てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。基本長いので長文が無理な方はお気をつけを

安保法案を巡って起こった反安倍政権の声(ただし的外れな反発…)


 同志社大の教員と学生 安保法案賛同の学長追及 = 長周新聞  www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/anpoho
 改憲すべきという立場だから、村田氏の主張に賛同出来ないのだけど、この同志社大の批判は筋違いでしょう。学長だからこそ、世間が反対に回っている時に持論を展開して、世論とは逆の意見を表明すること自体は、いいことだと思います。そもそもそういう意見の持ち主がまずいというのならなんで学長に選出したのでしょうか?学内政治の権力闘争なんでしょうかね?

 学問は権力の下僕ではない。学問、知性を押しつぶそうとする圧力に沈黙を強いられてきた―とありますが、人文科学なんかなくしちゃえよ!という前フリが効いているということですかね?憲法云々以前に、こういう流れがあったから、大学サイドも我慢ならぬ!!と頭にきているということでしょうか?

 中国からの留学生&中国への留学生がたくさんいるのに配慮がない!って、基地作って、現状秩序に圧力かけているのは中国ですからねぇ…。おんなじことを中国政府にも注文つけないとバランスが取れないのでは?安倍の違憲問題は、中国の軍拡問題でもあるんですからねぇ。

 最後の中国留学生のコメント見て&『日中関係史(有斐閣)』読んでて思うんですけど、中国は「日本の一部の軍国主義」っていうロジックで日本の内政事情を未だに解釈する風潮がありますからね…。「軍国主義者」が日中関係を悪化させているという、相手にのみ原因を求めるものの見方はなんとかならんものか…。

 強行採決への非難。また安保法制が「違憲だから」けしからんということではなく、集団的自衛権を認めるなんてけしからん、憲法改正すべきではないという政治的判断が含まれている故に今の大学の反対声明には賛同できない―という意見を見ましたが、誠にそのとおりだと思いましたね。

 まさか、安保法案で「大学」VS「安倍政権」という違った力学・構造が誕生して来るとは思いませんでしたね。闘いは更なるステージへ突入する…!(煽りPV)。勝ち戦だと見て、大学サイドがこの機会に「大学・学問の力を思い知らせてやる!」という形になるのでせうか?マスコミに思い知らせてやる!といった例の珍発言のカウンターのような形で。

 嶋的に言うと「見せましょう!学問の底力を!」って感じになるのですかね?ちなみに「安全保障関連法案に反対する学者の会」のHP には各大学の取り組みへのリンクが貼られているようです。チェックはしていませんが、気になる方がいればどうぞ。