てくてく とことこ

15/12/18にアメブロから引っ越してきました。書評・時事ネタ(政治・社会問題)で書いていく予定です。左でも右でもなくド真ん中を行く極中主義者です。

スコットランド独立について

 スコットランド独立ネタをいくつか。以前、そんな動きがあるんだという話を紹介しましたが(フォーリン・アフェアーズ・リポート 2012/11&12)、ここまで盛り上がるとは思っていませんでしたねぇ。国連安保理常任理事国及び核保有国という最高のパワーを自ら捨てようとするというつぶやきを見て気づきましたが、スコットランドの独立はP5(国連常任理事国)の地位を放棄するということでもあるんですな。しかし、スコットランドがそのP5の恩恵を受けていないと感じているわけですから、それに左右されることはないでしょうね。むしろ重い責任から解放されるという見方になるのではないでしょうか?

 特殊な例とはいえ、世界を主導する地位・責任を果たせなくなった国がその地位を放棄するとか降りるとかそういうことを考えるいい事例になるのかもしれませんね。スコットランドの独立はP5のパワーの行方にも関わってくる。つまり、中国の台頭以外、米以外の英仏露のパワーは世界的に低下する一方ということで、改めて常任理事国の枠拡大、国連制度改革の問題にもつながってくる話ですよね。今さら気づきましたが。英仏でそれを果たすことが不可能という話に拡大して、EUという地域の枠にまとめられたら面白いですけどね。

 スコットランドの独立は、その後の成否いかんに関わりますが、当然EU内での国家独立を促しますよね。さらには独の周辺国から財政健全・経済好調な独への併合を訴えるケースも想定されるかも?そう考えるとかなり面白いトピックになってるんですね、スコットランドの話は。

 スコットランドで何が起こっているのか――民族とアイデンティティを超えた独立運動/久保山尚 / スコットランドsynodos.jp/international/

面白かった(小並)。ナショナリズムの対抗意識によるものではなく、自分たちの声があまり反映されないこと、経済問題に今回の独立騒動の根はあると。

 スコットランドの独立問題を説明するのに、スコットランドの「北欧」意識というふうに説明するのが一番いいんじゃないかな?と思いました。英は「西欧」方式・路線であり、スコットランドは英が嫌いではないが、独立して「北欧」路線を歩みたいということではなかろうか?

 イラク戦争に、ロンドン暴動のような格差。経済問題をいつまでたっても解決できないことがスコットランドを独立に向かわせる可能性は大きいかもですね。しかしイラク戦争の決断が英を分裂させることになるとしたら、ホント大失敗としか言いようがない外交方針でしたねぇ。

 Sept. 11-12, eight Nordic and Baltic (NB8) foreign ministers will discuss the European security situation in Tallinn. pic.twitter.com/mGqzhOEZik

―というツイートを見て思ったこと。eight Nordic and Baltic(NB8)、この8カ国の中に、スコットランドが独立した場合、加盟してNB9になるのかしら?英の国力は衰えても、露への圧力が強まるというストーリーが描けるのなら面白いんですけどね。

 コラム:スコットランド独立でポンド弱体化は本当か=山本雅文氏 | Reuters jp.reuters.com/article/topNew

スペインがEU加盟を認めない方針、EUもユーロもダメってことは独立後の経済情勢は厳しいか…。これじゃ前つぶやいた「北欧」を目指すスコットランドは厳しいかなと思う所。