武藤議員の失言よりも参院改革の失言を

時間がなくなったので短いネタで。

　武藤貴也という若手議員が、デモで戦争に行きたくないという主張は自己本位のわがままである！みたいなツイートをして叩かれていましたね。まあ、きっと大国としての責務を果たさなくてはならないということが言いたいんだろうなぁ、という感じで言いたいことは推測できました。

　そういうことが言いたいと思うのですけど、国際社会で日本が責任を果たすべきであり、その責任を放棄するような言動は無責任だという主張は己も納得できるものです。しかしデモを行っている個人の主張を、いちいち反戦デモを叩く必要性があったかどうかということについては疑問ですね。

　だって「私は戦争に行きたくない！」なんていう主張で、デモをやっている人がPKOとか集団安全保障体制で派兵される自衛隊と関係があるかと言われれば、まずないですからね。ですから、自分の主張がしたい、「分かっていない人間を叩きたい症候群」の人なんでしょう。そういう手合であるということに問題の本質があると思います。

　今、法案を通すために苦労している、法案を通すためにはどうしたらいいか汗水たらして頑張らないといけない時に、自分の不用意な発言がどういう結果を招くのか？とか、まあそういう配慮ができない人なんでしょう。

　あと、例の思想、なんか変な教育がワガママボーイ・ガールを育てて、結果ダメ人間量産されて、国も社会もダメになったというわけのわからない自民党独特のロジック＝病気がある。それに毒されて、その思想が支持者にウケが良いから、つぶやいてしまえというバランス感覚のなさ。京大の修士らしいですから、ボンボンアホ太郎の系列ではないでしょうから、キッちりそこら辺指導して再生して欲しいですね。

　今の彼の撤回しない！なんていう開き直りに近い姿勢を見ると、教育係が指導していい方向に向かう可能性は小さいんだろうなぁと思わざるをえないですが。

　そうそうだからといって、武藤氏の発言について撤回しろ！とか謝罪せよ！ってのはどうなのかと思いますね。これはもう選挙で裁くことに任せて良いと思いますね。まだ駆け出しのペーペーですよね？過剰反応し過ぎだと思いますね。生意気な若造を過度に叩くのは、良い社会だと思えないですね。


参院選改革「仲間が生き延びるようにした」自民・溝手氏
　自民党の溝手顕正参院議員会長は参院選挙制度改革について、一票の格差の是正より、自民党議員の損得を考慮したと。抜本的な是正も提言せずにこういった発言をしてしまうほうがよっぽど大問題なんですが…。武藤さんよりもこっちを取り上げるべきでしょう。

　安保法案が話題になっている、というかメディアがしている。それ近辺のことばかりとりあげて、こういった大事なことを取り上げずにいるのは大問題ではないでしょうか？磯崎補佐官なんかよりよっぽど辞職すべきだと思いますが。