことは夢のまた夢なんだろうなという気がしましたね。
まあこのまえ、山口さんについては「?」ということをチラッと書いたわけですが、玉井さんという方のアジ演説に給料を払うために大学は教授を雇っているのではないというツイートについて噛み付いていました。
いわく、この人は法学部でも政治学を勉強していないから、政治の初歩がわかっていないのだと。ツイッターで自分の支持が増えない、理解されないことについて憤ることは構わないと思いますが、極力個人への言及は避けるべきでしょう。こういうのを見ると、なんだか敵を無駄に作って自滅するというのが、橋下さん然り、昨今のブームなのかな?と思わざるをえないですねぇ…。
まあ、前から変な理屈を用いて菅直人さんを擁護していた人ですからねぇ…。己に言わせれば、安倍晋三も菅直人も立憲政治を蹂躙する危険な政治家でしかないですから。その一方を否定し、一方を擁護するというわけのわからない人ですもんねぇ…。
人を呪わば穴二つ。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている―ですかね。まあいくらなんでも大学が強制的な手段を用いて、氏を排除すれば角が立つので、なんらかの名目でやんわり「目立たなくさせる」人事を行うような気がしますがどうなるでしょうか?大学行政について詳しいわけではないので本当思いつきなんですけどね。
そして降格人事など、法政大学から排除されるような処分を受けた場合は、権力に逆らったから排除された!とこじれる未来が見える気がしますね…。*1
政治に参加することは、政治意識が薄い日本の社会状況を見ると基本的に歓迎すべきこと。この運動について納得出来ないから、冷笑を浴びせるというのは少し違う気がします。そう言いたくなるのはわかりますけどね。論理がおかしいことの指摘のみで、運動の自由についてまで踏み込むのはちょっと違うかなと思いますね。むしろ、安保法案賛成!と国会周辺で対向デモやるほうが健全な気もしますね。
そうそう菅直人さんといえば、山口さんは彼のブレーンをやっていて、その時は自分の思うような政治が実現される!いい改革が行われる!という希望が当時の山口さんにはあったわけですよね。
しかし、今の政治状況を見ればそういうことはもうありえない。まず実現する見込みが無いという状況です。そういう状況の中、ブチッ!と切れてしまったという要素があるのでしょうかね?
まあ山口さんに興味がある人がそんなにいるわけでもないのでしょうけど、一応前フリとしてまとめておきました。今の「戦争法案」デモについて、今後どうなるかわからないために、あまり否定的な評価をしたくはないのですけど、集まっている人、肯定的な評価をしている人を見ると、うーんなんだかなぁという思いがありますねぇ。まあ今回のデモについては評価するところもあるのでね、そのうちそんな話でも書きたいと思います。
*1:※気になってググったら、まだ法政大学の教授で大学と揉めて首とかにはなってないみたいですね。法政大学の学長田中さんという人を見ると、この人も左側の人みたいでその辺りのラインで大丈夫ということなんでしょうかね。